小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

アメリカン・コッカーという犬種

2014-03-12 | 犬&猫との暮らし
 カヤは、ゴミ箱からいい匂いのするビニール(お菓子の空き袋とか)を引っ張り出そうとして咎められると、パッと離れて「私、何もしてません」というようにとぼけてクルクル回ったりするし、来客があって玄関で話をしていると部屋から出てくる。話しかければ右に左に首をかしげながら理解しようとしているし、あれでなかなか好奇心があって活発なのだ。

 獣医さんは「血統によるのでしょうが、アメリカン・コッカーはいきなり噛みついてくる個体も多く、私の仲間うちでは要注意犬種だったんですよ」なんておっしゃっていた。私が知る限りでは確かに気が強い子もいたけれど、どの子も快活で明るく、攻撃性が気になる子はいなかった。カヤと接していても、被毛の手入れの面倒さを除けば、家庭犬としていい伴侶に成り得る犬種だと思った。


子犬でも体の割に手足が大きく頼もしい

 鳥猟犬として用いられた歴史が古いことからも、運動性能や主人への忠誠心にも富んだ犬であることが分かる。カヤの後肢の筋肉を触ると、運動をしてこなかった割に太くたくましい。もう8歳くらいだから無理はさせないけど、目が見えたのなら服従訓練を始めて、ボールの持来遊びなどをさせ、存分に駆け回らせてあげるのになあ。もともと猟犬だもの、よく走ると思う。

 「コッカー」という名前だって、ヤマシギ(ウッドコック)猟に最適だということから付けられたのだから、きっと優秀な鳥猟犬種だったのよ。丈夫そうだし、しつけが入って信頼関係が結べたら、ラブたち同様、「人」と「犬」として、ともに暮らす楽しみを分かち合えそうな気がする。

 カヤは調子のいい声をかけるとけっこう乗ってくるので、陽性強化法でぐんぐん伸びるタイプだと思う。ラブと違ってひょいっと抱ける大きさではあるけれど、高齢になって足腰が立たなくなるのは可哀想だから、もう少ししっかりした筋肉をつけてあげたい。外に出ても震えずにいられるように、もう少し暖かくなったら、また少しずつ練習しよう。
 
コメント
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