小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

初対面の人に犬がされたくない触れられ方

2014-03-20 | 犬&猫との暮らし
 ドイツの研究チームが「犬が見ず知らずの人に触られる時、どこを触られるのが不快で、どこなら心地よいのか」という実験をしたそうだ。

 実験に参加したのは種類も年齢もトレーニング歴もさまざまな家庭犬28頭。触り方は次の9パターン。何気なくその9パターンで犬に触り、それぞれの犬の行動(カーミングシグナル)と心拍数の変化を調べたのだそうだ。

・肩をなでる
・胸の脇をなでる
・首の上部をなでる
・犬が床に伏せている状態の間になでる
・前足の片方を持つ
・頭のてっぺんをなでる
・尻尾の付け根部分の背中を軽くかく
・首輪をつかんで持つ
・片方の手でマズルを覆う

 その結果、一番否定的な反応を示した触れ方が、「犬が床に伏せている状態の間になでる」「首輪をつかんで持つ」「片方の手でマズルを覆う」だったという。首輪やマズルをつかまれるのはイヤだろうけど、伏せしている間に触られるのもイヤなのか。とっさに反撃できないからかしら。

 次に不快感を示したのが、「頭のてっぺんをなでる」と「前足の片方を持つ」だったらしい。知らない犬の「前足の片方を持つ」ということはあまりしないだろうけど、頭ならふっとなでてしまいそうだ。でも、犬にとってあれはあまりうれしくないらしい。

 そして、最も肯定的だったのが「肩や胸の脇をなでる」「尾の付け根辺りを軽くかく」ことだったというのだけど、触る方としてはどちらも触りにくい場所だ。初めて会った犬に挨拶するのに、しっぽの付け根辺りなんて、かかないもの。

 要するに、犬は見ず知らずの人からは、あまりベタベタ触られたくないということかもね。初めて会った犬に触りたくなったら、飼い主さんがどんなに怪訝そうな顔をしても、胸の脇とか背中とかしっぽの付け根辺りをすりすりしてみるかな。
コメント
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