東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (4)

2021年07月13日 | 奥羽本線 ごく一部
奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (4)

後三年駅―横手駅 JR営業キロ6.4Km 2021年7月4日(日)

時刻はちょうど12時だ。
この駅で食事休憩としよう。
ディパックの中にはペットボトルの水2本と缶コーヒー、そして昨日のうちに買っておいたパンが入っている。
あいも変わらず特価処分品を買ってしまう貧乏性のわたしである。

食べていると観光客らしき人が入ってきてパネルを見てからパンフレットを持って行った。
歴史好きの人なんだろうなあ、と思っていると、、、さらにもうひとり現われた。
停まった電車からは中年の女性がハイキング姿で降りてきた。

歴史のある土地ということで訪れる人がけっこういるんだろうな。

だが駅前は商店もなく静かなものである。


「黒銀タクシー」という会社。「黒銀」という名がなんともかっこよいではないか。

食事が終わったら歩き出す。





この駅もゴミ箱を置いていないので空容器はディパックにしまう。



歩いていくと「学校道」というバス停があった。



いまは「通学路」と言っているがわたしの子供頃はこのような言い方をしたものだった。
言葉というものは10年も経つとけっこう変わっているものなので表現も意味もがらりと変わることがあるからなあ。

さらにいくと、「ここから運賃が変わります。 羽後交通」のポールが立っていた。



そばの倉庫らしい建物の壁にはバスの時刻表が貼ってあった。







どうやらこれはバス停の標識だったのだが、上の部分が取れてしまったものようだ。
柱の部分だけが残ったんだなぁ。

横手北中学校の脇を通る。



真新しい校舎に広い校庭、横手市は財政が豊かなのかしら。

横手市街へと入っていく。



時刻は午後1時半だ。
まだもう少し歩けるぞ、そうだ横手城へ行ってみよう。

城下町の狭い道を進んでいくと正面に小高い丘が見えてきた。

急な坂道をゆっくりと登っていく。
左手に横手城南高校があった。これも真新しい校舎である。
ブラスバンド部の練習をしているのだろうトランペットなどの音が聞こえる。



ふうふう息を切らせて天守閣に到着。





ここはかなり以前に来たことがある。
1997年にSLの運行があって大曲、横手へビデオカメラを持って撮影に来た時に寄ったはずだ。

北海道でSL最後の運行があると出かけていくなど当時からSLは好きだった。
乗っていると煙で窓は開けられないし、スピードは出ないしと快適とは言えないSL列車だが写真栄えがするんだよね。

お城を背景に記念の写真も撮る。



さっきまでどんよりとした曇り空だったがとうとう雨が降ってきた。

ちかくのレストハウスで雨宿りする。
さいわいすぐに小降りになったので城跡の公園を見て回る。
横手市内が一望できてとて眺めは抜群だ。



白の東側には牛沼という沼があって何人もの釣り人が糸を垂らしていた。



とても風情のあるよい公園である。

さて駅へと行こう。







歩いていくとなんだか見たことのある形の建物があった。



お寺なのだが、、はてこの形は、、、


【↑ 東京築地の本願寺】

数年前に行ったことのある東京の築地にある本願寺の形だった、ここは本願寺派の光専寺という寺院だったのだ。

さらにいくと「馬口労町」というところがあった。



馬喰(ばくろう)は馬の仲買商人とのことだがわたしの子供のころの田舎町にもいたものである。
あのころは「ばくろう」という言葉は「ならず者」と同じ意味だったように思う。

町には馬の競りが行われた馬検場もあったし、その馬検場前の広場では「ばん馬競争」も行われていた。
馬が大きなソリに荷物を載せ坂道を走る姿はかなりの迫力だったものだ。

午後2時20分に横手駅に到着。





今日はスマートウォッチのGPS機能を使って歩いた距離を測っている。
距離は25.6キロメートルになっていた。横手城へ立ち寄ったので5キロほど遠回りとなったのだ。


駅の中は日曜日だから学生の姿もなく駅の中は静かだった。
新型コロナで人との接触はできるだけ避けるようにしているが今日は誰とも会話せずにここまで来た。
きっぷも自販機で買ったので感染のリスクは無いと言えるだろう。

ああ、それにしても会話することも一緒に食事することもままならないという恐ろしい世の中になってしまったものだなあ。
今年いっぱいはこの状態が続くんだろうな、はたして来年は以前の生活に戻れるのだろうか。

午後3時3分発の列車で大曲駅まで戻る。

帰り道の楽しみは温泉である。
秋田方面へ来たら必ずといってよいほど寄るのが田沢湖にほど近い水沢温泉である。



ゆったりと湯につかり疲れを癒してから帰宅したのだった。


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奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (3)

2021年07月11日 | 奥羽本線 ごく一部
奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (3)

飯詰駅―後三年駅 JR営業キロ5.1Km 2021年7月4日(日)

菻沢踏切があった。



読み方がわからず帰宅してから漢字辞典で調べてみると「リン」と読むようだ。(菻 リン キツネアザミ)
だがどうも納得がいかない。
「りんざわ」なのか「りんたく」なのか、もしかして「あざみさわ」なのかわからないなあ。

しばらく歩くと額のかかっていない新しい鳥居があり、その奥には朽ちて原型をとどめていない鳥居が3つもあった。



古くなって壊れた鳥居をそのままにしておくのはなぜなんだろうか。


日曜日のためだろうか交通量はさほど多くない。
ここだけでなく道路幅が広いのは冬の除雪のためだろうな。

おしゃれなカフェがあった。



見た目は普通の民家のようだけど道路から店内が見える。



山小屋風の落ち着いた雰囲気でのんびりできそうなお店だな。
隣に小屋のようなものがあって、みるとハーフパイプが造ってあった。
スケボー好きの若者が集まる店なのだろう。





後三年駅への案内が見えた。



山本踏切からは後三年駅が見えた。



人気のない道を進んでいき後三年駅に到着。







ここは奥羽の清原氏と源義家の戦い「後三年の役」のあったところだ。





ちいさな無人駅の中は後三年の戦いの説明パネル、パンフレットがあった。




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奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (2)

2021年07月09日 | 奥羽本線 ごく一部
奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (2)

大曲駅―飯詰駅 JR営業キロ7.2Km 2021年7月4日(日)

早朝5時に起きだして車で今日の起点の駅である大曲駅へと向かう。



途中「道の駅なかせん」で朝食にする。



午前8時ちょうどに大曲駅に到着だ。
前回この駅に来たのは2015年9月だった、早いものであれから6年経った。



駅東口の駐車場に停めてまずは駅の写真を撮りに行く。

2階コンコースには「駅ピアノ」があった。



幼稚園で使われていたピアノだそうで自由に演奏してくださいとあった。
そして、なんとソファまであるのだ。



たんなる通路だけれどちょっとぜいたくな気分になれる。
こういう取り組みはとてもよいね、物(ピアノ)は無駄にならないしゆったりと落ち着けるし。

西口への階段はなぜか狭い。





前回来たときは広い階段だったのに・・
新たにエスカレーターが設置されてそのぶん狭くなってしまったのだ。



さらに駅正面には巨大な「花火の像」?もあった。
これはでかい! これは実物大なのか、、まさかねえ。





と、きょろきょろしながら駅を見て回り「うーむ、大きな駅に設置が義務づけられている銅像は無いのか?」
もしかして銅像の代わりがあの巨大花火なんだろうか。

よく見ると駅前地下通路の脇の目立たないところに「ゴリラの像」を発見、やはり駅には設置が義務づけられているのである。
しかし、、でもなぜゴリラなのだろうか。





駅を背にして歩き出す。
天候は薄曇りだから日焼けの心配は無いし弱い風があるので汗をかかずに済みそうだ、絶好のウォーキング日和である。
足元のマンホールには「消雪」と書いてある。



積雪の多い土地なので道路や駐車場は地下水を利用した消雪設備があるのだ。



花火の街として全国的に知られているのでマンホールにも花火。







しばらく歩くと「はなび・アム」という施設もあり花火の文化を学べるという。
早朝なのでまだ開館前だった、残念。



進んでいくと「仙岩峠の茶屋」のお店があった。



岩手県と秋田県の県境にある美味しいおでんで有名な食堂の大曲支店なのだ。
早朝ということもありここもまだ開店前だった。

県道13号線沿いには新しいお店が目立つ、どれもモダンなデザインで駐車場が広くとってある。















「GOLDEN FIVE NOODLE」というこのお店は、入り口わきに「自家製麺」の札が出ていなければラーメン店とはわからなかったなあ。
どうみてもおしゃれなカフェバーの風情である。



1時間ほど歩いていくと右手奥に鳥海山が見えてきた。



山にはまだかなりの雪が残っている、わたしの地元の岩手山は完全に雪は消えてしまっているが鳥海山は積雪が多いんだろうな。

奥羽本線との立体交差付近。





通りを外れて田んぼの中の線路わきの道を歩いていく。



人家がぽつぽつ見えてきたら飯詰駅に到着だ。





地方ではごくふつうにみられる地味な駅舎だ。
駅前の公衆電話が階段3段分も高い位置にあるのが積雪の多さを示している。



この駅には出札窓口があり駅員さんがいるのだ。



時刻は10時5分、ここまで約2時間歩いた。

10分ほど休憩する。


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奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (1)

2021年07月08日 | 奥羽本線 ごく一部
奥羽本線を(ちょこっと)歩く旅 (1)

新型コロナウィルスワクチン2回目の接種が終わった。

接種の時、医師から「2回目のほうが副反応が強く出ますよ。」と説明を受けていたのだが、

接種翌日の午後になって急激に熱が上がってきた。
体温計で1時間おきに熱を測ると、12時37.5度、13時38度、14時38.5度、、、
身体がだるくなり起き上がるのもしんどい状態になった。
さすがにつらくなって解熱痛み止め薬(ロキソプロフェン)を服用した。

15時38度、16時37度、17時36.5度と熱は下がっていき身体のだるさも消えていく。
ああ、、やれやれ。

もしかして新型コロナウィルスに感染したらこれよりひどい状態になるのだろうか。
副反応では呼吸は普通にできていたが、感染したら呼吸も満足にできない状態になるのだろうか。
そうだとしたら恐ろしいなあ。

接種したのはファイザー社のワクチンだ。
2回の接種で感染はかなり防げるそうだし重症化するリスクも大きく減るのだそうだ。
だからといって油断はしない。
買い物などでは必ずマスクをするし手のアルコール消毒も必ずするようにしている。

政府は若い人たち、職場での接種を呼び掛けておきながら「ワクチンが不足したので受付中止。」と言っている。
まさかオリンピック用にと別に隠しているんじゃないだろうな、、、と勘ぐりたくなるのはなにがなんでもオリンピックをやるぞと、『オリンピックファースト』で政府が突き進んでいるように見えてしまうからだが。


このコロナ騒ぎだから旅行は出来ない。
健康のためにと週に1、2度のペースで5-10キロほど自宅の近所をぐるぐる歩き回っているのだが、どうも動物園の熊になったような気分である。
ちょっと遠出したいなあ、日帰りで歩けるよさそうなところはないかな・・・と探していたら、見つけたのだ。

秋田県の大曲駅から横手駅間ならJR営業キロで18.7キロメートルだ。
おお!これなら日帰りできて帰りに温泉でゆったりできるではないか。

天気予報とにらめっこで出発日を決めたのだった。
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