東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

円安に思う

2022年09月24日 | つぶやき

日本経済、特に輸出産業の担い手は家電業界、自動車業界だった。

NHKで放送された「電子立国日本の自叙伝」が象徴するように日本の技術力は世界をリードしていくと考えられていた。
光ファイバーケーブルによる通信など革新的な発明がつぎつぎと出てきたのもこのころだ。

だが、それと同時に日本人の特性というべきか「よくない面」も同時に現れるのだ。
「慢心」「うぬぼれ」そして日本のやり方を至上のものとして他へ押し付けようとするのだ。

これは明治政府からの伝統と言ってもよいものだ。
明治政府は武力で徳川幕府を倒し、日清戦争、日露戦争で勝利した。
このことで日本は力で押せばどうにでもなる、ということを学んだのだと思う。

太平洋戦争でいったんどん底まで落ち込んだ日本はあっというまに復活。中国や韓国、東南アジア諸国の発展が遅れているのを尻目に世界の技術大国の仲間入りをしたのだった。

これも日本人を感動させた。やはり日本はすごいのだと思い込んでしまった。
実際あのころの日本の技術力はすごかった、パワーが溢れていた。

東南アジア、中国などへと進出する企業も多くなり現地では日本がとても好意的に受け入れられていると報じられたものだった。
「あの太平洋戦争では負けたが今度は経済で・・・」と思った企業幹部も多かっただろう。

時代は固定電話から携帯電話の時代へと移っていく。
ここでも写メールなど日本の革新的な技術が光っていた。
その中でも特にNTTドコモの「i-モード」は革新的で携帯電話(フィーチャー・フォン)でE-mailが使えるのは感動したものだ。

だが、日本の携帯電話は海外展開に失敗してしまう。
理由は相手国の事情を考えずに押し付けようとしたところにある、とわたしは思っている。
国によって通信方式が違うのだがなぜか日本はNTT方式にこだわった。
まだ経済が十分発達していない国で高額な機器を売ろうとするところにも問題があった。

「日本の製品は高品質、だから高いのは当然だ。」と考えたのだろう。
通信方式はヨーロッパのGSM900がヨーロッパとアジアで使われていたのでアジアの大きなマーケットを逃がしてしまった。
「日本の製品は良いらしいな、でもいまある通信インフラが使えないそうだ、それではだめだな」
という感じだったのではないか。
新規に通信インフラを整備するのがどれほど大変かは楽天モバイルが苦戦していることを見ればよくわかる。

わたしはアジアの国の人たちは日本に対して心の奥底では反感をもっているだろうと思う。
太平洋戦争で日本軍アジアのほぼ全ての国へ、東はビルマ(ミャンマー)まで攻め入ったのだ。
ベトナムだろうがインドネシアだろうが自国内で戦争をされたならよく思うはずがない。
もっとも親日国と思われているタイだが、太平洋戦争開戦当時日本軍はタイへ攻め入りタイ軍と戦闘をしているのだ。


この携帯電話産業の外国への進出失敗が電子立国日本の没落の始まりだっただろう。

完全に読み間違えたのだ。
日本の技術は世界一だからアジア諸国もそれに従うべきだと考えたことが。


「いや、そんなことはない。シャープ、ソニーのエリクソンなどがあるぞ」と思うなら、いま東南アジアを旅してスマホショップを覗いて見るとよい。
2000年代中ごろまであった日本製品は全く姿を消している。
いまは中国製品ばかりが並んでいるが以前は韓国のサムスン、LG製品が中心だった。

あのとき無理にNTT方式を押し付けようとせず、その国の通信方式に合わせた携帯電話を作っていななら今のスマホ市場は日本が握っていたのではないだろうか。
実際はそう単純なことではないだろうが・・つい、そんな風に考えてしまう。

話は違うがインドネシアの高速鉄道建設が中国に決まった時のこと、「インドネシアの裏切り」とか「中国の裏金が・・」というような話が飛び交った。
わたしは政治のことはまったくわからないが、アジアを旅している人がネット上で「どんなに日本製がよくても現地の人に買えなきゃ意味ないじゃん。」というようなことを書いていた。
例えば日本で東京大阪間に超高速鉄道が出来たとして運賃が20万円だったらだれも乗らないだろう?ということだった。
日本の新幹線技術も世界一だからコストを考えれば高くないと思っただろうが、現地の人から見れば時速300Kmでなくていいよ、時速150キロ程度でだれでも乗れる運賃の鉄道を造ってほしいということなのだ。

自国のやり方を押し付けるのは平洋戦争当時の日本軍と政府の考え方そのままである。

そしてそれは今でも変わっていないのだ。

スマホ、家電製品だけではない自動車産業もすでに中国に遅れてしまっている。

資源が無いから技術力で世界に立ち向かう、、はずだったのだが、、
その資源も円安とウクライナ情勢で手に入らないという、このさき日本はどうなるんだろうと考え込んでしまう。

歳をとってしまった今、日本のことよりも自分の心配をしなきゃならないのだが。

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円安が止まらない。

2022年09月23日 | つぶやき
円安が止まらない。

今年3月のレートが1ドル約107円だったのが9月には1ドルが144円~145円となっている。

かなり大雑把に言って半年で日本円の価値は25パーセントも下がってしまったのだ。
当然このことはわたしのようにギリギリの生活をしている貧乏人を直撃する。
ガソリン、灯油(岩手県では冬の暖房は必須)そして食料品の値上げが家計を圧迫している。


政府は「急激な円安は好ましくない」というようないわゆる「口先介入」だけでやり過ごしてしまおうと考えているようだ。
政治家や高級官僚にとっては平民の生活には関心がない。なにしろ「100万円しか給料をもらっていない」と不満を漏らすほどだからな。

「ほおっておきなさい、あと半年もたてば国民どもは忘れてしまうから」
「まずはワシと国民いや全世界にとって一番大事なことは国葬だぞ、なによりも最優先だ。」
「このワシが正当な後継者だということを日本いや全世界に知らしめなければいかん。あの豊臣秀吉も主君織田信長の葬儀を執り行うことで信長の後継者だと世に知らしめてのだからな。」

とか言ってるんじゃないかな。

彼らにとっては国民の生活よりも「いかに票を集めるか」「どれだけ金を集めれるか」だけが関心事なのだ。

マスコミは「円安が庶民の台所を圧迫しています。」と書き立てる。
これだけ困っている人がいるんだから次回の選挙では与党が苦戦するのでは?という見方も新聞などで騒ぎ立てる。

だが、実際に選挙を行うと圧倒的に与党の勝利になるのだ。
野党がだらしないということもあるのだけれど、やはり日本人は一億総与党支持と言えそうな気がする。

そして日本人は「すぐ忘れる」。与党が不正を行ってもいつまでも追求しない。
「野党が政権を取ってもよくなるとは思えなしなあ。」
というのが庶民の本音だろう。

いまアメリカへ旅行をした人たちから円の下落と現地の物価高というダブルパンチで悲鳴が上がっている。
6月の時点での記事ではビッグマックが1200円だとかラーメンが2000円以上するらしい。
アメリカへ取材で行った人がホテルの料金が値上がりしていて、以前35ドルだった宿が200ドルとかになっていて驚いたと書いていた。

わたしがアメリカへ旅行に行った1990年代は1ドルが135円くらいだった。
コーラを飲んで「ああ、これが135円か」と思ったものだ。
すでにあの時代よりも逆行してしまっている。

バブルがはじけて久しいが「成金」の成れの果てということだろうか。

政治が悪いと言うのは簡単だがその政治家を選んだのは国民なのだ。

なんだか太平洋戦争直前の日本みたいだなあ。
外国、特にアメリカからの締め付けで国民に鬱積していたものが一気に噴き出して戦争へと突き進んだあのころに似てはいないかと思ってしまう。

日本円はこれからも下がり続けるだろう。1ドルが150円とか200円とかになるんじゃないか。
いやもっと下がってしまい1ドル360円の時代に逆戻りするかもしれない。
1ドル360円の固定相場は1973年まで続いたが、あのころをもう一度と日本政府が考えていやしまいだろうか。

日本経済のリセットになるかも。

つづく
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東海道本線全線全駅歩き旅 その5 高輪ゲートウェイ駅

2022年09月03日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 その5 高輪ゲートウェイ駅

2022年(R4) 6月4日(土)

東海道本線沿いに歩いたとはいうものの「近江長岡駅」と「膳所駅」に立ち寄るのをうっかり忘れてしまった。

さらに前回2019年春の歩き旅の時点ではまだ開業していなかった駅が2つもあるのだ。
「御厨駅」と「高輪ゲートウェイ駅」は2020年3月の開業だから当時はまだ完成していなかった。

今日は神戸から東京へと移動して「高輪ゲートウェイ駅」に寄ってみることにする。
新幹線に乗れば2時間半後には東京だ。

2時間半って歩き旅なら10Km程度しか進めないぞ。
こうしてみると人間というものはとんでもないものを作り出すんだなあ。

高輪ゲートウェイ駅はなんだか殺風景だ。



外には高層ビルしか見えないし。コンビニはあるけど無人だし。







たしかに最新テクノロジーを投入した最先端の駅ということなんだろうけど、落ち着かないなあ。



わたしのような老人はこんなところへ来てはいけないのかもしれないな。





とりあえず「高輪ゲートウェイ駅」も訪れたということで写真だけ撮って良しとしよう。

残る「近江長岡駅」「膳所駅」「御厨駅」の3つの駅を訪問しないと「東北本線・東海道本線・全線全駅歩き旅」は完結しないのだ。はたして完結できるだろうか。

今まで歩いた鉄道沿線を地図に書き出してみて「ふふ、よく歩いたじゃないか・・」とひとり悦に入っていたのだが、、、



わたしの好きな報道カメラマンで石川文洋さんがいる。



沖縄出身でベトナム戦争、カンボジア内戦、アフガニスタン戦争などの取材をしてきた人だ。

わたしはこの方の著作「日本縦断徒歩の旅 65歳の挑戦」を読んで影響を受けたのだ。
そして先日「80歳 歩いて日本縦断」という本を読んでさらに驚いてしまった。



なんと石川さんは心臓の手術を2回も受けていて心臓にステントが2つも入っているというのだ。
なんという無茶なことを!
だがご本人は全く心配していなかったという、歩いていて不安も感じなかったそうだ。
カメラマンなので撮影機材の入った重さ10キロのディパックを背負って歩いたという。
わたしのように「カメラは重いからスマホで撮ろうかなー」なんて考えもしないのだ。
なにしろプロのカメラマンだからね。
一眼レフカメラとレンズだけでもかなりの重量だろう。
世の中スゴイ人がいるものである。

ちょっと真似できないなあ・・
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東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その4 明石大橋と鉄人28号

2022年09月03日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その4 明石大橋と鉄人28号

2022年(R4) 6月3日(金)

旅の計画を立てていた時は明石大橋を歩いて渡りたいと思っていたのだが、残念ながら歩行者は通れないのだった。
あの橋を近くで見たいので五色塚古墳から坂を下っていく。



線路を超えていくともうそこは海が目の前だ。
日本の海岸にはなんといっても松の木が似合う。







橋の全長が3900メートル以上もあるというからすごい迫力だ。



うーむ、歩いて渡ると1時間もかかるのか。
天気が良すぎてややモヤがかっているが淡路島の大観覧車が見えている。



堤防沿いに歩いていくと釣りを楽しむ人の姿があった。






舞子公園では大勢の家族連れの姿、海の見える公園というのはいいなあ。



下から見上げる橋も迫力があるが、ここまで来たなら上に登ってみたい。



うれしいことにシニア料金の設定がある。





エレベーターから降りて外を見ると、おおすごい!





SF映画でこんな場面を見たことがあったような気がするな。







通路の中ほどにはガラス張りの部分があり真下を見れるのだ。



安全とわかっていても足がすくむ。
下の公園には小学生の遠足の一団。



暑さでへたばっているみたいだな。

橋の見学を終え舞子駅から長田駅まで行く。







こんどは「鉄人28号」を見に行くのだ。



永田駅の前には船の舵輪と子供たちの塔が建っている。





港町らしくていいね。
歩いていくとあちこちに鉄人28号への案内があって迷いようがない、、、、はずだが



うっかりワクチン接種会場へと行きそうになる。





アーケード街を抜けていくと目の前にでーんと立つ28号。





そういえば、、、27号や26号は無かったんだろうか。
いきなり28号になっちゃったのかなあ。
背中には空を飛ぶためのロケットエンジンがあるぞ。



鉄人28号は金田正太郎という少年がリモコンで動かしていたはず、ということは目視できる範囲でしか動かせなかったんだろうな。
子供のころはなんの疑問も抱かずに漫画を読んでいたのだが、鉄人28号や鉄腕アトムの動力や燃料はどうなっていたんだろうか。
まさか乾電池で動くとは思えないしなあ。原子力エンジン?危なそうだな。
背中のロケットだって燃料補給をしなければならないだろうし、機械だから日々のメンテナンスは大切だ、そういう影の努力も紹介してほしかった、、、無理だろうけど(笑)



この日の見学者はわたしひとりだけ。
鉄人28号は動くこともないし歌うわけでもないから一度見たらあとは用がないわけで、地元の人は注目していないようだった。

昼食はラーメンにした。こってりとしたみそ味が腹にしみる。





さて、、、
こんどは地下鉄で新神戸駅まで行く。



地下鉄でも28号を宣伝していた。







宿泊しているホテルは新神戸駅と三ノ宮駅のちょうど中間地点にある。
新神戸駅から歩いてホテルへと戻ろう。



新神戸駅の後ろ側は山だった。
というより山を削って駅を造ったというのが正しいかもしれない。







坂を下りていくと公園に中国風の東屋がある、川のほとりには龍の彫刻と噴水。







中国との交流が深い街なんだな。



そしてバプテスト派の教会もある。このように様々な文化が共存しまじりあうところに文化が育つのだ。





などと言いながら半額弁当で夕食にする。


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東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その3 五色塚古墳見学

2022年09月02日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その3 五色塚古墳見学

2022年(R4) 6月3日(金)

今日も観光の日。

今回の歩き旅は「観光もする」旅ということでちょこちょこと見て回っている。
興味のある古墳をこの目で見るという目的もあるのだ。

今日もみごとな快晴。風もない、観光には最適の日だ。



ホテルから三ノ宮駅までの途中には国際色豊かなレストラン、カフェがたくさんある。
メニューにビンタンビールがあるところをみるとインドネシアレストランだな。





三ノ宮駅から垂水駅まで行く。



まだ朝早いのでアーケード街はしーんと静かだ。



カフェがあった「そうか、ここで朝食にすればよかったな」



つい節約のことだけを考えてスーパーの割引サンドイッチで朝食を済ましてしまったのだった。



すこし行くと「漬物ドック」のポスターがあった。





えーっ! 漬物を挟んだホットドックなのか、漬物は好きなんだけどパンに挟むとは・・
食の文化も神戸から発信ということかぁー。
まあ、パンにあんこをいれて「あんぱん」にしたのは日本人だしなあ。
トルコではパンに鯖を挟んだ「サバサンド」があるというし、、
店が開いていれば“怖いもの見たさ”で食べてみたかったな。

垂水の市場は「垂水廉売市場」という名前、廉売という言葉を見るのは久しぶりだ。



上にある錨のマークがいいな。



駐車場前の街灯は船の舵輪とカモメの形。



ここは海の幸の豊富なところだ。

住宅地を抜けて行き、
五色塚古墳まで来た。



古墳に興味があるのでここもぜひ見たいと思っていたのだ。





快晴の今日は絶好の見学日和だ。
しかも入場無料!
入り口には事務所兼ちいさな資料展示室がある。
上空からの写真を見ると古墳は海岸ぎりぎりのところに造られているのがわかる。



この古墳も長さ194mもあるのだ、確かな土木技術がなければこれだけのものを造れないだろう。





墓の主は特定されていないそうだがこれだけの規模の墓を造るとなると大王クラスに違いないだろうな。
上に立ってみると海峡が一望できる。





この墓の主は明石海峡、瀬戸内海を支配していたんだろうと思える風景だ。



円筒埴輪の数にも圧倒される。よくここまで再現してくれたものだ。









全体が葺石でおおわれているのを再現しているのも素晴らしい。





「雑草がすごくて草刈りが大変なんです、それに大王様の墓になんども登るというのもマズいのでは・・・」
「うーん、そうだなあ。おお、そうだ! 墓全体を石で覆ってしまえば雑草が生えないのでは・・」
「それは良いお考えですな、雨で土が流れてしまうのも防げますし」
「遠くからもよく見えて大王様の権威も高まると思うぞ」

というようなことがあって当初は土を盛っただけだったものが葺石で覆われるようになったのかもしれないな。





古墳からは明石大橋が望める。



古墳のすぐわきを山陽本線が通っている、たぶん古墳の一部が削られたんではないだろうか。

五色塚古墳と隣接して小壺古墳がある。





円墳なので見て面白いというものではない、葺石で覆われていないからほおっておくと雑草に埋もれ、ただの小山にしか見えなくなるだろう。
雑草、木に覆われてしまい忘れ去られた古墳はいったいどれだけの数になるんだろうか。
と、はるか古代に想いを馳せながら見学を終えて明石大橋のほうへと歩き出す。


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東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その2

2022年09月02日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その2

2022年(R4) 6月2日(木)

さて次はどこへ行こうか。

ホテルの裏手は異人館通りになっている。

フロントで聞いてみるとホテルからの近道はなくてぐるりと回っていかなければならないそうだ。
まあ、さほどの距離でもないから行ってみよう。
道幅の狭いかなり急な坂道を登っていく。





歩道のポールがちょっとしゃれている。







そういえば手塚治虫さんの長編漫画「アドルフに告ぐ」は神戸が舞台だったな。



ふうふうい息を切らせながら坂を登っていくと異人館の並ぶ通りに出た。





すいぶんと保存状態が良いなあ。
阪神淡路大震災のあとの復旧作業は大変だったろう。
このような(右側)昔のガラスが割れずによく残ったものだと思う。


















シャーロックホームズの部屋を再現したというのもある。





わたしはシャーロックホームズの小説はすべて読んでいる。見学しようかなと思ったがやめた。





坂を下りていくと洋館を利用したスターバックスがあった。







ちょっと見ていこうかなと入り口で写真を撮っていると店員さんから声をかけられて、そのままコーヒーを注文することになってしまった。
天井が高くて開放感があり、よい雰囲気のカフェだった。









同じスタバでもここなら毎週でも通いたくなるな。







ローソンも北野異人館前店ともなるとちょっとだけ高級感が出ている。



この付近では自動車はベンツ、BMW、ボルボ、ポルシェなど高級外車しか走ってはいけないのだ。
知らずに軽自動車で入ってくると石を投げられるとか、、、嘘だけど。









と、言っても過言ではないほど高級外車だらけだった。















民族衣装の方もいる、ここはセレブの住む街なのだ。













その高級車群を横目で見ながらスーパーでカップ麺とサンドイッチを買って今日の夕食。



ちょっと悲しい(笑)
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東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その1

2022年09月01日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 神戸観光 その1

2022年(R4) 6月2日(木)

雨にも負けず
風にも負けず
冬の寒さにも強い日差しも負けず
欲はあるけど金はなく
毎日スーパーの割引商品を食べ
花粉症にもならず、下痢や腹痛にもならず
日照りの時はだらだら汗を流し
寒さの時はヨロヨロ歩き
脚がデクノボーみたいになっても
なんとかここまで来た


まあ、神戸駅で写真を撮ればあとは用はないわけで(笑)

完歩の祝いは神戸の南京町で中国料理を食べようということだ。



JRで元町まで行き、そこからぶらぶら歩いていく

元町一番街はにぎやかだな。







歩道には神戸市の花、あじさい。



マンホールにはポートタワーなど描きこんである。







南京町も大変な混雑ぶり。











修学旅行の高校生がうじゃうじゃいる。





外国人観光客がほぼゼロでこれだからなあ、外国からの客が増えたら歩くこともままならないのでは?



横浜の中華街は何度か訪れているが、ここ南京町は初めてだ。



なぜかトルコアイス、そしてコロッケ。





修学旅行生のお小遣いで簡単に食べられるメニューがずらりと並んでいる。







一人当たり2000円のお小遣いとして5000人の客が来れば1000万円の売り上げだ。
まさに少額多売、中国人は商売上手。





女子高校生が店の前で列をなしている、女の子は食べるのが大好きだから良いターゲットになる。
スイーツの店は特に人気のようだ。







この店は看板に「正真正銘100%神戸牛」と書いている。



ということは、、偽物も多いということだな。
素人には神戸牛かどうかわかりゃしないからね。
この牛がラインダンスをしているのが100%神戸牛の記しということか。



さてどこで食べようか、どの店も同じように見えてしまう。

適当に選んで入店しメニューもよく見ずにセット料理を注文する。



普段は酒を飲まないが「打ち上げだ、記念だ」と口実をつけてビールも注文した。









で、、、味のほうはどうだったかというと、、ビールが、ビールがうまかった。





かなり以前のことだが仕事中に学生アルバイトと雑談をしていたときのこと、
学生に「これからは中国の時代だ、中国語を学習したほうがいいぞ」と話したことがある。
その頃の中国はまだ文化大革命の残滓を引きずっているようなところがあり“発展途上”と思われていた。
わたしは中国に偏見を持つものではない。だが一党独裁という政治体制は嫌いだ。
でも当時から中国のパワーは感じていた、「中国は経済大国になるだろう」と。
その予感は4半世紀経って現実になってしまった。
あのとき学生に言ったことを自分自身が実行していたならとチト悔やまれる。
まあ、怠け者のわたしだから中国語も身につかなかっただろうと思うのだが、、



食べ終えて外へ出ると、、暑い。







小学生の一団もいる、遠足なのかな。





元町のアーケードには阪神タイガースの自販機があった。





タイガースファンならこの自販機で買ってしまうだろうな。





さて次はどこへ行こうか。



三ノ宮駅までぶらぶら歩く。



三宮駅前には岩とステンレスの組み合わせの作品があった。



バス停には「次は、やきもち地蔵」と書いてある。



「やきもち地蔵」という名前は面白いな。
調べてみたら嫉妬心の「やきもち」ではなく「焼き餅」のほうだった、なーんだ。
彫刻のある道を歩いていったんホテルへと戻る。



部屋のドアには新しいタオルの入ったビニール袋が下げてあった。
このホテルも毎日の清掃は無い、使ったタオルは袋に入れて部屋の前に置くのがキマリだ。
宿泊料金を抑えるためには客のほうもどこかで我慢をしなければならないのだ。
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東海道本線全線全駅歩き旅 続編(97) 元町駅 ―> 神戸駅

2022年09月01日 | 東海道本線 京都駅から神戸駅
東海道本線全線全駅歩き旅 続編(97)

2022年(R4) 6月2日(木) 元町駅 ―> 神戸駅 JR営業キロ1.7Km

東海道本線最後の行程、神戸駅へと歩いていく。



太陽が照り付けて歩道には影がくっきり。



ちょっとさびれた感じの高架下商店街を横目に見ながら歩いていくと、



かっこいいおじいさんがいた。



わたしより少し年上だろうか。
杖を突いているから少し足が弱っているのかもしれない。
高級なファッションを着ているんではないと思うのだが、見とれてしまった。

ファッションは文化だからなあ。
平安、飛鳥の時代の人たちは中国のファッション、文化をかっこいいと思ったから取り入れたはずだし。
昭和の時代ではフランス・パリのファッションやイタリア・ミラノのファッションを真似したりだった。
生活様式もそれに合わせて変わってきたのだ。
神戸や横浜は外国の文化が入ってくる窓口だから着るもの、食事、生活様式も大きく外国の影響を受けているはず、そこから日本中に新たな文化として広まっていったといえるだろう。

わたしもこのおじいさんのファッションを真似しようっと。





変わった形の建物があったのでズームしてみると、



本願寺神戸別院だった。





塔の上部分はミャンマーの寺院に似ているな。



鉄道の高架下は長―い商店街だったようだ。





今は廃墟と化しているみたいだが、夜には居酒屋とかが開くのかな。





道路の向こうに「農業高校レストラン」という看板が見えた。



ほぉー、農業高校の畑で採れた野菜などを食材にしているのかな、、
と、、見ると「居酒屋」と書いてあるではないか。



え? 居酒屋で農業高校、、、、はてな?
つい、農業高校の女子生徒がお酒をお酌してくれるレストランかと思ってしまう。

「まあ、お客さんもうビールの追加どうですか?」
「おお、ありがとう、キミも一杯どうかね」
「でも、わたしこのあと授業があるんです」
「そう言わずに一杯だけでも付き合いなさいよー」

とか、あるんだろうか。
アホなことを考えながらも無事に、、



神戸駅に到着だ。





時刻はちょうど12時だ。



シックな神戸駅の時計をバックに記念写真を撮る。



2010年に歩き始めてから東北本線、東海道本線を歩きとおした。

ボケで駅を2つすっとばしたのが悔やまれるが、それは別の機会に行くことにしよう。





神戸駅は大きな駅ではないけれど歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気。







ガラスのピラミッドもあるぞ、ここはルーブル美術館か?







そして忘れてはならない「戦災復興」の記念碑も。







さらになぜかぐるぐる回っている芸術作品、わたしには理解できないけど。





郵便ポストの色が駅舎に合わせてあるのはいいね。





駅舎の中もまるで美術館のような美しさだ。









いいねえ神戸駅、とても気に入りました。
と、、アンパンマンがいた。





地図を見るとここからアンパンマンミュージアムまで500mほどだった。
駅前のベンチに腰掛けて足を見ると、
くっきりと日焼けの跡、ずーっと短パンで歩いていたからなあ。



さて昼食は南京町で食べることにしよう。
その前にキロポストの撮影だ。







お、じつに分かりやすい。
東京から589キロ340メートル。
そしてここから山陽本線が始まるのだ。


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