東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

白内障手術体験記 (2)

2021年05月31日 | 健康
白内障手術体験記 【続き】

診察のあと看護師さんから簡単なヒアリングと手術までの説明があった。

アレルギーや過去の病気などについて聞かれる。
ちょっと問題なのが持病の『前立腺肥大症』である。
この病気に使われる薬は白内障手術の妨げになるそうだ。
現在はこの前立腺肥大症と逆流性食道炎の治療が継続中で薬を飲み続けている。
看護師さんは「いまかかっている泌尿器科と内科へ問い合わせをしますので。」とのこと。

なんとも情けない話だが『加齢によるもの』の病気は人並みに?経験している。
前立腺肥大症の診察でも、以前に手術した鼠経ヘルニアでも医師からは「加齢によるものですね」と言われたものだった。
金属疲労といって機械でも古くなればあちこちに不具合がでてくるのは仕方ないことだ、生身の人間であるわたしにも疲労もゴミも溜まっているのだろう。

カメラのレンズなら外してクリーニング出来るけど人間の目はそうはいかない。

2021年3月末のニュースで中国のITメーカー、シャオミが液体レンズのカメラを採用したスマートフォンを発売すると知った。
人間の目と同様にレンズの厚さを変化させて近距離から無限大までピントを合わせるのだそうだ。





これは革命的である。
アイデアとしてはかなり以前からあったのだろうが実用化するとなると大変だ。
液体を入れた柔らかなレンズ状の袋を均一に厚くしたり薄くしたりするんだろうな。

これが人間の目に応用できるようになるのは何年後のことだろう、実用化されたら白内障も近眼も老眼の人も眼鏡なしで暮らせるようになるのかなあ。


手術は2か月半後に決まった、最初は左目それから2週間後に右目になる。
いずれも日帰り手術とのことだった。

手術3週間前に検査と説明があった。

待合室にいるお年寄りの女性が別の女性に「大丈夫ですよ、痛くなかったですよ」と話しているのが聞こえてきた。
これから手術を受ける人に体験を話しているところだった。
技術面で確立している手術とはいえ100パーセント成功というのは無いわけで誰でも心配になるのだ。
心配性のわたしはインターネット検索をしたりYouTubeで解説動画を見て参考にした。

医師が手術についての説明と手術後の注意点など説明しているビデオを見せられる。
検査のための採血もあったしドライアイの症状もあるので涙の流れ具合の検査もあった。

検査の結果は問題なしということであとは手術日を待つだけになった。
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白内障手術体験記 (1)

2021年05月30日 | 健康
白内障手術体験記

2021年3月

白内障とわかるまで。

わたしは運転免許の更新前に必ず眼科で診察を受けるようにしている。

もともとドライアイの症状もあるのでそれの診察も兼ねて病院へ行くようにしているのだ。

医師の診断のもと処方箋をもとに新しいメガネを購入するのが運転免許更新前のわたしの恒例の行事になっているのだ。

今年(2021年)、運転免許更新まであと数か月ということで眼科へと向かった。

盛岡市内にあるこの眼科へはもう40年以上も通っている。
この眼科だけでなく耳鼻科、歯科はいずれも40年以上も同じクリニックへ通っている。
みなドクターは二代目になってしまったがどちらも患者の声をよく聞いてくれるので安心して通えるのだ。

そういえば歯科のドクターは院長が息子さんになっていたっけな。
初めて会ったとき「開院当初からの方ですよね? ぼくがまだ赤ん坊のころから来てくれてたんですねえ。」と言われたものだった。

ずーっと同じクリニックへ通っているとカルテも10センチほどの厚さになっているのだった。

さて眼科で診察を受けてみると、、
いつもと違う検査も受けさせられた。「んん・・? なにか異常があったのかな」

医師がモニターを見せながら説明してくれたところによると、
「白内障ですね、加齢によるものでしょう。」
「え?白内障!」



人生には予想していないことが度々起こる。
まさか自分が白内障になっていたなんて考えもしなかった。自覚症状はまったく無かったのだ。

たしかに1年ほど前から左の視力が弱ってきているのは自覚していた、以前は読めた遠くの看板などがピントが合わない状態になってきていたのだ。

YouTubeで映像の解像度を1080Pから480Pに落としたような見え方になってきてはいたのだが。


「モニターを見てください、白く濁っているのがわかりますね。左目はすぐ手術したほうが良いですが右目も濁りが出てきています、両目とも手術したほうがよいでしょう。」とのお話であった。

帰宅後に目の写真を撮って見たがはっきりとした濁りは見えていない、たぶんまだ初期段階なのだろう。



白内障は薬では治らないし放置しておくと失明する可能性が高いそうだ。
なによりこのままでは運転免許の更新ができないだろう。
白内障の手術は技術面では確定しており安全性は大丈夫とのことだ。

ほかに選択肢がないし、わたしは手術で治るものは迷わず手術する方針の人間だ。
「それでは両目とも手術してください」と即座に答えてしまった。

【続く】
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