2016年5月18日
金ピカのたつこ姫の像を見ながらお土産屋さんの前のベンチで一休み。
そこへドッ、ドッ、ドッ、ドッと大きな音を響かせて観光船がやって来た。
なぜかあの音は暑苦しく感じる。
15分ほど休んで元気を取り戻したところで出発だ。
あまり休憩が長いと足が「もう動きたくない」とストライキを起こしそうになるので休憩は短めにしているのだ。
うれしいことに私の両足はまだ元気である。
走ったりジャンプしたりはできないが歩くだけなら十分に機能してくれている。
土産物屋の裏手は山になっている。道路わきに「展望台」の案内があった。
どうやら山の上に展望台があるらしい、ここは何度も来ているが展望台があるとは知らなかった。
寄り道になるが登ってみよう。
途中つつじの写真を撮ったりしながら急な坂道を息を切らせながらゆっくりと登る。
平地を歩くのとは違い足に負担がかかる、膝ががくがくしてきた。
やっと頂上らしきところにたどり着いたが展望台らしきものは見当たらないし、木が邪魔で湖が見えない。
小屋のようなものがあったがこれはキャンプのための炊事場みたいだった。
さらに歩いていくと駐車場と貸別荘が現れた。
「かたまえ山森林公園」のレジャー施設に出てしまったのだ。
どこに展望台があるのかわからないまま山の反対側へと降りていく。
たつこ姫の像の場所から山をひとつ超えてしまったのだった。
そこには産直施設があり、その脇に澄んだ色の川が流れていた。
山のすそ野をぐるりと回ってたつこ姫の像前まで戻る。
マンホールがあれば写真を撮る。
そしてたつこ姫の像前から湖のふちに沿って歩く。
日差しは強いが風が出てきて気持ちがよい。今朝は鏡のように穏やかだっだ水面が風で波が出てきている。
道路のそばに「名水わき水」というのを発見。
ちゃんとコップまで用意してある、喉が渇いていたので飲んでみると甘みを感じるおいしい水だった。
途中から水辺に散策のための歩道が整備されている部分もあった。
いよいよゴールが近づいてきた。
おおきな松の木が“松葉づえ”で支えられている。人間も木も歳をとれば杖が必要になるんだなあ。
今日は人影のないこの砂浜も夏休みの時期は大勢の親子連れで賑わうのだ。
田沢湖の伝説の案内板があった。
読んでみると、辰子という美しい女性が若さと美貌を保ちたいと願い、神から清い潟の水を飲めば成就すると告げられて飲んだが龍に姿を変えられて湖の主になってしまった・・・・というお話なのだった。
うーん、ハッピーエンドじゃないなあ。
美しさ若さを欲張ったばかりにバチが当たったということなんだろうか。
今日は約20キロメートルを5時間ほどで歩いたがこれが自分にちょうどよい距離だ。
時間があるのでお土産店ものぞいてみよう。
おお、貸自転車がある。
私は30年以上前に友人とここで自転車を借りて湖を一周したことを思い出した。
土産物店に設置が義務付けられている?、顔出しパネルもあった。
が、、この顔出しパネル・・・ポーズが微妙だなあ。
なんだかおしっこを我慢しているように見えるんですが・・・・・
手の部分をアップで見ると、、まるでロボットの手みたいだし。
さて田沢湖へ来たなら必ず立ち寄るのは「水沢温泉」である。
汗を流し、ゆっったりと湯船に浸かって疲れを癒してから帰ることにしよう。