東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

田沢湖を一周 その2

2016年05月26日 | その他の 歩き旅

2016年5月18日

金ピカのたつこ姫の像を見ながらお土産屋さんの前のベンチで一休み。





そこへドッ、ドッ、ドッ、ドッと大きな音を響かせて観光船がやって来た。



なぜかあの音は暑苦しく感じる。

15分ほど休んで元気を取り戻したところで出発だ。
あまり休憩が長いと足が「もう動きたくない」とストライキを起こしそうになるので休憩は短めにしているのだ。
うれしいことに私の両足はまだ元気である。
走ったりジャンプしたりはできないが歩くだけなら十分に機能してくれている。


土産物屋の裏手は山になっている。道路わきに「展望台」の案内があった。
どうやら山の上に展望台があるらしい、ここは何度も来ているが展望台があるとは知らなかった。
寄り道になるが登ってみよう。



途中つつじの写真を撮ったりしながら急な坂道を息を切らせながらゆっくりと登る。



平地を歩くのとは違い足に負担がかかる、膝ががくがくしてきた。

やっと頂上らしきところにたどり着いたが展望台らしきものは見当たらないし、木が邪魔で湖が見えない。



小屋のようなものがあったがこれはキャンプのための炊事場みたいだった。


さらに歩いていくと駐車場と貸別荘が現れた。
「かたまえ山森林公園」のレジャー施設に出てしまったのだ。
どこに展望台があるのかわからないまま山の反対側へと降りていく。
たつこ姫の像の場所から山をひとつ超えてしまったのだった。



そこには産直施設があり、その脇に澄んだ色の川が流れていた。





山のすそ野をぐるりと回ってたつこ姫の像前まで戻る。


マンホールがあれば写真を撮る。



そしてたつこ姫の像前から湖のふちに沿って歩く。



日差しは強いが風が出てきて気持ちがよい。今朝は鏡のように穏やかだっだ水面が風で波が出てきている。

道路のそばに「名水わき水」というのを発見。



ちゃんとコップまで用意してある、喉が渇いていたので飲んでみると甘みを感じるおいしい水だった。

途中から水辺に散策のための歩道が整備されている部分もあった。

いよいよゴールが近づいてきた。

おおきな松の木が“松葉づえ”で支えられている。人間も木も歳をとれば杖が必要になるんだなあ。



今日は人影のないこの砂浜も夏休みの時期は大勢の親子連れで賑わうのだ。



田沢湖の伝説の案内板があった。



読んでみると、辰子という美しい女性が若さと美貌を保ちたいと願い、神から清い潟の水を飲めば成就すると告げられて飲んだが龍に姿を変えられて湖の主になってしまった・・・・というお話なのだった。
うーん、ハッピーエンドじゃないなあ。

美しさ若さを欲張ったばかりにバチが当たったということなんだろうか。



今日は約20キロメートルを5時間ほどで歩いたがこれが自分にちょうどよい距離だ。

時間があるのでお土産店ものぞいてみよう。
おお、貸自転車がある。



私は30年以上前に友人とここで自転車を借りて湖を一周したことを思い出した。

土産物店に設置が義務付けられている?、顔出しパネルもあった。



が、、この顔出しパネル・・・ポーズが微妙だなあ。
なんだかおしっこを我慢しているように見えるんですが・・・・・



手の部分をアップで見ると、、まるでロボットの手みたいだし。


さて田沢湖へ来たなら必ず立ち寄るのは「水沢温泉」である。



汗を流し、ゆっったりと湯船に浸かって疲れを癒してから帰ることにしよう。


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田沢湖を一周 その1

2016年05月25日 | その他の 歩き旅

田沢湖を一周 2016年5月18日

一昨年(2014年)突然両手首から指先にかけて痺れと痛みが出てきて、外科に通っているがいまだに病名は確定していない。
両側に症状が出ているのでリウマチではないかと、3か月ごとに血液検査をしているがリウマチ反応はないままだ。

リウマチでないのはうれしいが、痛みは消えないし指がこわばって動きが悪い。
コップなどを掴もうとして掴み損ねて落としそうになることはしばしばだし、ちょっと重いものを持ったりすると痛みが強くなるので本当に困っている。
医者から見るとこの程度の症状は”たいしたことはない”と見えるのかシップや痛み止めの薬を出すだけである。

普段の生活に“すごく支障が出る”というほどでもないから私も半分諦めている状況で「まあ、歳なんだから仕方ないなあ」と自分に言い聞かせながら過ごしている。

さいわいなことに足のほうには症状が出ていないので歩くことには不自由していない。
週に1、2回のペースでのウォーキングをしていて、歩く距離は5キロだったり10キロだったりである。


そろそろ長距離を歩いてみたいと考えていた。

鉄道線路に近いところを歩きたいが日帰りで行けるところはあらかた歩いてしまった。

そこでお隣の秋田県にある田沢湖を一周してみようと調べてみると、田沢湖の周囲は約20キロメートルということが分かった。
私のウォーキングには丁度良い距離である。さっさく出かけるとしよう。


天気予報では東北地方は快晴、ところによっては夏日になるかもしれないとのことだ。

普段より少しだけ早起きをして車で田沢湖へと向かう。



道の駅「雫石あねっこ」付近、さわやかな快晴だ。


田沢湖には9時30分に到着。

平日なのでがら空きの駐車場に車を停めて早速歩き出す。

田沢湖は最も深いところで420メートルもあるのだという。



今日のように風のない朝の湖面はまるで鏡のようである。

水の透明度も高いが特徴的なのがこの神秘的な水の色だ。ヒスイ色というそうだが実に深みのある美しい色なのだ。

その鏡のような水面を切り裂くように観光船が進んでいく。



静かな湖に「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ・・・」と風情のない音が響き渡る。せっかくの神秘さがかき消されてしまうのだった。

休日には活躍するだろうスワンボートも今日はお休みだ。



風も無く天気は快晴で日差しは強い。

関節炎の炎症を抑えるために処方された湿布剤を貼っているのだが、この薬は患部を日光に当てると皮膚炎を起こすのだ。



だから外出時は黒い手袋で日光から保護しなければならないのだ。

先日のことだが左手でコップを持とうとしたら手が細かく震えるのに気が付いた。

「えっ、もしかしてパーキンソン病か?」と一瞬あせったが、パーキンソン病はうごいていないときに手が震えるのだという。
どうやら左肩から指先にかけて痛みがあるため負担がかからないようにしていたために筋肉が弱っていたようだ。
パーキンソン病は遺伝しないと言われているが油断はできない。


今回は田沢湖を時計回りに一周するので右手に湖を見ながら歩く。



歩道は整備されていないが交通量は少ない。

道の両側には木が多い茂っているので木陰があるし空気も美味く感じる。



森林浴気分で歩くのは気持ちの良いものだ。




しばらく歩くとバス停があった。



午前7時32分の次のバスは11時4分だ。



午前中に2本しかバスが無いのだ、自家用車がなければ生活が出来ないのは田舎の共通事項である。

さらに進むと「かっぱの淵」という看板があった。



「かっぱ」は岩手県遠野が有名である。民俗学者の柳田国男の「遠野物語」で知られている。

秋田県もかっぱが名産なのかしら。


「たつこ姫」の像が近づいて来た。



昔からある食堂兼土産物店の脇の公衆電話を見ると、



道路から3段も高いところに電話ボックスがある。
これだけ高い位置に設置しても電話ボックスが埋まってしまうほど雪が積もることもあるのだ。

約9キロメートル歩いてたつこ姫の像の前に到着。



湖の水面を見るとなにやら黒いかたまりが動いている。



見ると魚の群れであった、観光客が餌をくれるので魚が集まってくるのだ。




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