14日目
2010年9月18日
一ノ関駅⇒有壁駅 約 7.5Km 有壁駅⇒清水原駅 約4.4Km 清水原駅⇒花泉駅 約4.0Km
いよいよ岩手県の南端に向かう。
早起きして盛岡駅からの7時17分発の一関行き電車に乗り込む。
今回もきっぷは「いわてフリーエリアきっぷ」である。
大人の休日倶楽部利用なので運賃1100円。
ふつうにきっぷを買えば片道1890円なので7割引ほどである。
「この程度の運賃ならば普段の旅行でも車を使わずJRを利用するのだがなあ」
と、乗客のほとんどいない電車の中で考えた。
一ノ関駅には9時前に着いた、さっそく有壁駅を目指して歩き出す。
マンホールの蓋の写真も撮影する。
しばらくは東北本線と東北新幹線が平行して進むが新幹線はトンネルに入り直線のコースを取る。
東北本線は東方向へとカーブしている。
この地区は岩手県と宮城県が入り組んでいる、
東北本線は岩手県からいちど宮城県へ入り宮城県の有壁駅へと向かう。
そしてまた岩手県の清水原駅、花泉駅、油島駅を経由してから宮城県へ入っていくのだ。
やっと東京から400キロの地点まで来た。
すでに田んぼは稲穂が実るシーズンになってしまっている。
「鬼死骸」というすごい地名だ。
宮交(宮城交通)バスのエリアに入ったことで「宮城県まで来たんだぞ」という思いが強くなる。
「奥州街道踏切」 奥の細道とか新奥の細道、奥州街道という看板はあちこちで見かけた。
旧道だけを歩く旅というのも面白そうだなと思う。
青空にすすきが映える。
盛岡から岩手県南端まで110キロほどだが、それを2週間もかけて歩いてきた。
健脚の人ならば3日か4日間で歩きとおす距離である。
散歩の延長として始めたとはいえあまりにペースが鈍い。
10時40分に有壁駅に到着。
ずいぶんと小さな無人駅だ。
だがプラットホームは立派な3面、今は真ん中の1面は使われていなかった。
駅前に「北海道屋商店」という酒、食料品のお店があった。
北海道出身の人が経営しているのだろうか。
マンホールのデザインは(たぶん)塩を運ぶ馬の絵柄だ。
奥州街道は塩の道でもあったに違いない。
清水原駅を目指して歩く。
車はたまにしか通らないし緑が多いので気持ちよく歩ける。
途中で岩手県のエリアに入る。
次の清水原駅、花泉駅、油島駅は岩手県のエリアの駅だ。
もう刈り入れを済ませた田んぼもあった。
見ると神社に祭りの幟が立っている。
そういえば秋祭りの季節である。
さわやかな秋晴れだが歩いているとやはり暑い。
11時45分に清水原駅に到着。
ここも無人駅だ、駅舎のベンチで15分の休憩とする。
次は今日の目的地の花泉駅だ。
「かさこじぞう」が道行く人を見守っている。
現代のかさこじぞうはコンクリートの台座にしっかり固定されてしまっている。
これでは雪の日におじいさんのところへ米などを持っていけないではないか。
真新しい「まめしぼりのほっかむり」がよく似合っている。
日差しが強くなってきたので傘を差しながら歩く。
自動販売機でお茶を買って歩きながら飲む。
12時50分に花泉駅に到着。
時間に余裕があるのでもう一駅歩こうかとも思ったが、日差しが強くて歩くのがしんどいので今日はここまでとする。
岩手県南端の駅は花泉駅ではなくて油島駅なのだが、無理をせず帰路につくことにした。
花泉駅から盛岡駅への直通列車は無い、一ノ関駅で乗り換えだが時間があるので駅そばで昼食にする。
岩手県の南端まで来たということで、今年の東北本線沿線を歩く旅は終わりにする。来年はこの駅から仙台駅まで歩く計画だ。
2010年9月18日
一ノ関駅⇒有壁駅 約 7.5Km 有壁駅⇒清水原駅 約4.4Km 清水原駅⇒花泉駅 約4.0Km
いよいよ岩手県の南端に向かう。
早起きして盛岡駅からの7時17分発の一関行き電車に乗り込む。
今回もきっぷは「いわてフリーエリアきっぷ」である。
大人の休日倶楽部利用なので運賃1100円。
ふつうにきっぷを買えば片道1890円なので7割引ほどである。
「この程度の運賃ならば普段の旅行でも車を使わずJRを利用するのだがなあ」
と、乗客のほとんどいない電車の中で考えた。
一ノ関駅には9時前に着いた、さっそく有壁駅を目指して歩き出す。
マンホールの蓋の写真も撮影する。
しばらくは東北本線と東北新幹線が平行して進むが新幹線はトンネルに入り直線のコースを取る。
東北本線は東方向へとカーブしている。
この地区は岩手県と宮城県が入り組んでいる、
東北本線は岩手県からいちど宮城県へ入り宮城県の有壁駅へと向かう。
そしてまた岩手県の清水原駅、花泉駅、油島駅を経由してから宮城県へ入っていくのだ。
やっと東京から400キロの地点まで来た。
すでに田んぼは稲穂が実るシーズンになってしまっている。
「鬼死骸」というすごい地名だ。
宮交(宮城交通)バスのエリアに入ったことで「宮城県まで来たんだぞ」という思いが強くなる。
「奥州街道踏切」 奥の細道とか新奥の細道、奥州街道という看板はあちこちで見かけた。
旧道だけを歩く旅というのも面白そうだなと思う。
青空にすすきが映える。
盛岡から岩手県南端まで110キロほどだが、それを2週間もかけて歩いてきた。
健脚の人ならば3日か4日間で歩きとおす距離である。
散歩の延長として始めたとはいえあまりにペースが鈍い。
10時40分に有壁駅に到着。
ずいぶんと小さな無人駅だ。
だがプラットホームは立派な3面、今は真ん中の1面は使われていなかった。
駅前に「北海道屋商店」という酒、食料品のお店があった。
北海道出身の人が経営しているのだろうか。
マンホールのデザインは(たぶん)塩を運ぶ馬の絵柄だ。
奥州街道は塩の道でもあったに違いない。
清水原駅を目指して歩く。
車はたまにしか通らないし緑が多いので気持ちよく歩ける。
途中で岩手県のエリアに入る。
次の清水原駅、花泉駅、油島駅は岩手県のエリアの駅だ。
もう刈り入れを済ませた田んぼもあった。
見ると神社に祭りの幟が立っている。
そういえば秋祭りの季節である。
さわやかな秋晴れだが歩いているとやはり暑い。
11時45分に清水原駅に到着。
ここも無人駅だ、駅舎のベンチで15分の休憩とする。
次は今日の目的地の花泉駅だ。
「かさこじぞう」が道行く人を見守っている。
現代のかさこじぞうはコンクリートの台座にしっかり固定されてしまっている。
これでは雪の日におじいさんのところへ米などを持っていけないではないか。
真新しい「まめしぼりのほっかむり」がよく似合っている。
日差しが強くなってきたので傘を差しながら歩く。
自動販売機でお茶を買って歩きながら飲む。
12時50分に花泉駅に到着。
時間に余裕があるのでもう一駅歩こうかとも思ったが、日差しが強くて歩くのがしんどいので今日はここまでとする。
岩手県南端の駅は花泉駅ではなくて油島駅なのだが、無理をせず帰路につくことにした。
花泉駅から盛岡駅への直通列車は無い、一ノ関駅で乗り換えだが時間があるので駅そばで昼食にする。
岩手県の南端まで来たということで、今年の東北本線沿線を歩く旅は終わりにする。来年はこの駅から仙台駅まで歩く計画だ。