東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR八戸線沿線を歩く旅(3)

2018年09月30日 | JR 八戸線沿線 歩き旅

本八戸駅 ―> 小中野駅 JR営業キロ1.8Km
2018年9月15日(土曜日)

本八戸駅を後にして歩き出す。



少し行くと「八戸城下町温泉・花衣」があった。



さらにその先には「卵湯」というのがあった。





温泉卵が浮いているのだろうか? 風呂につかりながら温泉卵が食べられたら面白いのだが。
ネットで調べると以前は卵店を営業していたのだそうだ。
なぜ卵屋さんからお風呂屋さんに転業したのだろうかと気にかかる。

今日は気温も高くなく弱い風があるし、足の調子も良いのでずんずん歩いていく。





小中野駅に到着だ。





プラットホームへはこの階段を登らければならない。



老人や大きな荷物を持った人にはちょっとキツイ。

ここのプラットホームもかなり長い、線路を高架にしたころはもう長い編成の列車はなかったのでは? と思うのだが、なぜこんなに長いのだろうか。







上を見ると「訓」と書かれた標識があった。



八戸線は現在運転士と車掌が乗っているのだが来月からワンマン運転になるのだという。
これはワンマン運転の訓練用の標識なのだろう。






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JR八戸線沿線を歩く旅(2)

2018年09月29日 | JR 八戸線沿線 歩き旅
長苗代駅 ―> 本八戸駅 JR営業キロ2.1Km
2018年9月15日(土曜日)


長苗代駅から少し行くと「内舟渡」というバス停があった。



かながふってなければ「うちふなと」読んでいたかもしれない、地名の読み方は難しいな。

振り仮名の「な」の文字が中途半端な位置に置いてあるのが面白い。
「“舟”にも“渡”にも仲間に入れてもらえなかったんですよ~」と言っているようだ。

大橋を渡る、下は馬淵川だ。





欄干には是川縄文土偶や八戸えんぶりなどのパネルがはめ込まれていた。



国宝になっている合掌土偶は八戸市で発展されているのだ。
青森市には三内丸山遺跡もある。縄文時代は東北地方が日本の中心だったんだろうな。

橋を渡り川に沿って歩き中学校の脇を通る、上を見ると「津波ひなんビル」と大きく表示されている。







このあともずっと海沿いの道を歩いたのだが、いたるところに避難誘導の表示があるのだった。
学校は夜間は施錠されて立ち入ることが出来ないようになっていることが多いと思うのだが、避難ビルに指定されているということは常時入れるようになっているんだろうなあ。
実際に津波が来たときに「避難ビルに指定されていた学校は鍵が掛かっていて入れませんでした」なんてことになったら笑い話では済まされない。

八戸線の高架の下を歩いていくと本八戸駅が見えてきた。



この駅が“本来の八戸駅”である。現在の八戸駅は以前は尻内駅という名称だった。





わたしの記憶にあるのは古い名称の駅の時代だ、半世紀以上も前のことでもちろんその頃は八戸線は高架ではなかった。
なにしろまだ蒸気機関車が走っていた頃なのだ。
蒸気機関車はC-11という小型の機関車だったのをよく覚えている。

駅前には旅館があった。



その昔は駅前には数件の旅館があるのが普通だった。
ビジネスホテル全盛の時代になってしまったが頑張って営業しているようだ。


駅から市役所方面への道は昔のままだ、歩道のない狭い道を登っていくと市役所前に出る、
そこから少し行くと八日町、三日町という繁華街に出るのだった。



高校生のころ八日町の喫茶店に入って味もわからないくせにコーヒーを注文したものである。
当時は喫茶店に入るだけで不良扱いされたのだが、禁止されれれば入ってみたくなるものである。
そういえば“名曲喫茶”とか“うたごえ喫茶”というのもあったな。
うたごえ喫茶には入ったことがないけれどクラシック音楽に興味もないくせに気取ってみたくて名曲喫茶に入ったこともあったっけ。

駅の中もひととおり見て回る。







八戸駅の名称も乗降客も新しい駅のほうにとられてしまい、この駅は寂しげである。





八戸駅で15分の休憩をとる。


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JR 八戸線沿線 歩き旅(1)

2018年09月28日 | JR 八戸線沿線 歩き旅
JR八戸線沿線を歩く旅

今年の夏は暑かった。

岩手県の盛岡市の夏は比較的過ごしやすく例年なら真夏日は2週間ほど続く程度だし、猛暑日になることはめったにないのだ。
わたしは寒い土地で生まれ育ったのだが寒いのは苦手、暑いほうが好きな体質である。
そのわたしでも猛暑日が続くというのはしんどかった。

その夏もいつの間にか過ぎ去り空を見ると秋の雲になっている。

毎日だらだらと過ごしているので体力が落ちてきているのが自分でもわかる。
ウォーキングを2時間ほどするとへとへとになってしまうし、坂道を登ると息がぜーぜー。

それなのに歩き旅を続けようと計画を立てる。

歩くなら八戸線だなあ。
海沿いの道をのんびりと歩いてみたい。

今回も天気予報を見ながら日程を決めた。
八戸駅から久慈駅まではおよそ64キロメートル。
これならゆっくり歩いて3日間で踏破できるはずだ。

車で八戸駅まで行き、そこから歩き出して2泊3日の予定である。
今回も車中泊とカップラーメンの食事で費用を切り詰めながらの旅である。


2018年9月15日(土曜日)

八戸駅 ―> 長苗代駅 JR営業キロ3.4Km

午前4時半に起きだして車で出発した。



シュラフや水などは前日に車に積み込んである。
まだ暗い国道4号線をひたすら北上する。
三戸町にある道の駅に車を停めて自宅から持ってきたトーストと缶コーヒーでの朝食。

回りには他県ナンバーのキャンピングカーが数台停まっていた。
今日から3連休である、車でキャンプしながらの東北を回っているんだろうな。

朝食を終えたらすぐ走り出す。

午前8時ちょうど八戸駅に到着。
駅西口の駐車場に停める。



24時間500円と料金が安いのはうれしい。



駅西口には3羽の鶴のモニュメントがあった。


駅のコンコースには八戸三社祭の虎舞の顔出しパネルがあり、家族連れが写真を撮っている。



東口へと歩いていく。
以前青森駅への歩き旅のときも駅前は見ているのだが見落としていたものがあった。
大きな駅に設置が義務付けられいる(笑)銅像がしっかりと駅前にあったのだ。
こんな目立つところにあったのになぜ気づかなかったのだろう。



銅像は人魚がバンザイをしているものだった。



写真を撮っていて「あれ?この像はどこかの駅にもあったような気がするなあ」

記憶をたどると2014年4月に東京駅までの歩き旅で川口駅前で見た像によく似ているのだ。



上は川口駅前の銅像。

どちらも人魚で両手を挙げているポーズも似ている。

2013年6月に那須塩原駅前で見た像は人魚ではなかったが手のポーズはそっくりだ。



↑ は那須塩原駅前のもの。



↑ これは久喜駅前のものでハトを持っている。

もしかしたら像の作者は同じ人なのかしら? 「JR駅前の銅像制作は我が社がすべて引き受けております」なんてことはないのかな。


近くには鶴の彫刻もあった。西口のモニュメントとペアになっているのだろうか。




駅を背にして歩き出す、天候は曇りでやや肌寒い。ごく弱い風があるので汗をかかずに歩けそうだ。

少し行くと右手に大きな消火器が立っていた、消防署の宣伝用である。



このサイズで実際に作動するのなら迫力があるだろうな。

大きな通りから離れて線路沿いの道を行く。






線路の向こう側に八戸臨海鉄道の会社があった。



八戸は漁港だけでなく大きな工場が立ち並んでいるのだ。





その臨海鉄道の貨物列車がゆっくりと通り過ぎていった。

長苗代駅に到着だ。





片面のプラットホームでかなり長い。



プラットホームには切符の自動販売機があったからこの駅は利用者が多いのだろう。





鮫駅までは「うみねこレール八戸市内線」と愛称がついているのだ。



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