東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR花輪線 小屋の畑駅ー横間駅

2016年09月16日 | JR花輪線 歩き旅
2016年9月4日

小屋の畑駅=>荒屋新町駅

この地区はりんどうの栽培でよく知られている。



歩いているとりんどうの畑をあちこちに見ることができる。



しばらく行くと不動の滝への道が現れる。



国道からは約3.2キロメートルあるので立ち寄るのはあきらめる。
この国道は鹿角街道というらしい。





荒屋新町の町内へと入っていく。
と、住宅の壁に”安全十訓”と書いたパネルが貼ってあった。



青森営林局と書いてあるが、ここ岩手県も青森営林局の管轄なのだろうか?
帰宅後調べてみると青森、岩手、秋田、山形、宮城県までが青森営林局(現在は東北森林管理局)の管轄だった。随分と広範囲なんだな。

それにしても10番目の「さあ、今日も安全第一でいこう」というのは、無理やり付け足したような感じだなあ。

この付近は町の裏山が急峻で大雨の際に土砂崩れの危険があると看板にある。



岩手県の岩泉町では台風10号の豪雨の影響で死者が多数出た。
裏山は土砂崩れ、前の川は氾濫するというのであれば逃げ場はない、いったいどうすれば?と思ってしまうのだった。

荒屋新町の街灯にはりんどうが描かれている。



合併前の町名の安代町がマンホールの蓋に残されている。



荒屋新町駅に到着だ。



この駅には駅員さんがいて切符の販売を行っている。



待合室には花輪線の歴史を表したパネルがあった。





荒屋新町駅=>横間駅(2.7Km)

荒屋新町駅の構内は広い。



その昔SLの時代にはこの駅で機関車の連結、切り離しをしていたためだろう。
ホームの向こうに機関車庫と転車台が見えている。



いまは使われることもないだろう錆びついた転車台が時代の流れを感じさせるのだった。

荒屋新町町内には味噌屋、せんべい屋が数軒ある。いずれも趣のある店構えだ。





次の横間駅へは国道からそれてやまあいへと入っていくことになる。
津軽街道踏切を渡る。



あれ? さっき不動の滝入り口で見た看板には”鹿角街道”とあったぞ。
どちらが正式な名称なのか知らないが、できれば統一してもらいたいものだなあ。

安代中学校の前を通って山の中へと入っていく。



さほど人家が多いところではないが道路がよく整備されていて歩きやすい。
水芭蕉群生地への案内標識の奥のやや小高い所に横間駅がある。



そこへ上り好摩駅行きの列車が入ってきた。
ああ、待ってくれぇぇ。
あれは10時49分発の上り列車なのだ。乗り遅れると次の列車は15時4分発になってしまうのだ。
だが、ここから2百メートル以上ある。
残念ながら乗り遅れてしまった。次の列車まで4時間待ちかぁぁ。



しょうがない道端の花の写真でも撮るか。



それでも駅へは行く。



写真を撮っていると下り列車がやってきた。



トイレもないこの駅で4時間も待つのは嫌だが次の田山駅までは8.8キロもある。



足が疲れたと悲鳴をあげているし、手も痛む。
今日はこの駅までとして、ここから4キロほど戻るのだが新安比温泉へ行くことにした。

足が重い。おまけに晴れてきたので暑い。
全身汗だくである。お昼時になってお腹もすいてきた。
コンビニでパンでも買おうか、、と思っていると国道沿いに蕎麦レストランがあった。



迷いもなく入店する。日曜日の昼時ということで店内は込み合っていたが幸い席はあった。
ディパックをおろすとシャツもズボンも水を浴びたかのようにぐっしょり濡れている。
周りの客が「なんだこの汚いじいさんは」という目つきで私を見るが気にしていられない。

天ざるセットを注文する。お値段は1200円ほどで私の基準ではかなり贅沢なほうだ。



私は蕎麦大好き人間なので数分で食べ終えてしまう。

温泉へはさらに1キロ弱歩かなければならない。
タオルは持っているが着替えは持ってこなかった。
せっかく温泉で汗を流してもまた汗で濡れたシャツを着ることになるのだ、まあ仕方ないか。





新安比温泉は過去に何度も来ている。
黄金の湯というが、実際は赤茶けた泥のようなお湯である。飲んだことはないがしょっぱい味がするお湯だそうだ。
温泉のお湯の色が濃いと健康に良さそうだと思ってしまうのは私だけなのか。
日帰り入浴は700円。思わず「え、そんなに高いんだっけ」とつぶやく。
考えてみればもう10年以上も訪れていないのだった、値上げされているのも当然か。

午後3時の列車まで3時間ほどあるので、ゆったりとお湯につかる。
身体を3回も洗ったりして時間を過ごす。

荒屋新町駅まで2キロほど歩く。太陽がギンギン照り付けるのでまた汗が出る。
せっかく温泉で汗を流したのに、汗だらけで駅に到着だ。



駅の券売機で安比高原駅までの切符を買う、240円なり。










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JR花輪線に沿って歩く旅 その5

2016年09月14日 | JR花輪線 歩き旅
赤坂田駅=>小屋の畑駅(3.6Km)

赤坂田駅を後にして歩き出す。



手の痛みがだんだん強くなってくる。
左手の人差し指の根本付近に炎症が強く起きていて手を振ると痛みが増すのだ。
うっかりコツンとでもぶつけようものなら飛び上がるほどの痛みが走る。
まさに腫物に触るようにしながらの毎日である。

以前は小学校だったところが産直施設に改装され使われている。



校庭は駐車場になる訳で実に良いアイデアである。
気温は22度、天候は曇りで風は弱いから快調に歩ける。





次の駅は小屋の畑駅だが駅への案内表示が見当たらない。
スマホで地図を見ながら歩く。

駅は民家とたばこ店の間の路地の奥にあった。



地図を見なければ通り過ぎてしまうところだった。



ここも片面のプラットホームと小さな待合室だけの駅だ。
見るものもないので国道282号線に戻る。
道路と花輪線の線路がほぼ並行しているので道を迷う心配はない。

花粉症の症状が表れた。
わたしは重度の花粉症もちなのだ。毎年春先と秋口の2回くしゃみ、鼻水に悩まされている。
天候が曇りから晴れに変わる時が花粉が飛びやすいようで突然にくしゃみが出てくるのだ。
いつもなら花粉症の薬とマスクを持ち歩いているのだが、今日に限って持ってこなかった。
油断していたなあ、これは困ったことになった。
天候はやや回復してきて曇り空から晴れに変わってきている。
持っているタオルで鼻を抑えながら歩くのだが、鼻水はとめどなく流れくしゃみをしながら歩く姿は我ながら情けない。


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JR花輪線に沿って歩く旅 その4

2016年09月13日 | JR花輪線 歩き旅
JR花輪線に沿って歩く旅

この夏は身体の調子が良くなかった。
まずお尻の具合が悪くなって、痔の手術をした。
医者の説明だと肛門が狭くなっているので少し切って広げたのだそうだ。
簡単な手術なのだがそれでも日帰りの入院である。

そして慢性化してしまった手の炎症。
2年前に症状が出てきて痛み止めと炎症を抑える薬でしのいでいるのだが、じわじわとくる痛みが実につらい。
痛みとしびれは両手の指先から肘の関節まで広がってきているのだ。



医者によると関節リウマチの検査結果は異状なしとのことで、「風呂に入ってマッサージすりゃ治るよ」みたいなことを言われたのだが、とてもそんなことで治りそうにないのだ。
これは本当に困っている。別な病院で診てもらおうかと思案中である。

さらに、、
大腸がん検診で「精密検査を要する」と対がん協会からの手紙が来たのだ。
便潜血検査で異常があったので大腸内視鏡検査を受けなさい、という内容である。
私は市の検診は毎年受けるようにしているのだが、なぜか昨年は大腸がん検診を受けていなかったのだ。
すぐに病院へ行き内視鏡検査の予約をした。
検査まで3週間待ったのだが気持ちは沈むし、ちょっとお腹の調子が変になっただけで、これはガンの症状が出てきたのでは?と心配する始末。
私はかなり臆病ものなのである。

大腸内視鏡検査はものすごく苦しかった。本当に失神するんじゃないかと思うほどの痛みだった。
検査を終えて医師がそんなに痛かったのか?と苦笑いしていたが本人にとっては笑い事ではなかったのだ。
映画「エイリアン」でお腹を食い破ってエイリアンが出てくるシーンがあるが、さぞかしあれは痛かろうと同情してしまう。

で、検査結果はというと「異状なし」であった。
検査が終わると同時に医師が「終わりました、帰っていいですよ」と検査結果の説明もなしである。
異状が認められた人は別室で説明を受けていたから、帰ってよいということは異状なしということなのだった。

もしかしてガンか?と心配し、ものすごい痛みをなんとか耐えたあとだったので頭がぼーっとしてしまいしばらくベンチに座ったまま過ごした。

30分ほど休むと落ち着いてきた。会計を済ませるとげんきんなもので急にお腹が空いてきた。

8月中はかなり暑かったのでウォーキングは近所の散歩程度でごまかしていた。
9月に入ると朝夕は涼しくなってくる。
天気予報を見ながら曇りの日を選んで花輪線沿線を歩く旅の続きを計画した。



2016年9月4日(日)


安比高原駅=>赤坂田駅(5Km)

いつもより早起きしてトーストと残り物のジュースだけを持ってバイクで安比高原駅へと向かう。

安比高原駅に着いたのは午前7時。



無人の待合室でパンとジュースで朝食にしていると上り列車がやってきた。
お婆さんがひとり降りてきた。そして駅の掃除を始めたのだ。
どうやら委託を受けて駅舎の清掃をしているもののようである。安比高原駅の周りには人家がないので近くの駅から通っているのだろう。



私は短パンにTシャツ姿でディパックを持っているのでホームレスと間違われることはないと思うのだが。
朝食を終えるとお婆さんに挨拶をしてから駅を後にして歩き出す。

駅のすぐ前が安比高原ゴルフクラブになっている。
日曜日のゴルフを楽しもうという人たちであろうベンツ、アウディ、BMWなどの高級車が途切れることなく来るのだった。
そんな高級車の列を横目で見ながら安比高原スキー場への十字路を右へ折れて国道282号線を北へと向かう。



安比高原駅から次の赤坂田駅までは下り坂なので歩くのはラクだった。





ペンション、民宿が並ぶ通りに赤坂田駅はある。



ちいさな待合室の無人駅だ。







駅の中心付近に30キロメートルのキロポストがあった、安比高原駅からちょうど5キロである。





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