東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

田沢湖線 神代駅 -> 角館駅

2013年10月17日 | JR 田沢湖線 歩き旅
2013年10月7日 神代駅=>角館駅 約7Km

神代駅でも10分ほど休憩をとってからまた歩き出す。
今日は20キロ歩く予定なのだが右足の小指が痛い。
帰宅してから足をみたら大きなマメができていた。
歩き旅に靴選びは重要だが、こればかりは実際に歩いてみないとわからないなあ。

国道に戻って次の生田駅を目指す。

JR時刻表を見ながらこまち号の通過を待ってカメラを向ける。



流し撮りに挑戦するがなかなかうまく撮れない。
列車の速度とカメラを動かす速度が合わなくてブレた写真しか撮れない、修行が足りんなあ。

コンビニの脇に一里塚があった。



元の一里塚は道路の改修によって消滅したが記念に立てられたと案内にあった。

生田駅まで来た。





片面だけのプラットホームと小さな待合室だけの駅である。





ここでも10分ほどベンチで休むことにする。
靴を脱いで靴の下敷きを外す。これで足の指に少し余裕ができてラクになった。

待合室の窓枠に小さなカエルがいた。



カメラを向けてもじっとして動かない。
待合室は夜でも明かりがあるので虫が寄ってくる、だからカエルがいるのだろう。

猫や犬の駅長というのは聞いたことがあるが、カエルの駅長というのは無いだろうな。

遠くのスピーカーから正午を知らせる音楽が聞こえてきた。
持ってきたクラッカーと水で昼食にする。
角館へ着いたら食堂で食べようかと考えていたのだが、クラッカーで間に合わせることにした。

食べ終えたら角館を目指して歩き出す。国道46号線だと遠回りになるので田んぼの中の道を行く。
田んぼの中にお墓がある。



駅から5分ほど歩いたところの民家の前に駅名票が立ててあった。



JRになる以前の国鉄時代の駅名票のようだ。
現在の駅名票は漢字が大きく書いてあるが、これはひらがながメインになっている。
このような駅名票も趣があってよいのだがなあ。

米どころの秋田県だけあって田んぼが広い。



いつのまにか青空になっている。澄んだ青空を見上げると秋を実感する。



もうそろそろ角館町に入るかなというあたりに神社があった。



見ると参道に栗がたくさん落ちている。



道に落ちているものを少しだけ拾った。

角館町へと入っていく。



角館駅近くの踏み切り、盛岡から58Kmである。踏み切りに立って駅方向の写真を撮る。





空を見上げると青い空にまっすぐに飛行機雲を残しながらジェット機が飛んでいた。



マンホールの蓋の写真を撮る。



右上に紅葉の葉が描いてあるのはわかるがほかは何が描いてあるのか判りにくい。

人物らしきものは「なまはげ」にも見えたが、なまはげは角館の名物ではない。

別のデザインのもあった。これは桜をデザインしてあるのだとすぐにわかった。




角館駅に到着。

時刻は午後2時。各駅でゆっくり休憩したし、栗拾いもしたので時間がかかってしまった。



それでも20Kmを6時間で歩いたのだからよしとしよう。

角館駅も壁に桜をあしらったデザインだ。



カラー版のマンホールの蓋があった。なまはげに見えたのは祭りの山車の人形であった。



駅前の交番も江戸時代の商家の雰囲気にしてある。



JR角館駅に隣接する秋田内陸鉄道線の秋田駅。



財政が厳しく建替えられずにここまできたのかもしれないが、それがかえってよい雰囲気をだしている。

駅前の観光案内所は蔵の中にあるのだ。





角館駅から田沢湖駅まで戻る。人気の観光地なので観光客の姿が多い。老夫婦が目立つが小さな子供連れもいた。

プラットホームには祭りの山車の人形も飾ってある。
「八重の桜」がテーマになっている。



岩手県人としては「あまちゃん」を取り上げてほしいところだが、「あまちゃん」では祭りの山車に似合わないからね。



プラットホームへの跨線橋には桜の飾りつけ、やはり角館といえば武家屋敷と桜の名所だね。





田沢湖駅まで行った客は温泉旅館の迎えのバスに乗り込んでいく。
秋田県へ来たからにはやはり温泉で疲れを癒したいので水沢温泉でゆっくりと休んでから帰宅した。



田沢湖に夕日が映えて美しかった。




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田沢湖線 田沢湖駅 - 神代駅

2013年10月14日 | JR 田沢湖線 歩き旅

2013年10月07日

JR田沢湖線 田沢湖駅=>神代駅

今年の6月に東北本線を南下しながら歩いたが、その後はいろいろなことがあって歩くことをしていなかった。

昨年も暑かったが、今年はさらに暑い日が続き関東や関西では猛暑日の連続新記録だった。
四国では最高気温40度の日が連続することもあった。

9月末からそろそろ歩くようにしないと身体がなまってしまうと考えて近所を散歩していた。
10月に入り暑さもかなりやわらいだこともあり、田沢湖線を秋田駅方面へ歩くことにした。

予定の10月7日は岩手県の天気予報は雨、秋田県の角館町付近は曇りのち晴れ。
念のため傘やジャンパーなど雨の対策をして出かけることにした。

田沢湖駅から角館駅間は約20キロメートルで歩く旅にはちょうどよい距離だ。
線路と国道46号線はほぼ平行して走っているので道を間違える心配はない。

今回の出発駅の田沢湖駅までは車で行くことにした。

というのも田沢湖線の普通列車があまりにも本数が少ないのだ。
雫石駅発の下り田沢湖駅方面は午前5時38分、その次が午後2時50分である。
秋田新幹線こまち号は1時間に1本のペースで運転されているが、普通列車はあまりにも冷遇されているのだ。

ではバスで行こうかと、バス時刻表を見ると・・
盛岡から田沢湖へ行くバスは運行されていないのだ。
イヤでも新幹線を使えということなのだ。

というわけで車で田沢湖駅へと向かう。
天気予報どおり岩手県側は雨模様だったが、秋田県側に入ると雨は降っていなかった。

田沢湖駅に07:45到着。
駅前の駐車場に車を停めて歩き出す。



天候は曇りでいつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だ。

国道46号に沿って歩けばよいので道に迷う心配はない。

角館まで19キロの表示がある。



右手に田沢湖線が見えている。

しばらくいくと角館まで17Km、盛岡から45Kmの標識がある。



ほとんどの田んぼでは稲刈りが済んでいる。

道端には色鮮やかな花が咲いている。



線路はトンネルと鉄橋で国道46号線と交差し、こんどは線路が右手に見えてきた。


さいわい雨は降らず、ときおり薄日が差してきた。

気温は少し上がって21度になった。歩いていると汗ばむ。

左手に刺巻駅が見えてきた。



田沢湖駅から約5Kmだ。08:53に刺巻駅に到着。



この国道46号線は数え切れないほど通っている。だが列車で秋田へ行くことはなかった、いつも車で出かけていたのだ。

この駅は道路沿いにあるから、駅のあることは知ってはいたが立ち寄ったことはなかった。





山小屋風のこじんまりとした駅である。待合室も山小屋を思わせる雰囲気だ。



汗をかいたので着ていた長袖シャツをディパックにしまいこむ。
待合室のベンチに座って10分ほど休む。厚めの靴下を履いてきたため右足の小指の指先が当たって痛い。
この靴を買ったのは真夏だったので薄手の靴下で試し履きをしたのだったなと思い出す。

久しぶりに長距離を歩いたので足が悲鳴を上げている。
すこし歩くテンポを落としたほうがよいだろう。

次の神代駅までは8.5キロと少々距離があるのだ。

「水ばしょう群生地」の案内板がある。

ここは過去に何度も訪れたところだ。初めて来たのは40年近く前になる、当時は駐車場も整備されていなかったが、花好きの人たちの間ではよく知られた場所だった。

角館まで13Kmの表示を過ぎる。

製材工場がある。秋田県は有数の森林地帯で「秋田杉」は特に有名だ。
この工場では材木の皮を機械で剥ぎ取ってサイズ別に積み重ねていた。



建物の中に機械があるのだが、そこから皮を剥かれた材木が出てきて太さ別に分けられているようである。



少し進むと木材会社がある。
最近の建物はコンクリートや新建材が多いが、さすが材木会社の事務所だけあって木造である。

わたしはこのような建物が趣があるので好きだ。

さらに進むと「森の駅」というのがある。たぶん材木会社が経営する施設だろう。





みると食堂があって“岩魚の塩焼き”や“みそタンポ”などがある。



平日だし昼食時間でもないので客はいないのだがおいしそうな“みそタンポ”が炭火であぶられていた。



施設内には馬やヤギが飼われている。



現在では馬を使って山から材木を運び出すということはないだろうから観光用だと思う。
ポニーサイズの馬は見た目もかわいらしい。

写真を撮っていると「おじさん、なにしているの」という感じで近くによってくる。



あまり近づきすぎて鼻だけ写ってしまった。



暑くなってきたと思ったら陽が差してきた。
なんと温度計は25度を示している。
この時期としてはかなり暑い。

紫外線対策の用意をしてこなかったので首筋と腕が日焼けしてしまう。

新型のこまち号が歩いている脇を通り過ぎていく。



「新幹線」と名前はついているが線路幅が狭軌から標準軌に変わっただけで、カーブも踏み切りも以前のままだから走る速度は従来と同じようなもんである。
300Km近くものスピードを出せるこまち号がなんだかもったいないなあと思うのだ。

コスモス畑があったので写真を撮る。



コスモスとひまわりが整然と交互に植えられている。

神代駅前のバス停。



神代駅は国道からかなり奥まったところにあった。



ここも無人駅だがプラットホームが2面ある。乗降客の多い駅なのだろう。



駅構内では作業員が線路の点検をしていた。どうやら線路幅の点検作業のようだ。



つい最近JR北海道で線路幅の点検をしていなかったために事故が起こったばかりである。

神代駅前はこんな感じだ。人気がなくて静まり返っている。








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