東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

(旧)東北本線沿線を歩く旅 40日目 岡本駅 => 宇都宮駅

2014年05月01日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
40日目
岡本駅 => 宇都宮駅 約6.3Km

岡本駅を後に歩き出す。
駅からほど近いところに神社があった。



鳥居はがっしりとした鉄骨製のようだ。
神社の名前は“山神社”だ。
実に分かりやすい名前だ。

その先にある踏み切り。



もう少し行くと“療養所踏切”があった。



この近くに有名な療養所があるのだろうか。

そこからはずぅーーっと線路脇にまっすぐな道が続いていた。



途中には幅が2メートルの車が通れない踏切もある。



頻繁に電車が通るがその都度カメラを向けてしまうクセがついてしまった。



線路沿いの左側には広大な敷地のパナソニックの工場がある。

また国道4号線に戻る。



変わった鳥居を見つけた。
なんとステンレス製の鳥居だ。



これなら錆びることも無いだろう。

鳥居の材質はほとんどが木製だが、大型の鳥居はコンクリート製が多い、また鉄パイプで作られた鳥居も数多く見かけた。
だがステンレス製で銀色に輝く鳥居は初めて見た。
日本の神様というのはあまり鳥居の材質にはこだわらないようだ。

今日は風はあるものの快晴だ。
歩いていると汗をかくし喉が渇く。
コンビニに立ち寄って飲み物を買い、ほぼ一気に飲み干してしまう。



国道4号線を離れて宇都宮駅への道へと入る。



民家の庭に見事な椿?が咲いている。





私は花や樹木など植物の知識が貧困である。
さすがにたんぽぽとチューリップくらいの違いは分かるが、この花が椿かどうかはまったく自信が無い。
勝手にこれは椿ではないか?と思っているだけだ。

10時35分に宇都宮駅に到着した。



私は3時間半前にこの駅から電車で2つ離れた駅まで行き、そこから歩いてまたこの駅に戻ってくるというじつに無駄なことをしているのだ。

駅前の写真を撮る。







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(旧)東北本線沿線を歩く旅 40日目 宝積寺駅 => 岡本駅

2014年04月30日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
40日目
2014年4月15日 宝積寺駅 => 岡本駅 約5.7Km

午前5時半起床、今日も快晴だ。
窓を開けると朝日がまぶしい。



去年は車中泊をしながら歩いていたので、朝起きたらすぐに歩き出していたのだが今回はのんびり行こうと考えている。
まず朝風呂に入りに行く。
さすがにこの時間だと誰も入っていない、ゆっくりと浴槽につかり過ごす。

さて出かけるとしよう。
駅へと向かう途中でもマンホールを見つけると写真を撮る。



駅で朝食にしようと駅中を見て回ると、モーニングセット390円というのがあった。



昨夜は夕食に1000円以上も使ってしまった、少しでもお金を節約をしたい。
駅中のコンビニでホットドッグを買って朝食とする。



ほんとうに私は貧乏性である。

宝積寺への運賃は240円だ。



Suicaを使えば切符を買わなくて済むのだが、こうして記念の写真を撮るためにわざわざ買うことにしている。

午前7時10分に宝積寺駅に到着だ。



昨日も見たのだがこの駅の天井部分はなかなか良い。



幻想的な雰囲気もあるし騒音を和らげる効果もありそうだ。

駅の東口へと行って見る。通勤通学客が切れ目なしにやってくる。



東口には石造りの蔵が建っている。ちょっとした美術館のような感じである。



駅前広場への車止めもこんな感じでなかなかよろしい。



ぶつかったら痛いだろうけどね。

マンホールの蓋もモダンなデザインだ。



“TAKANEZAWA”たかねざわ と書いてある。
「ここは高根沢町だったのか」事前に下調べをしないで歩いているからこんなことも新たな発見になる。
鳥の絵は町の鳥“ひばり”に違いない。

駅前の桜はほぼ散ってしまっていた。



上を見ると街灯に「ちょっ蔵への道」とある。



あの駅前の蔵のあるところが「ちょっ蔵」ということなんだな。

駅の南側の踏み切り。



近くには121と書いたキロポストが見えている。



踏切から駅を振り返ってみる。東北本線と烏山線が並んでいるからけっこう広い。



近くの民家には幟が立っていた。



見ると幟には名前が大きく書いてある。
この地方では5月の鯉のぼりや幟に子供の名前を書く風習があるらしく、ところどころで見かけた。

またマンホールを発見。



やはり花を見かけると写真に収めたくなる。



30分ほど歩くと鬼怒川である。さすがに川幅が広い。



朝のラッシュ時間だから交通量が多い。



ふと川原を見ると案山子のようなものが見えた。



田んぼや畑の中に立てるならわかるが、なぜ川岸に案山子を立てるのだろうか。



どうやらゴミの中にシャツと帽子があったので案山子のようにしてみたもののようだ。

橋の上から川を見ると、驚くほど澄んだ水が流れているのだった。



大きな川になれば農業用水や生活排水などで汚れるものだが、川底の石が見えるほどのきれいな水だ。

列車が来るのを待って写真を撮る。



橋を渡ってしばらく行くと岡本駅への案内表示が見えた。



ここでもマンホールの蓋を見つけて写真を撮る。
「かわち」と書いてあるところから別な町に入ったのだと分かる。
鳥とも昆虫ともわからない絵がデザインされている。



岡本駅への住宅地を抜けていくと駅北側に踏切があった。



そこから岡本駅が見えている。



岡本駅に到着だ。









駅前のバス停のデザインを見て、あのマンホールの蓋に書かれていたのは“さぎそう”だったのだとわかった。



ここの住所は宇都宮市岡本町だが、昔は河内町だったそうだ。

市町村合併が行われてもマンホールの蓋をすべて取り替えるというようなことはしないから、以前の町名がそのまま残っていることが多い。
マンホールの蓋だけを頼りに歩いていたら(そんな人はいないけど)きっと迷ってしまうだろうなあ。

この駅は地上階でキップが買える。だがホームへは階段を登り跨線橋を渡らなければならない。



時刻は9時50分だ。ここで10分間の休憩を取る。


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(旧)東北本線沿線に沿って歩く旅 39日目 氏家駅 => 宝積寺駅

2014年04月29日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2014年04月14日

氏家駅 => 宝積寺駅 約7.5Km

氏家駅の自由通路を通って西口へ行く。



自由通路には子供たちの描いた大きな壁画があった。



西口側からプラットホームを見ると、懐かしい感じの駅名票が見えた。



駅を後にして歩いていくと線路下のアンダーパスに50、100、150の数字が書いてある。



近くを鬼怒川が流れているので大雨のときには、このへんも洪水に見舞われるのだろう。

また国道4号線に出る。





レストランの前の桜が見事だった。
夕日に照らされてピンク色がより際立っている。





桜も美しいが菜の花の黄色も鮮やかだ。
歩いている期間中どこでも菜の花が咲いていて、桜の写真を撮ったり菜の花の写真を撮ったりと忙しい。



踏み切りを見ると写真を撮り、列車が来るのを待ってまたも写真を撮る。







こんどは国道を離れて田んぼの中の直線道路を歩く。



陽が傾いて急激に寒くなってきた。
とても冷たい風が吹いている。

ウィンドブレーカーの下に長袖シャツ、さらにその下に半袖シャツを2枚着てなんとか体温維持をしようとするがそれでも寒い。
タオルを出してほっかむりをする。マンガに出てくるコソ泥みたいな形になってしまった。
気休め程度だが無いよりはマシだ、見た目は良くないが回りは田んぼだけなのだ。
田んぼの中の道では風を遮るものがないから全身で風に向かう体勢になる。

田んぼの中の小さな祠。風で竹の飾りが倒れてしまっている。



やっと一本道を抜けるとお地蔵様の団地?があった。



お地蔵様も道路の拡張にともない崖っぷちのほうへ追いやられ、一箇所にまとめられたようである。

宝積寺の地名が現われた。駅が近いのだ。



住宅地を抜けていくと。



やっと宝積寺駅に到着。





この駅も改札口が2階にある駅だ。
地上階からプラットホームが見えているのだがフェンスで仕切られていて行けないようになっている。



夕焼けの宝積寺駅前を見ながら階段を登る。



へとへとに疲れているので階段を登るのはかなりつらい。
脚が上がらず階段でつまづきそうになる、気をつけねば。

この駅の階段とコンコースの天井部はなかなかユニークな形状になっている。



ベニヤ板を三角形に切って蜂の巣みたいな形を作り出しているのだ。

時刻は5時45分だ、今日はこの駅までとしよう。







宇都宮行きは待たずに乗れた。





宇都宮駅に到着。



さすがに大きな駅である。



駅から出て振り返るとまだ少し明るさの残る空をバックに駅舎がシルエットになっている。



今夜と明日の二泊するのは駅から徒歩10分ほどの「宇都宮ホステル」だ。



なんと一泊1900円という安さなのだ! 30年前のカプセルホテルなみの料金である。
ただし、タオルや歯ブラシなどアメニティは一切無しだ。
普通のホテルなら浴衣か浴衣もどきがあるのだが、それも無し。
テレビもない、だがインターネットのLAN端子はある。いわばベッドのあるアパートの一室を借りるようなものだ。
だから私はパジャマもバスタオルも持ってきたのだ。

チェックインしようと窓口へ行く。
一般のホテルなどのフロントとは違い受付はアパートの管理人室の小窓と同じ造りである。

なんと私の前に先客の白人男性が二人いるのだった。
観光客ではない、ちゃんとビジネススーツ姿である。
ビジネスで日本に来てこんな安宿に泊まるなんてちょっと信じられないなあ。
片言の日本語が出来るようで管理人とは日本語で話していた。
二人はキーを受け取ってエレベーターに乗っていった。

私もカードキーを受け取り部屋へと入る。
部屋はベッド1台と奥にデスクというか棚があるだけで実にシンプル。
快適な“独房”という雰囲気である。



私のように単に寝るだけが目的ならばこれでよいのだ。
部屋も廊下もコンクリート打ちっぱなしなので“独房”感がしみじみ。



とはいえ清潔だし騒音も無い、一階にある共同の風呂は少々狭いがここも清潔で快適だった。
洗面所とトイレはもちろん共同である。



便利なことに電子レンジ、オーブントースターまで備え付けてあるのだ。
館内には「消費税増税後も値上げしません」とか増税に反対しようというポスターが貼ってあった。
私はこの営業姿勢には大いに賛同してしまうのだった。

荷物を解いたら夕食に出かける。
宇都宮といえば「餃子」である。
今夜も明日も餃子を食べようと思う。
場所は駅中か駅前である。
わざわざ遠くまで食べに行くほどの気力も体力も残っていない。
今夜の夕食は駅中の“悟空”というお店にした。



理由は蒲須坂駅にあったこのパンフレット。



この中にドリンク一杯無料クーポン券がついていたのだ。

これを活用しないのはもったいない。

ビッグ餃子とラーメンのセットを注文する。お値段は1100円だ。
もちろん注文前に「ドリンクサービスだよね?」と確認してだが。



味のほうはというと、まあ“普通においしい”のであった。

お腹が一杯になったのでまっすぐに部屋へと戻りベッドへもぐりこむ。
午後9時だった。







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(旧)東北本線沿線を歩く旅 39日目 蒲須坂駅 =>氏家駅

2014年04月28日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
蒲須坂駅 => 氏家駅 歩いた距離約5.3Km

蒲須坂駅でも10分の休憩をとる。
駅を後に歩き出す。



鯉のぼりが青空に泳いでいる。
このお宅では12匹の鯉がはためいていた。



回りを見るとたくさんの鯉のぼりをあげている家が目立つ。
1本のポールに2,3匹の鯉のぼりを泳がせるというような“ケチ”なことはしないのだ。
どうだっ! これだけの数の鯉のぼりをあげてるんだぞ!という感じである。

また国道4号線へと戻る。





このマンホールには「うじいえ」と書いてある。さくら市に合併する前のものだろうか。
イラストは魚のように見えるがイルカかもしれない。



別バージョン。



よく整備された国道4号線をひたすら南下する。



本当は線路沿いを歩きたいのだが途中を川が遮っているので国道へと迂回するしかないのだ。

さくら市街へと入っていく。



駅が近くなってきた。



遠くに氏家駅が見ている。





キロポストも100メートル単位のものは小型だ。



八坂神社の前を通る。ここの注連縄は私の町でも見かける中央部が太いタイプだった。



駅へと向かう道。もうすぐ午後4時だ。



駅前は人通りが無く閑散としていた。





氏家駅に到着。午後4時ちょうどだ。









駅前はこんな感じだ。



プラットホームには帰宅する女子高生の姿だけ。近くに女子高校があるのだろうか。




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(旧)東北本線に沿って歩く旅 39日目 片岡駅 => 蒲須坂駅

2014年04月27日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2014年04月14日
片岡駅 => 蒲須坂駅 歩いた距離 約4.3Km

片岡駅の前はこんな雰囲気だ。



片岡駅を後にして歩き出す。
駅前にあった桜はすでに葉桜になっていた。



駅から程近い場所で134キロのキロポストを見つけたので写真を撮る。



また国道4号線にもどりひたすら南下する。

観光地には立ち寄らずに、東京を目指して歩いているのだから旅は意外なほど単調である。
ひとり旅だから当然話相手もいない、FMラジオは持ち歩いているが天気予報やニュースを聞くだけなのだ。
満開の桜を見ても喜びを分かち合う相手が居ないというのは寂しいものだが、こればかりはどうしようもない。

国道のキロポストの数値がだんだんと減っていくのを見て、ああ自分は少しずつ東京に近づいているのだと感じる。





荒川橋を渡ると。



さくら市に入る。



さくら市で桜を見るなんてしゃれているじゃないかな。



耕した田んぼの向こうに蒲須坂駅が見えている。



宇都宮線(東北線)は電車が頻繁に通る。



駅はもうすぐだ、夕方になり電柱の影が長く伸びている。



北斗星?寝台車かな? 回送電車らしく乗客の姿は見えなかった。



駅すぐ近くの踏み切り。



駅へと向かう小道、どうしても満開の桜に目が行く。





蒲須坂駅に到着。





午後2時50分だった。






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(旧)東北本線に沿って歩く旅 39日目 矢板駅 => 片岡駅 約6.5Km

2014年04月26日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2014年4月14日

矢板駅 => 片岡駅 約6.5Km

休憩を終えて歩き出す。
次の片岡駅までは6.5キロである。
少し歩くと神社が見えてきた、稲荷神社だから鳥居が真っ赤に塗られている。



ここの注連縄は中央部で結ぶタイプだった。



旧道という感じの道を歩く。
ここでアイフォンのGPS機能が大いに役に立った。



なにしろ歩いているとリアルタイムで地図上に表示されるのだ。
これなら道に迷う心配は無い。

去年までGPSが無いために道に迷ったことが何度もあった。
今回もプリントアウトした「紙の地図」を持ってきたのだが、それとは比較にならないほどの便利さである。
IT音痴の私だがGoogle Mapだけは何とか使える。
バッテリーの消耗を少なくするために使わないときは出来るだけ電源を切るようにしている。

マンホールの蓋を見つけると写真を撮る。



中央部に矢をデザインしたもののようだ。

昼12時を回った。そろそろ昼食にしたい。



回転寿司で今日の昼食だ、723円なり。

県道30号線を宇都宮方面を目指して歩き続ける。



快晴で日差しが強いのだが冷たい風が吹いているのでそんなに汗をかかずにすんでいる。
「木幡神社参道入口」前を通る。



道路わきにヘンな像を発見。



下手なモアイ像みたいに見えるのだが、像の傍に碑が立っていて「四面泰像」とある。



四方向に向かって顔が作ってあるものだった。
交通安全、家内安全などを祈願して作ったものだろう。


そのすぐ先が内川橋である。向かって左側を東北本線が走っている。



橋の欄干のデザインを見るとどうやらこの川には鮭が遡上するものらしい。



また道路わきに観音様らしき像を発見。



この観音様は小箱ではなくて蓮の花を持っている。いろんなバージョンがあるんだね。

別のデザインのマンホールの蓋を発見、すぐにシャッターを切る。



矢板市の市の鳥はキジバトということなのでマンホールの蓋にある鳥の絵はキジバトに違いない。

遠くで鯉のぼりが泳いでいる。



もうすぐ5月の連休だ。今年はカレンダーの並びが悪いのと消費税増税の影響で連休中の旅行は近くて安いところになりそうだとニュースで言っていた。

また踏み切りの写真を撮る。



花を見つけると写真を撮る、そんな風だからなかなか前へ進まない。



このあたりでは「みんなの党」の渡辺さんのポスターばかり目立つ。



栃木県は彼の地元なのだ。最近“8億円借り入れ問題”で党の代表を辞任したばかりである。
それにしても“8億円!”である。
8億円を貸すほうは当然ながらそれに伴う見返りを期待しているはずである、政治というのは金と利権だけでやっているんじゃないか(怒)
選挙のときだけは国民の皆さんのためにと言っているが、本心は自分の金と出資者の利権のためにだけ働いているんだろうなあ。

と、改めて政治家に不信の愚痴をブツブツと言いながら歩く。



片岡駅はけっこう遠かった。



やっと片岡の地名が現れた。



東北新幹線と交差する地点。



踏み切りを渡ると片岡駅が見えた。





片岡の町中へと入っていくと、



ステキな街灯が迎えてくれる。



昔のランプを模したデザインの街灯だ。



午後1時40分、片岡駅に到着。





だが、片岡駅は工事中だった。そっけない仮の駅舎で営業中だ。






待合室のベンチで10分間の休憩をする。




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(旧)東北本線沿線を歩く旅 39日目 野崎駅=>矢板駅

2014年04月25日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
「旧東北本線に沿って歩く旅」も最終段階に入った。
今回は野崎駅から目的地の東京駅まで歩く予定である。

日程をどのようにしようかと検討した結果、4月中ごろがよいだろうという結論になった。
3月中だとまだ寒い日がある。
汗をかかずに歩けそうに思えるが歩いているときは汗が出る、風に吹かれると気化熱を奪われて急激に体温が下がるのだ。
ゴアテックス素材のウェアなら良いのだが私はそのようなウェアを持っていない。
当然セーターなど厚着をすることにもなり荷物が増えることになるだろう。

5月以降だと気温が上がるのでTシャツと短パンで歩くことも可能だ。
だが日差しが強くなるので日焼け対策は必須だ。
去年までの歩き旅で5、6月の歩き旅のしんどいのは分かっている。

4月中旬なら桜のシーズンで歩きながらお花見も楽しめる。
という訳で4月14日の出発と決めた。

今回歩く距離は約146キロメートルで一度に歩く距離としてはもっとも長い。
前回までは車の中で仮眠をしていたのだが、宇都宮以南のコースでは駅前に無料の駐車場は無いだろうから今回はホテルに泊まりながらの旅とする。
カメラだけを持って歩いた前回と違い着替えや洗面用具などもディパックに背負っての旅となる。
一日に歩く距離は25キロメートルと想定する。

少々無理すれば5日以内で歩けるはずだが全行程を6日間かかけて歩くつもりである。
そもそも急ぐ旅ではないのだ。なにしろスタートしたのが4年前(2010年)なのだから。

当日の朝は午前6時半に起きだして朝食の後自宅を出る。
荷物は20リットルのディパックにきっちりと収まるようにした。



重量は7キログラムだった。
このほかにカメラ用品を入れたウェストバッグとおやつにパンと缶コーヒーなどを持つ。

盛岡駅を午前8時ちょうどの「はやて8号」で仙台へ向かう。





新幹線の車内でアイフォンの充電もしておく。



今回の旅ではアイフォンのGPS地図機能がおおいに役立った。

仙台で「やまびこ210号」に乗り換えて那須塩原駅で在来線の普通電車に乗り換え。



野崎駅に到着したのは10時30分だった。







天気は文句なしの快晴だ。
「しまった! 日焼け止めを持ってくるんだった。」
と気づいたがもうどうしようもない。

案の定夕方までにはしっかり日焼けしていた。

野崎駅では那須与一像が迎えてくれる。



10ヶ月ぶりのご対面である。


野崎駅 => 矢板駅 歩いた距離約5.1Km

駅を後にして歩き出す。



椿が満開である。



国道4号線へ出る。
東京まで145Kmの標識がある。



そうだ東京駅へ着いたら日本橋にある国道の基点にも寄って見よう。

少し行くともう矢板市に入る。



宇都宮市まで37Kmとあるのをみて「どう考えても今日中に宇都宮には着けないな」とつぶやく。

おや門の上に亀が乗っている。
しかも首を長くしている、家族の帰りを亀が首を長くして待っているということなのだろうか。



縁起物なのだろうこの亀の門はあちこちで見かけた。

矢板市はつつじが有名だったのか。



相変わらず踏み切りの写真を撮る。これで東京駅からの距離も分かる。



踏み切り脇の小屋を見ると「熊に注意」の看板があった。



私の住む田舎町では頻繁に熊の目撃情報があるのだが、こんなところにもあるとは。

ここから日光までは30Kmだ。車でなら40分ほどで行ける距離である。



日光もそのうち行ってみたいと思ってはいるのだが、いつのことになるやら。

桜が満開である。
まぶしいくらいに咲き誇っている。



道路の脇にあるのはお地蔵様?とよく見ると、観音様のようである。



左手に四角い箱のようなものを持っているが良く見ると十字の模様だ。



うーむ、もしかしたら観音様が赤十字の募金をしているところなのかな?

さらに進むと見事な桜があった。





その先の妙道寺の前の桜も美しい。





桜に見とれてなかなか先に進めない。



矢板駅の案内板が見えた。





駅はもうすぐだ。



駅前にあった商店だが昭和の雰囲気を残している、入り口の戸が木で出来ているし看板や日除けが懐かしさを感じさせる。



駅に到着。11時35分だった。



駅前の桜も満開。



木造の矢板駅もなかなかよい感じだ。





最近建て替えた駅舎は2階に改札口があるのが多い。
エレベーター設置してあるとはいうものの、移動距離が長くなってわれわれ老人にはつらいものがある。
このように駅に入ってそのままプラットホームへ行けるというのが良いと思うのだが。





矢板駅前のベンチで10分間の休憩を取る。


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38日目 西那須野駅 => 野崎駅

2013年08月09日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2013年06月13日

西那須野駅 => 野崎駅 歩いた距離 約5.3Km

駅の待合室で休んでいると外国人がきっぷの買い方で困っていた。
駅員が出てきて説明している。



日本の鉄道は世界一優秀だとわたしは思っているが、外国人にとっては必ずしも利用しやすくないだろうと思う。
きっぷの自動販売機などには英語表記はまず無いし、自動改札など慣れているはずのわたしでも戸惑うことがある。

外国からの観光客を誘致しようと思うなら、やはり英語での案内表記は必須であろう。



駅の中の観光案内を見ると「乃木別邸・乃木神社」というのがあるのだが駅からは少し遠い。



駅からほど近いところに大山巌の墓所があるという。
日露戦争で「陸の大山、海の東郷」と呼ばれた陸軍大将である。
だがわたしは大山巌については司馬遼太郎の「坂の上の雲」でしか知らない。

あれ、彼は那須の出身だったかかな?と思ったのだが、那須に別荘があり農場も持っていたそうだ。
なるほど、それでここに墓所があるのだな。

まだ11時10分である、時間はたっぷりあるので寄り道だが行ってみることにした。



大山巌の墓所はこの参道の奥にある。





参道は緑に覆われて公園からの散歩道としてもよさそうだ。





大震災のときに倒れただろう入り口の燈篭の上部が地面に転がっていた。







墓所の正面は閉ざされており門の隙間から中がかろうじて覗える。





町中にあっても杉木立の中は静かであった。




さて東北本線へ戻ろう。



西那須野駅前まで行きそこから野崎駅を目指す。

もう地図は無いので”野生のカン”だけが頼りである。

わたしは若いころはかなり方向感覚がよかった。知らない土地でも迷わず目的地へ行けることを密かに自慢に思っていたものだ。
地方から来た人は必ず迷って3時間は出られなくなるという新宿駅でも、あちらこちらと数時間もさまよってやっとたどり着けるという東京駅の京葉線プラットホームへも迷わずに行けたものだった。

だが老人になったら”野生のカン”が”錆びた空きカン”になってしまった。
よく知っているはずの盛岡市内を歩いていてさえ方角を間違え慌てることがある。

隣の野崎駅へは線路沿いに道路がある、これなら錆びた空きカンでも迷うことは無いだろう。

駅から少しいくと「那須塩原市 西那須野支所」の前を通る。
ビルから大勢の人が出てくる。
時計を見ると12時5分だった、近くの食堂に行く人や弁当店へ買い物に行くのだろう。

歩き始めたばかりだがこの辺で昼食にしようかと少し迷ったが歩き続けることにした。

しばらく歩いて愛宕神社の前を通る。

ここの鳥居にある注連縄もなかなか面白い。



両側の柱から一方が太い縄を中央で結んでいるのだ。

ここの注連縄も中央部分がかなり低くなっている。





こういう注連縄がわたしの子供時代にあったなら近所のワルガキと一緒になって注連縄でブランコ遊びをやっていただろうなあ。

「愛宕神社」の額の文字も面白いデザインだった。




「十一屋酒店」の前を通る。盛岡市にも十一屋という名前の酒店があった。
苗字や屋号が数字というのは珍しくないらしい。だがまったく離れた土地なのに同じ屋号で、同じ商売をしているとは偶然だろうが面白い。
この酒店には”タバコ販売コーナー”が面影をとどめている。



いまは自動販売機で買うのが当たり前になってしまったが、昔はこのように店の一角で対面販売だった。

盛岡市にはタバコ専門店まであって珍しい外国タバコが並んでいたものだ。もちろん当時は対面販売だった。

新幹線の下をまっすぐに歩いて行く。





新幹線と東北本線は平行して走っているので道を間違えずに済むのだ。



太夫塚踏切の距離表示を見ると150K333Mとある。東京まであと150キロか。





線路沿いの道は狭くまっすぐで単調だがほとんど車が来ないので歩きやすい。

「149」のキロポストがあった。とうとう150キロを切った。

新幹線も東北本線も直線が続く。



すこし線路から離れるところもあるが視野には東北新幹線の高架橋が常に見えているので迷うことが無い。





麦畑がある。



東北本線と新幹線が交差する地点。







町中に入り、もうそろそろ駅が近いはずと思っていると踏み切りの鐘の音がする。



見ると駅はすぐ近くだった。

「おおたわら」と書いてあるマンホールの蓋にあるのは那須与一の絵ではないか。



那須与一は那須の出身だったっけ?
事前に調べていないのでこういうことも「発見」である。



午後1時20分、野崎駅に到着した。







駅前がずいぶんと広い。その広い駅前の一角に那須与一の銅像が建っている。



ここで昼食にしようとあたりを見回すが駅前には食堂らしきものが無い。



遠くに食堂があるのが見えたがそこまで歩くのが億劫で、駅前のコンビニでおにぎりを買ってベンチに座ってほおばる。

ここから先の地図も情報もまったく持っていない。今回はこの駅までとしよう。

当初は黒磯駅までの計画だったので旅としては上出来である。

天候にも恵まれた。雨にも降られたがさほど強い雨では無かった。
なによりも足が痛くなったりとか、病気も怪我も無かったのだ。

6日間で歩いた距離は約118キロメートル。
一日平均20キロとスローペースだった。
もっとも後半は朝寝坊したり早めに切り上げたりしたからね。
後半の2日間のペースが落ちてしまったのは年齢による衰えだろう。
なにしろ歩き始めてすでに3年目なのだ。


午後1時42分発の下り電車が来る。



急いできっぷを買ってホームへ出る。



運賃は1450円、うーむ高い。



次回は青春18きっぷが使える時期に旅をしようかなあ。

野崎駅にあったキロポストを写真に収める。これも歩き旅の記念である。



途中の黒磯駅での乗継が悪く1時間近くも待つことになる。



郡山駅に着いたのは午後3時半過ぎである。



このホテルも今夜が最終日だ。
フロントの対応もよかったし、なによりも静かで良く眠れたのが嬉しかった。



ゆっくりと汗を流してテレビを見ながら時間をすごしていると午後6時を回った。

きょうも夕食は駅中で食べることにする。
駅近くに回転寿司でもないものかと見回したのだが見つけれなかったのだ。

入ったのはサイゼリアだ。



ステーキとライス、スープのセットを注文する。



今回の歩き旅の最終日ということで”ひとり打ち上げ”だからとグラスワインも注文した。

おお、豪華版だあ!!。
毎日”なか卯”と処分品の弁当ばかり食べていたから、感動モノである。



まあ、サイゼリアだからこの内容でも千円からお釣がくるのが嬉しいところ。
味のほうはというと「無難なファミレスの味」というところだ。

うーん、もう少し奮発して別のレストランに行けばよかったかな。





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38日目 那須塩原駅 => 西那須野駅

2013年08月07日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2013年06月13日

那須塩原駅 => 西那須野駅 歩いた距離 約7Km


きょうも午前7時に起きてしまった。朝寝坊のクセが戻ってしまったようだ。

さっとシャワーをして駅へと向かう。



空はところどころ青空が見えるが全体としては曇り空だ。



通勤通学時間帯だからプラットホームに乗降客は多い。
それでも車内は空いていてラクに座ることができる。





さっそく駅中のコンビニで買ったサンドイッチとコーヒーで朝食。



黒磯駅で乗り換えて那須塩原駅へと向かう。



9時20分に那須塩原駅に着いた。
さて次の西那須野駅に向かうには...と駅前の案内地図を見ると、
どうやら国道4号線を南下すればよさそうである。東北本線からは少し離れるが道に迷わず進めるだろう。

駅二階にある観光案内所で地図をもらう。



わたしの歩きたいコースは隅っこに小さくあるだけだがなんとか役に立つだろう。





さっそく駅を背にして歩き出す。



マンホールの蓋を見かけるととりあえず写真を撮る。







後日Wikiで見ると、黒磯市は合併して那須塩原市となったのだそうだ。


このまま新幹線の下を延びる道路を歩いて行き、国道4号線に出ればよいはずである。



左側を国道4号線が通っている。



と、突然道路が途切れて草むらになってしまう。
だがすぐ先には国道へ通じる階段があるのだ。
その階段も草で覆われているところをみると、この部分だけ草刈をしなかったもののようだ。



引き返すのもいやだし、ほんの5、6メートルだけ草むらを歩けばよいのだと無理やり進む。

ヒザ上まである草むらを掻き分けて進む。階段も草で滑りそうだがなんとか国道まで到達、やれやれ。





振り返ってみるとこんな感じ。





国道へ出る、東京までは157キロである。



蛇尾川に架かる那須野橋を渡る。
下を見ると水が無い。ここのところまとまった雨が降っていないのだ。



順調に距離を消化して行く。







「五十商店」の看板がある。
読み方が分からないので帰宅してから調べてみると”いそ”と読むらしいことがわかった。



国道4号線の道端にお墓があった。





自動車の無い時代に街道沿いにあった墓を交通量が増え道路が拡張されるときに移されてしまったんだろうなあ。
こんなに車が多くてはご先祖様もゆっくり眠っていられないだろうに。



西那須野の町中へと入って行くが、手元の地図に現在地は載っていない。





遠くに新幹線が見えているので「あっちの方角だろう」と見当をつけて進む。





事務所らしき建物の前に大きなガラスケースがあった。



中にはでっかい人形が入っていた。



西那須野駅まで0.7Kmの標識を発見。



新幹線の高架橋の下を歩いて行くと、西那須野駅が見えてきた。





駅近くの踏切のそばにある住宅。昔は旅館か商店だったのだろうか。



駅前の駐車場付近。



駅の正面から伸びる通り。工事中だが道幅が広く感じる。



11時10分に西那須野駅に到着。



駅の向かいには噴水のある小公園がある。
その前の歩道橋を渡って駅舎へと向かう。



駅前の交番にはでっかいピカチュウがあった。



待合室で10分ほど休憩をとる。



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38日目 黒磯駅 => 那須塩原駅

2013年08月05日 | 東北本線 福島駅ー宇都宮駅
2013年06月12日

黒磯駅 => 那須塩原駅 歩いた距離 約6.2Km

今回の旅は黒磯駅まで歩くことが目的だったので黒磯駅から先の地図は用意してこなかった。

だが駅の案内地図を見ると黒磯駅から那須塩原駅までは県道303号線から国道4号線へと歩いて行けばよいことが分かった。

地図無しでの旅はちょっと不安だが国道から外れないように行けばよいのだ。
さっそく雨の中を歩き出す。



傘は小さいので胸から上はなんとか濡れずに済むのだが、ズボンもシューズもたちまちびしょ濡れになる。



カメラを濡らすと故障するのでスーパーのポリ袋に入れてディパックにしまう。
撮影するときだけ取り出して、写真を撮ったらまたしまう。面倒だが仕方が無い。

シューズの中も水浸しである。暑い時期だからよいものの気温が低い時期なら風邪を引いてしまうだろう。



マンホールの蓋のデザインが変わった。那須塩原市へ入ったのだろうか。



どうやら那須塩原市に入ったようだ。



東北本線との立体交差を通る。右上を新幹線が通っている。
その右下はどうやら新幹線の車両基地のようだ。盛岡市にも車両基地があるが同じような造りだ。



国道4号線を歩く。交通量が多い、特に大型トラックの数の多さには驚くほどだ。
主要な国道ではあるが片側1車線で、ところどころ歩道の無い部分もあったりする。



やっと那須塩原駅の案内が見えてきた。



駅へ向かう道路沿いにあったモルタル造りの住宅。



そういえば昔はこのようなモルタル造りの家があったものだと、カメラを向ける。
いまはアルミサッシの窓が普通だが木製の窓だ。
当時は大きなガラスは高価で手に入りにくかった、だから窓が小さいのだ。
そして懐かしいスリガラスの窓も残っている。
子供の頃あのスリガラスを爪でこすってキーッっという嫌な音を出して遊び怒られたものだ。
この住宅にはいまでも誰か住んでいるのだろうか。

午後1時50分に那須塩原駅に到着。





日光と那須高原への入り口の駅だから観光客が多かった。
那須には日光国立公園やサファリパークなど観光客を引き付けるポイントが数多くあるのだ。

駅にある市内観光案内マップを見ると、観光地の定番商品であるオルゴール美術館やトリックアート・ミュージアムとかもあるのだが、”黄金の巨大神像”というのもあるらしい。
観光客が増えるとそれを目当てにさまざまな物が造られるんだなあ。

駅前のオブジェ。



未来に羽ばたく少女のイメージだね。
でもこの像を夜中の墓場で見かけたならさぞかし恐いだろうと、ヘンなことを考える。

別のところには大きな鍋があった。



これは祭りのときに使われるものだそうだ。

駅の土産物屋は観光客で賑わっていた。





雨がかなり強くなってきたので今日はここまでにしてホテルへ戻ることにする。



郡山駅までの運賃は1110円。うーむ高いなあ。





安いホテルに泊まっていても、そこへの往復にお金がかかるし往復するための時間もかかる。
つくづく無駄の多い旅行をしているものだと思う。

日中の普通列車はいつもがら空きだ。



運転席の窓には強い雨があたる。



郡山駅に戻ったが、まだ午後3時半過ぎだ。

行く当ても無いので部屋へ戻りテレビを見ながら過ごす。

さて夕食はどうしよう。

駅の隣にレストラン街とスーパーマーケットがある。

スーパーマーケットを覗いてみたが食べたいものが見つからず、マクドナルドで夕食にしようかと思いつつ通路を歩いていると人だかりのしている店がある。

お弁当屋さんであった。なんとちょうど在庫処分割引が始まったところだ。

500円の弁当が390円というビミョーな割引だが迷わず購入。

安く買えて嬉しいような、またも処分品を買ってしまったという情けないような複雑な気持ちである。

しかも処分価格で100円という安さにつられて、フライドポテトまで買ってしまった。

ま、これだけ買っても490円だったからよかったのだとしよう。

ホテル備え付けの電子レンジでチンしてから部屋へ戻って食べる。

あとはすることも無いので午後9時前に寝てしまう。




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