2012年5月10日(木) 藤田駅 - 福島駅 歩いた距離約21Km
朝の5時に目が覚めてしまった。駅のトイレに行き顔を洗う。
見るとプラットホームにある待合室に人影がある。どうやら駅の待合室で寝た人もいるようだ。
時間が早いので朝食も食べずに藤田駅まで移動する。
午前5時45分に藤田駅をスタート、歩き始める。
ひんやりとした朝の空気が気持ちよい。
さすがにこの時間だと人通りはほとんどない。
すぐに桑折町へと入る。
国道4号線から旧道へと入るととたんに周りが静かになる。
昨年の地震で壊れた屋根がそのままになっている。
屋根職人の人手が足らず修理まで手が回らないのだろうか。
「桑折」と書いて「こおり」と読むという。地名は本当に読み方がわかりにくい。
地元の人には当たり前のことでも知らないものにとってはどう読んでよいのやら困ることが多い。
駅近くにある「しだれ桑」の木。
ふと見上げるとその形がとても神秘的に見えるのだった。
6時40分に桑折駅に到着。人の姿は無くしーんとしていた。
駅の写真を撮って次の駅へ向かって歩き出す。
駅前にあった外灯。この町の名所である明治12年建造の伊達郡役所がデザインされている。
マンホールの蓋のデザインにも伊達郡役所の絵が描いてある。
しばらく歩くと伊達市と入っていく。
伊達市のマンホールの蓋。見ると「ダ」と書いてある。ダテだから「ダ」とは安易なロゴだねえ。
福島県は桃が名産ですね。美味しいんだけど値段もかなり高めなんだよね。
市内には古きよき時代を思わせる建物が多い。
このお米屋さんなどそのまま時代劇のセットに使えそうな感じだ。
福島まで9キロの地点まで来た。
このマンホールの蓋のデザインが良くわからなかったのだが。
伊達駅前のカラー版マンホールの蓋を見てやっと理解した。
これは福島の「わらじ祭り」をデザインしたものだったのだ。
いよいよ伊達駅が近くなってきた、駅近くのコンビニで朝食のパンと缶コーヒーを買う。
伊達駅へ続く歩道はまるで公園のように整備されている。
午前8時30分に伊達駅に到着。
伊達駅は大きな旧家か温泉旅館を思わせる建物だ。
玄関から女将さんが「いらっしゃいませ~」と出てきても違和感が無いなあ。
駅のベンチで朝食にする。駅員さんが待合室の掃除をしていた。
30分の休憩をとって駅を後に歩き出す。
すぐに福島市と入っていく。
あいかわらずマンホールの蓋の写真を撮る。
10時ちょうどに東福島駅に到着。
なんら特徴の無い駅舎だ、もう何度も同じような形の駅舎を見てきている。
だが福島という大都会の駅だけあって駅構内は広い。
ここでは写真だけ撮って今回の目的駅である福島駅へと歩く。
いったん国道4号線に出て福島市中心にそびえる信夫山を回って駅の方向へと歩く。
信夫山の南側部分は公園になっていて人工ではあるが小川がさらさら流れている。
周辺はハナミズキの花が咲き乱れ美しい。
このように公園があり散策できるように整備されているのはうれしいことだ。
ベンチで一休みすれば疲れも消えてしまう。
福島テレビ局や官庁の並ぶ通りを駅目指して歩く。
東京方面へは新幹線でも車でも何度も行っているのに、福島市や郡山市に立ち寄ったことは無かった。
いつも素通りしていたのだが、歩いてこの町を訪れるとは考えたことも無かった。
歩いてみると町の規模や位置関係が良くわかる。
駅が近くなってきた。
駅の隣には大きなショッピングセンターがあるが、立ち寄らずに駅へと向かう。
「阿武隈急行線」「福島交通飯坂線」の電車乗り場がある。
わたしの住む岩手県には”私鉄”は無い。
いや”三陸鉄道”と”いわて銀河鉄道”という第三セクターの鉄道はあるのだが、わたしに言わせるとあれは”私鉄”ではない。
岩手県などが出資して運営している公営鉄道であり、社員もJRからの出向である。”民間企業”が運営する鉄道ではないのだ。
JRは民間企業なのだが体質的にはいまだに国営鉄道を引きずっている。
競争原理がほとんど働かない企業だから仕方ないのかな。
新幹線を誘致するためや赤字路線を維持するために多額の税金を投入したりしているのだから半国営公営という感じだ。
青森県にも秋田県にも”私鉄”はあるのに岩手県の私鉄はとっくの昔に姿を消してしまったのは寂しい限りだ。
もっとも地方の私鉄はどこも経営が厳しくて存続の瀬戸際にあるらしいのだ。
純粋な私鉄は地方では消えていくしかないのだろう。これも時代の流れである。
12時20分に福島駅に着いた。さすがに大きな駅である。
おお「スターバックス」もあるではないか。
「スターバックス」「マクドナルド」などの店舗があるということが”大都市”の証明である。
駅前にある松尾芭蕉像。
元禄二年(1689)の5月に芭蕉は福島を訪れていると碑にある。
松尾芭蕉の奥の細道の旅をなぞる旅をする人は多いが、わたしもやってみたい・・が、はたしてできるだろうか。
今日は風が強い、傘を差すほどではないが小雨も降ってきてかなり肌寒い。
昼食にしたいのだが駅中に食堂を見つけれなかったので、駅前の「なか卯」でカレーライスを食べる。
390円なり。昼食時ということもあり込み合っていた。
今回の目的駅まで無事に着いたのでまだ昼過ぎだが帰ることにする。
きょうも約6時間歩き続けたのだ、自分では頑張ったと満足している。
JR券320円で藤田駅まで戻る。
車へ戻り、国道4号線を北上する。
空には雲が広がり、夕方にはかなり強い雨が降ってきた。
福島駅から帰ってきて正解である。あのまま歩き続けていたら雨に濡れてしまっただろう。
朝の5時に目が覚めてしまった。駅のトイレに行き顔を洗う。
見るとプラットホームにある待合室に人影がある。どうやら駅の待合室で寝た人もいるようだ。
時間が早いので朝食も食べずに藤田駅まで移動する。
午前5時45分に藤田駅をスタート、歩き始める。
ひんやりとした朝の空気が気持ちよい。
さすがにこの時間だと人通りはほとんどない。
すぐに桑折町へと入る。
国道4号線から旧道へと入るととたんに周りが静かになる。
昨年の地震で壊れた屋根がそのままになっている。
屋根職人の人手が足らず修理まで手が回らないのだろうか。
「桑折」と書いて「こおり」と読むという。地名は本当に読み方がわかりにくい。
地元の人には当たり前のことでも知らないものにとってはどう読んでよいのやら困ることが多い。
駅近くにある「しだれ桑」の木。
ふと見上げるとその形がとても神秘的に見えるのだった。
6時40分に桑折駅に到着。人の姿は無くしーんとしていた。
駅の写真を撮って次の駅へ向かって歩き出す。
駅前にあった外灯。この町の名所である明治12年建造の伊達郡役所がデザインされている。
マンホールの蓋のデザインにも伊達郡役所の絵が描いてある。
しばらく歩くと伊達市と入っていく。
伊達市のマンホールの蓋。見ると「ダ」と書いてある。ダテだから「ダ」とは安易なロゴだねえ。
福島県は桃が名産ですね。美味しいんだけど値段もかなり高めなんだよね。
市内には古きよき時代を思わせる建物が多い。
このお米屋さんなどそのまま時代劇のセットに使えそうな感じだ。
福島まで9キロの地点まで来た。
このマンホールの蓋のデザインが良くわからなかったのだが。
伊達駅前のカラー版マンホールの蓋を見てやっと理解した。
これは福島の「わらじ祭り」をデザインしたものだったのだ。
いよいよ伊達駅が近くなってきた、駅近くのコンビニで朝食のパンと缶コーヒーを買う。
伊達駅へ続く歩道はまるで公園のように整備されている。
午前8時30分に伊達駅に到着。
伊達駅は大きな旧家か温泉旅館を思わせる建物だ。
玄関から女将さんが「いらっしゃいませ~」と出てきても違和感が無いなあ。
駅のベンチで朝食にする。駅員さんが待合室の掃除をしていた。
30分の休憩をとって駅を後に歩き出す。
すぐに福島市と入っていく。
あいかわらずマンホールの蓋の写真を撮る。
10時ちょうどに東福島駅に到着。
なんら特徴の無い駅舎だ、もう何度も同じような形の駅舎を見てきている。
だが福島という大都会の駅だけあって駅構内は広い。
ここでは写真だけ撮って今回の目的駅である福島駅へと歩く。
いったん国道4号線に出て福島市中心にそびえる信夫山を回って駅の方向へと歩く。
信夫山の南側部分は公園になっていて人工ではあるが小川がさらさら流れている。
周辺はハナミズキの花が咲き乱れ美しい。
このように公園があり散策できるように整備されているのはうれしいことだ。
ベンチで一休みすれば疲れも消えてしまう。
福島テレビ局や官庁の並ぶ通りを駅目指して歩く。
東京方面へは新幹線でも車でも何度も行っているのに、福島市や郡山市に立ち寄ったことは無かった。
いつも素通りしていたのだが、歩いてこの町を訪れるとは考えたことも無かった。
歩いてみると町の規模や位置関係が良くわかる。
駅が近くなってきた。
駅の隣には大きなショッピングセンターがあるが、立ち寄らずに駅へと向かう。
「阿武隈急行線」「福島交通飯坂線」の電車乗り場がある。
わたしの住む岩手県には”私鉄”は無い。
いや”三陸鉄道”と”いわて銀河鉄道”という第三セクターの鉄道はあるのだが、わたしに言わせるとあれは”私鉄”ではない。
岩手県などが出資して運営している公営鉄道であり、社員もJRからの出向である。”民間企業”が運営する鉄道ではないのだ。
JRは民間企業なのだが体質的にはいまだに国営鉄道を引きずっている。
競争原理がほとんど働かない企業だから仕方ないのかな。
新幹線を誘致するためや赤字路線を維持するために多額の税金を投入したりしているのだから半国営公営という感じだ。
青森県にも秋田県にも”私鉄”はあるのに岩手県の私鉄はとっくの昔に姿を消してしまったのは寂しい限りだ。
もっとも地方の私鉄はどこも経営が厳しくて存続の瀬戸際にあるらしいのだ。
純粋な私鉄は地方では消えていくしかないのだろう。これも時代の流れである。
12時20分に福島駅に着いた。さすがに大きな駅である。
おお「スターバックス」もあるではないか。
「スターバックス」「マクドナルド」などの店舗があるということが”大都市”の証明である。
駅前にある松尾芭蕉像。
元禄二年(1689)の5月に芭蕉は福島を訪れていると碑にある。
松尾芭蕉の奥の細道の旅をなぞる旅をする人は多いが、わたしもやってみたい・・が、はたしてできるだろうか。
今日は風が強い、傘を差すほどではないが小雨も降ってきてかなり肌寒い。
昼食にしたいのだが駅中に食堂を見つけれなかったので、駅前の「なか卯」でカレーライスを食べる。
390円なり。昼食時ということもあり込み合っていた。
今回の目的駅まで無事に着いたのでまだ昼過ぎだが帰ることにする。
きょうも約6時間歩き続けたのだ、自分では頑張ったと満足している。
JR券320円で藤田駅まで戻る。
車へ戻り、国道4号線を北上する。
空には雲が広がり、夕方にはかなり強い雨が降ってきた。
福島駅から帰ってきて正解である。あのまま歩き続けていたら雨に濡れてしまっただろう。