JR北上線沿線を歩く旅 矢美津駅―>横手駅 JR営業キロ 4.5Km 2020年10月9日
休憩せずに歩き続ける。
「ほっとゆだ駅」からは高低差約180メートルの下り勾配だったから比較的楽だった。
すべての道がこのように緩い下り坂だったらラクなのになあ(笑)
わたしは登山には向かない性格だな。
このあたりはぶどうが名産で産地直売の店が何軒も並んでいた。
店を見るとナイヤガラ、スチューベンなど大粒のぶどうが甘い香りで客を誘惑している。
産直だから値段も手ごろだ。
一瞬、買おうかなと考えたがぶどうは衝撃に弱い、ディパックの中でつぶれたらば悲惨だ。
あきらめて店から立ち去る。
道の両側、川の向うもぶどう畑が広がっている。
横手市の中心部へと入っていく道の交差点にどっしりとした構えの茅葺きの農家があった。
いまでは茅葺職人の手配も大変だろうにと、つい見とれてしまった。
横手駅へと住宅地を抜けていく。道路幅の狭いのは盛岡市など城下町はどこでも同じようなものだ。
横手市のマンホールには横手城とかまくらの絵だった。
印刷所の壁に「タイプ印刷いたします」の看板があった。
わたしが20代のころ住んでいたアパートの隣室のひとは和文タイプをしていたようで、昼も夜も“カチャ、パチン”というタイプ音が聞こえていた。
勤務先でも和文タイプを使っていたが、数年でワープロにとってかわられてしまったっけな。
タイピスト、電話交換手などの職業は当時資格制度もあり花形だったが一瞬で消えてしまったように感じるなあ。
市内中心部へと進んでいく。
お堂があって、その前に庚申塔、二十六夜塔などが並んでいる。
後日ネットで調べてみると“月待塔”というのだそうで、特定の月齢の日に集まり会食や行事を行ったのだそうだ。
これは盛岡地方で見た記憶がない、岩手県にもあるのだろうか。
駅へと続く阿桜大通りは広いのだが人の姿も車も少なかった。
開いている店を探すのが困難なほどシャッター商店街状態。
新型コロナの影響だけでなく郊外に大型ショッピングセンターなどが出来て客がそちら行くようになったのだろう。
午後3時20分、横手駅に到着。今日は7時間半ほどかけて26キロを歩いた。
時間帯のためだろうか駅前は閑散としていた。
駅の一階には横手市の観光案内所がある。
高校生が大勢いた、みると皆参考書や教科書を広げて勉強中だった、ここは高校生の学習場所でもあるようだ。
駅前も見て回る。
銅像はないかと探すと、「かまくら」というタイトルの像があった。
女の子がふたりかまくらの中であやとりをしているようだ。
ほかに無いかと探すと郵便ポストの上にスターウォーズのダースベイダーのヘルメットが載っていた。
が、、、近づいてよーく見ると「かまくら」だった。
映画「スターウォーズ」のファンなのでついダースベーダーを思い浮かべてしまったのだ。
横手市に来たからには名物の「横手焼きそば」が食べたい。
観光案内所に“横手焼きそばマップ”があったのだが、見るとこの時間に営業している店がほとんど無い。
遠くまで歩いて行くのはイヤだし、列車の時刻に遅れた大変だ。
駅近で営業している店を探すと「居酒屋 やや」という店があった。
わたしは酒を飲まないので居酒屋へ入ることは無いのだが店へと向かう。
近くには横手FMのスタジオやY2プラザという施設があった。
ここでも高校生が勉強中! 横手市の高校生はマジメだなあ。
わたしが高校生の時は遊んでばかりだったなと今頃になって反省。
“居酒屋 やや”に客はいなかったが手際よく焼きそばを作ってくれた。
長年営業していると店内は油やたばこの煙で汚れるものだがこの店はどこもピカピカに磨かれていた。
さすがに椅子や床は古くなっているのだが思わず感心してしまう。
食べ物を扱う店は“清潔第一”である。
「はい、これはサービスだよ」と付け出しも出てきた。
食べ終えて駅へと向かう。
この駅も例にもれず出札。改札は2階にある、疲れた足をかばいながら登っていく。
駅の自由通路には横手土産の自動販売機があった。
お! “横手焼きそば”1食入りで300円。“稲庭うどん”2食で700円だ、高いのか安いのか?
なんと“山菜(わらび)”とか“甘酒(ノンアルコール)”、“マスク”まで買うことができる。
酒造メーカーの模様入りマスクとのこと、もしかして酒の匂いを染み込ませてあるのだろうか。
マスクをしていたら酒に酔ってしまった、、、なんてね。
さてきっぷを買おうかと、見ると“Suica”も“びゅうカード”も使えなかった。
ここは本当にJR東日本の駅なんだろうか・・・
プラットホームには「北上線終点駅 61KM033M 」のポストが立っていた。
これは記念に良い、すぐ撮影する。
そのわきには61Kmのキロポスト。
見せしめのためにだろうかプラットホームの柱にキロポストが針金で縛りつけてあるのだった。
発車まで車内で待つ。
外を見ると夕焼けがすばらしかった、プラットホームへ出て写真を撮る。
近くに座っていた女性も夕焼けをスマホで撮影していた。
互いに顔を見合わせる、いまは新型コロナウィルスの影響もあるので他の人との会話は避けなければならないからなあ。
ゆっくりと夕焼けを見ていたかったが列車は定時に発車するのだった。
真っ暗な「ほっとゆだ駅」で降りてそのまま温泉へと入りに行く。温泉好きにはじつに便利な駅だ。
温泉にゆったりと浸かってから帰宅。
これで北上線のすべての駅に立ち寄り歩き通した。
休憩せずに歩き続ける。
「ほっとゆだ駅」からは高低差約180メートルの下り勾配だったから比較的楽だった。
すべての道がこのように緩い下り坂だったらラクなのになあ(笑)
わたしは登山には向かない性格だな。
このあたりはぶどうが名産で産地直売の店が何軒も並んでいた。
店を見るとナイヤガラ、スチューベンなど大粒のぶどうが甘い香りで客を誘惑している。
産直だから値段も手ごろだ。
一瞬、買おうかなと考えたがぶどうは衝撃に弱い、ディパックの中でつぶれたらば悲惨だ。
あきらめて店から立ち去る。
道の両側、川の向うもぶどう畑が広がっている。
横手市の中心部へと入っていく道の交差点にどっしりとした構えの茅葺きの農家があった。
いまでは茅葺職人の手配も大変だろうにと、つい見とれてしまった。
横手駅へと住宅地を抜けていく。道路幅の狭いのは盛岡市など城下町はどこでも同じようなものだ。
横手市のマンホールには横手城とかまくらの絵だった。
印刷所の壁に「タイプ印刷いたします」の看板があった。
わたしが20代のころ住んでいたアパートの隣室のひとは和文タイプをしていたようで、昼も夜も“カチャ、パチン”というタイプ音が聞こえていた。
勤務先でも和文タイプを使っていたが、数年でワープロにとってかわられてしまったっけな。
タイピスト、電話交換手などの職業は当時資格制度もあり花形だったが一瞬で消えてしまったように感じるなあ。
市内中心部へと進んでいく。
お堂があって、その前に庚申塔、二十六夜塔などが並んでいる。
後日ネットで調べてみると“月待塔”というのだそうで、特定の月齢の日に集まり会食や行事を行ったのだそうだ。
これは盛岡地方で見た記憶がない、岩手県にもあるのだろうか。
駅へと続く阿桜大通りは広いのだが人の姿も車も少なかった。
開いている店を探すのが困難なほどシャッター商店街状態。
新型コロナの影響だけでなく郊外に大型ショッピングセンターなどが出来て客がそちら行くようになったのだろう。
午後3時20分、横手駅に到着。今日は7時間半ほどかけて26キロを歩いた。
時間帯のためだろうか駅前は閑散としていた。
駅の一階には横手市の観光案内所がある。
高校生が大勢いた、みると皆参考書や教科書を広げて勉強中だった、ここは高校生の学習場所でもあるようだ。
駅前も見て回る。
銅像はないかと探すと、「かまくら」というタイトルの像があった。
女の子がふたりかまくらの中であやとりをしているようだ。
ほかに無いかと探すと郵便ポストの上にスターウォーズのダースベイダーのヘルメットが載っていた。
が、、、近づいてよーく見ると「かまくら」だった。
映画「スターウォーズ」のファンなのでついダースベーダーを思い浮かべてしまったのだ。
横手市に来たからには名物の「横手焼きそば」が食べたい。
観光案内所に“横手焼きそばマップ”があったのだが、見るとこの時間に営業している店がほとんど無い。
遠くまで歩いて行くのはイヤだし、列車の時刻に遅れた大変だ。
駅近で営業している店を探すと「居酒屋 やや」という店があった。
わたしは酒を飲まないので居酒屋へ入ることは無いのだが店へと向かう。
近くには横手FMのスタジオやY2プラザという施設があった。
ここでも高校生が勉強中! 横手市の高校生はマジメだなあ。
わたしが高校生の時は遊んでばかりだったなと今頃になって反省。
“居酒屋 やや”に客はいなかったが手際よく焼きそばを作ってくれた。
長年営業していると店内は油やたばこの煙で汚れるものだがこの店はどこもピカピカに磨かれていた。
さすがに椅子や床は古くなっているのだが思わず感心してしまう。
食べ物を扱う店は“清潔第一”である。
「はい、これはサービスだよ」と付け出しも出てきた。
食べ終えて駅へと向かう。
この駅も例にもれず出札。改札は2階にある、疲れた足をかばいながら登っていく。
駅の自由通路には横手土産の自動販売機があった。
お! “横手焼きそば”1食入りで300円。“稲庭うどん”2食で700円だ、高いのか安いのか?
なんと“山菜(わらび)”とか“甘酒(ノンアルコール)”、“マスク”まで買うことができる。
酒造メーカーの模様入りマスクとのこと、もしかして酒の匂いを染み込ませてあるのだろうか。
マスクをしていたら酒に酔ってしまった、、、なんてね。
さてきっぷを買おうかと、見ると“Suica”も“びゅうカード”も使えなかった。
ここは本当にJR東日本の駅なんだろうか・・・
プラットホームには「北上線終点駅 61KM033M 」のポストが立っていた。
これは記念に良い、すぐ撮影する。
そのわきには61Kmのキロポスト。
見せしめのためにだろうかプラットホームの柱にキロポストが針金で縛りつけてあるのだった。
発車まで車内で待つ。
外を見ると夕焼けがすばらしかった、プラットホームへ出て写真を撮る。
近くに座っていた女性も夕焼けをスマホで撮影していた。
互いに顔を見合わせる、いまは新型コロナウィルスの影響もあるので他の人との会話は避けなければならないからなあ。
ゆっくりと夕焼けを見ていたかったが列車は定時に発車するのだった。
真っ暗な「ほっとゆだ駅」で降りてそのまま温泉へと入りに行く。温泉好きにはじつに便利な駅だ。
温泉にゆったりと浸かってから帰宅。
これで北上線のすべての駅に立ち寄り歩き通した。