次に長寿寺の脇から、亀ヶ谷(かめがやつ)の切通し(きりどおし)を通り海蔵寺へ行く予定でした。
しかしいつもは門が閉まっている長寿寺の門が開いています。
そこでチョット寄ってみる事にしました。
予想外に境内は広く整備され、山裾一面シャガの花があふれていました。
竹林ではまだ皮に覆われた新しい竹もすくすく伸びています。
最初にお寺の中に入り、縁側でゆっくりと庭を眺めました。
その後庭をぐるりと歩きました。よく手入れされた庭園がつづきます。
新緑の庭木の間に牡丹、つつじが丁度満開に咲いていました。
優雅な姿の観音菩薩が祀られた観音堂です。
歩いて少し登った所に足利尊氏のお墓がありました。
鎌倉公方足利基氏が父の尊氏の菩提を弔う為に建立したそうです。
長寿寺の名前は、尊氏の法名が長寿寺殿といわれたことからとされています。
亀ヶ谷の切り通しは北鎌倉から鎌倉駅に行く道としてよく歩きます。
その道中からちょっと離れた所にある海蔵寺に寄りました。
鎌倉市扇ガ谷(おうぎがやつ)にある臨済宗建長寺派の寺院です。
谷を鎌倉のこの辺りではやつと読むようです。
テレビで写っていたこのお寺の海棠が散ってありません。
「十六井戸」 お寺の横の洞窟を通り抜けると人家と緑の壁があり、壁を一段と上がると井戸がありました。