令和2年6月15日、ラジオを聞いていたら、北海道渡島・桧山地方に竜巻注意報が出された。最も大きい竜巻の体験は、兄と姉が通う小学校の運動会に行った時、北栄小学校のグランドで起こった。その時、初めて竜巻を恐ろしさを感じた。
日本で起こった最大の竜巻は、2006年の北海道佐呂間町で起こったもので、9人が死亡している。
竜巻の被害は台風やハリケーンの被害と似ており、三年前の台風が北海道に年に2回も上陸し、十勝では特に甚大な被害を出している。日本では、風速でどちらも毎秒80メートル超を記録している。
なお、台風もハリケーンも、また“サイクロン”も同じ熱帯低区圧が強くなったものである。ただ、発生場所によって大西洋と東経180度以東の太平洋のものがハリケーン、東経180度以西の北太平洋と東シナ海で発生したものを台風、インド洋や南半球のオーストラリア近海で発生したものをサイクロンと呼んでいるそうだ。
台風にしても竜巻にしても異常気象が原因だと思うが、これが常態化しなければと思っている。
なお、異常気象がもたらした北海道の最高気温は、2019年5月26日に起こった39.5度で、これも佐呂間町で記録している。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 北海道佐呂間町竜巻災害
北海道佐呂間町竜巻災害は、2006年11月7日午後1時30分頃、北海道常呂郡佐呂間町の国道333号新佐呂間トンネルの工事をしていた作業員用のプレハブ小屋周辺で竜巻が発生し、9人が死亡した災害である。
戦後日本の竜巻による被害では最悪の死者数。気象庁は、竜巻の規模について、当初は暫定的に「F2」以上と発表したが、被害の状況から、「F3」以上ではないかという見方も強かった。その後の調査で「F3」であると発表がされた。
なお、気象庁のF3発表の前に北見工業大学土木開発工学科教授(構造工学)の大島俊之は、調査の結果、瞬間風速が毎秒83mに達することが判明、「F3」であると発表していた。
[当日の気象状況]
当日、北海道から関東地方にかけて、寒冷前線が通過中で、特に北海道のオホーツク海沿岸から東北地方の日本海側にかけて大荒れの天気であった。また、北海道付近にあった低気圧が発達し、佐呂間町のある網走支庁上空は大気の状態が非常に不安定であった。
また、寒冷前線の西側には強い寒気が控えていて、前線の西側であった大阪では木枯らし1号が観測されたが、前線の東側にあたる東京では、9月の中旬から下旬並の気温であった。佐呂間町周辺では、この寒暖の差が非常に激しい気象上の区域に入っていたものとみられる。
現場では、大型トラックがいとも簡単に吹き飛ばされたり、まだ新しい家の屋根が吹き飛んだり、電柱も根元から倒れて吹き飛ばされ、被害のすさまじさを物語っている。
電柱が多数倒壊したため、11月7日午後10時頃まで佐呂間町と北見市の一部において住宅631戸で停電が発生。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
注) 最高気温
(出所:札幌管区気象台ホームページより)