十勝の活性化を考える会

     
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座 禅

2020-12-22 05:00:00 | 投稿

 

日、月命日でお坊さんがお経を挙げにきました。お経が終わってから、私は“宗教”、“生きる意味”、“千日回峰行”のことなどを尋ねました。するとお坊さんは、“座禅”を組んで考えなさい。荒行や苦行だけが「修業」ではありませんと言いました。

座禅をして、瞑想にふけることによって自分と言うものが分かってくるそうです。そして瞑想することにより、「集中力、想像力、記憶力、意思決定、モチベーション、コミニケション」などが、向上するそうです。

 

仏教の開祖と言われる“ゴータマ・シッダールタ”いうお釈迦様は、紀元前5世紀頃のインドで生まれたそうです。ネパール西南部の釈迦族の国の王子で、妻子もあり不自由なく暮らしていましたが、人生の生老病死等の苦や無常から29才で出家したとされ、6年間の難行苦行の後、悟りを開いたとされています。

ところで、近代日本における哲学は、西田幾多郎に始まるといわれていますが、西田は、「哲学は宗教を語ることによって帰結する」といっているように、宗教も帰着点だというのです。

ここで注意したいのは、彼が考えている宗教とは、現代人が考えている宗派的宗教とは異なり、人間の究極の拠りどころである真理や実在を示すようです。

神仏習合ではありませんが、日本人はクリスマスを祝い、除夜の鐘を聴き、正月には神社に参拝し、クリスチャンでもないのに教会で結婚式を挙げる等々の矛盾ともいえる民族です。この柔軟性ともいえる多様性が、日本人の特徴のひとつではないでしょうか。

 

明治維新や敗戦後の高度経済成長、今風の忖度もそのようなことが理由だと思います。新型コロナ禍で社会が変わろうとしている時、お坊さんが言うように、座禅を組んで瞑想にふけることも必要だと思いました。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注)神仏習合

神仏習合とは、日本土着の神祇信仰神道)と仏教信仰(日本の仏教)が融合し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象。当初は仏教が主、神道が従であり、平安時代には神前での読経や、神に菩薩号を付ける行為なども多くなった。

日本で仏、菩薩が仮に神の姿となったとし、阿弥陀如来垂迹八幡神大日如来の垂迹が伊勢大神であるとする本地垂迹説が台頭し、鎌倉時代にはその理論化としての両部神道が発生するが、神道側からは神道を主、仏教を従とする反本地垂迹説が出された。江戸時代に入ると神道の優位を説く思想が隆盛し、明治維新に伴う神仏判然令以前の日本は、1000年以上「神仏習合」の時代が続いた。

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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