十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

“一切なりゆき”~樹木希林のことば~

2021-03-21 05:00:00 | 投稿

 

樹木希林著 “一切なりゆき~樹木希林のことば~の本を読みました。

俳優 樹木希林さんは、皮膚ガンが全身に転移して享年75歳で亡くなりました。そして、ガンが全身に転移してからは、価値観も変わったそうです。この本に樹木希林さんは、次のように書いていました。

『病というものを駄目として、健康であることをいいとするだけなら、こんなつまらない人生はないだろう。私には、いい塩梅(あんばい)にガンというものがあるから、いろんな意味で使っているのよ。

何かを断るときときには「もうガンが大変なの」とさえ言えば、「あっ、そうですね」となるし。まあでも、病気をしてから少し謙虚になりました、私。』

(樹木希林さんの言葉より)

私はこの本を読んで、次のように思いました。樹木希林さんは、死ぬ確率が高くなったことを意識してから、謙虚になったと書いています。私は死人の顔を見ることが、たびたびあります。死に顔は、みんないい顔や美しい顔をしています。なぜなら、死んだことで本来の人間になったからだと思います。すなわち、“我欲”を捨てたからだと思います。

普通の人間にとって生きているあいだは、この我欲を捨てることが出来ません。“知足”の大切さを忘れます。なぜなら、この欲があってこそ“経済”が、あえて言えば“資本主義経済”が成り立っているからだと思うからです。

人間は、“知足が大事だと思いますが、どのくらいの知足で良いのか、満足すればよいのか私には分かりません。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 知足

《「老子33章の「足るを知る者は富む」から》みずからの分をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること。

 .《「知足天」の略》 「兜率天(とそつてん)」に同じ。

(出典: 小学館デジタル大辞泉について)

 

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人生三観(仕事観、人生観、人間観)

2021-03-20 05:00:00 | 投稿

 

人生三観は、人生観、人間観、仕事観の三つである。人生観とは、自分自身の人生について抱く観念のこと人間観は、人間というものをどのように観ているのが人間観のこと。仕事観は、仕事を通じて得るものである。

この人生三観のことであるが、人生や人間についてネガティブな見方をしている人は、やはり仕事についてもネガティブな見方や考え方になっている。この三つの価値観がレベルアップするように、絶えず自己変革する必要があろう。

同じ人間でも考え方や価値観は、人それぞれである。十人十色である。私たちはお互いに影響しあい、時には他人に強く影響を受けて生きている。の生き方などが色濃く反映している場合もあれば、親の生き方への反発が自分の人生観を形成している場合もある。親の生き方や人生観とは、何ら無関係に形成される場合もある。良き指導者や尊敬できる人物に出会ったことで、人生観が形成されることもある。

自分の人生を振り返ると、親の生き方への反発や良き友人との出会い、良き空手の指導者、尊敬できる人物との出会いが大きかったように思う。現在、良き友人の一人は脳腫瘍、良き空手の指導者、尊敬できる人物とも脳出血でリハビリ中である。人生には、運や不運があるが、諦めないことが大切である。なお、人間は同じ環境に置かれないと、その人の本当の気持ちが分からないものである。

私は脳出血の後遺症などで、認知症専門病院泌尿科病院かかりつけ病院3か所の病院にかかっており、毎日、薬を8錠飲んで介護認定が「1」である。一人で歩けるのになぜ介護「1」であるのかをケアマネに尋ねると、認知症があるからだという。

また、私は前向きに生きているつもりでいるが、この薬の中にはハイテンション(そう)を抑える薬が入っている。このハイテンションを抑える薬の効果がありすぎて、副作用で悪い方向にならないかと心配している。実際、ある泌尿科の薬が効きすぎて真っすぐに歩けなくなったので、薬を変えたらフラフラが治った。

ところで、私は「十勝山草会」に入会しており、この会では年に2回の山草の即売会を開催している。先日、ある方からこのイベントのことを指摘され忘れていたが、認知症の影響だろう。

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人間の欲求

2021-03-19 05:00:00 | 投稿

 

“欲求”とは、人間や動物が行動を起こすための“動機づけ”という抽象的な概念で、大きく分けると「動因」と「誘因」に分けられるそうです。

もっとわかりやすく言えば、お腹を満たすためにかつ丼を食べたいという“気持ち”すなわち「願望・欲望」が動機づけの動因で、かつ丼という具体的なもの、すなわち「目標・目的」が動機づけの誘因になるそうです。

 

私たちは生きていく上でさまざまな欲求を持っていますが、一般的に“食欲”“睡眠欲”“性欲”のことを、「三大欲求」といいます。性欲とは、言うまでもなく子孫を残したいという気持ちやHしたいという欲求のことです。

この三大欲求は生理的なもので生理的欲求と言われますが、一方で物欲や金銭欲、成長欲、達成欲などの社会的欲求もあります。

人間社会は、この欲求で経済を含めて作られているので否定できませんが、あまり欲求が強すぎるとデメリットも大きくなります。物欲や性欲を見れば分かりますね。何事もバランス感覚が大切で、この物欲や性欲で人生をダメにした人をたくさん見てきましたので、お互いに気をつけたいものです。

また欲求には、集団欲というものがあります。人は誰しも気を使い過ぎて一人になりたいという時もありますが、人間は基本的に一人では生きていけませんので、“集団欲”というものがあります。私たち人間は、社会という集団で生きており、完全に孤立すれば生きていくことができません。

様々な原因があると思いますが、イジメなどを受け孤立して自殺した人をたくさん見てきました。一見すると強そうに見えても人でも弱いもので、そのため人間には集団欲が備わっているだと思います。人間以外の動物で群れにならない動物には、どんなものがいるでしょうか。

 

人間にとって集団欲を含めて欲求を持つのはごく自然なことであり、物欲で「何かが欲しい」などと思うことによって欲求が生まれ、それを満たすために行動を起こします。そして、欲求が満たされれば気持ちよくなります。ただ欲求は、ある程度コントロールすることができないと、人間関係のトラブルの原因になりますし、暴走すれば犯罪にもなりかねません。

50年前、青森県の下北半島にある日本三大霊山のひとつである恐山の湖で、主演女優が全裸になってオナニーをしていた映画を思い出ましたが、その女優は何かの理由で急に性欲が出たのでしょう。このように欲求は急に生ずる時もあります。人間にとって欲求を持つのは自然なことで、ただ生きるだけではなく自己実現を図っていくことが大切です。チコちゃんではありませんが、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」であります。

「十勝の活性化を考える会」会長

注) チコちゃんに叱られる

『チコちゃんに叱られる!]』は、2018年4月13日(レギュラー放送)からNHK総合テレビジョンで放送されているバラエティ番組

「好奇心旺盛でなんでも知っている5歳」という設定の着ぐるみの少女・チコちゃんが、岡村隆史ナインティナイン)をはじめとする大人の解答者たちに、素朴かつ当たり前過ぎてかえって答えられないような疑問を投げ掛ける、クイズ形式のバラエティ番組。2017年3月以降の3回の単発放送を経て、2018年4月13日からレギュラー放送が開始された。

解答者が答えに詰まると、CGによって突然真っ赤になり巨大化した顔で、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の決めぜりふと共に叱って答えを明かし(逆に解答者が正解した場合には「つまんねーヤツだな〜」と拗ねてしまう)、専門家に取材をした解説VTRを流して答えを掘り下げる、という構成で進められる。

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

 

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日本の株価

2021-03-18 05:00:00 | 投稿

 

日本の株価が、2月15日に30年ぶりで3万円を超えたことをテレビで報じていた。

株価は、半年後の経済を反映すると言われていますが、日本の経済が好調なのかというとそうではありません。 2月15日の内閣府発表の速報値では、新型コロナ禍の影響で、2020年の1年間の実質GDPは、マイナス4.8%となり、リーマンショック以来のマイナス成長になっています。

実体の伴わない相場は長続きしないと言われ、3月5日現在、日本の株価が2万8千3百円でジェットコースターのように格言どおりで、株価下落を懸念する声も少なくありません。今、株式市場でどのような動きがあるのか、その答えは誰にも分かりません。

格言どおり、“株価は株に聞けです。ただ、新型コロナ対策で、政府がばらまいたお金が株式市場にも入ってきていることが、株価上昇の大きな要因なのは間違いなく、“官製相場であることも間違いありません。今の株価は、“ヘビに睨まれたカエル”だそうで、カエルは株価でヘビは金利です。先月2月25日に、ニューヨークダウが約550ドルの大幅下落したのも長期金利が上昇したからです。

国では、国民から集めたお金を年金積立金独立行政法人が運用しているのですが、官製相場で株価を買い支えている結果、一昨年の3/四期には株価が大きく下げたことによって、約15兆円もの運用損を出しました。逆に今は、株価の上昇で大きな利益を出していると思われます。

私は競馬などバクチが好きですが、国が本気になってバクチをやっているのです。人は誰しも甘い汁を吸いたいと思いますが、国まで甘い汁を吸おうとしたら国はおしまいです。国の基本は、国民からのお金を預かっているのですから、“安全第一”の運用が優先です。そのために日本の民間銀行では、多くのお金を国債で運用しているのです。株価を見ていると、国も“貧すれば鈍する”ということを、毎日見ているようです。

なお、日本銀行はジャスダック市場に上場していますので買うことが出来ます。もし、日本の国でデフォルトが起きたら、日本銀行の株をバクチで買うかもしれません。

先日、NHKラジオあさビズで、立教大学 金子勝教授が日本の原発に関して、安全対策がまだ不完全で、想定外が起きる可能性があることを語っていたが、福島第一原発のように、想定外のことが起きないことを願っています。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注)官製相場

債券市場や株式市場で日銀や公的年金などの影響を受けて価格が形成される相場。政策効果を高めるため、日銀が金融緩和策により長期国債や上場投資信託(ETF)などを大量に買い入れたり、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用改革により国内株式の組入比率を引き上げたりすることで、相場が一時的に大きく動く状態のことをいう。

(情報元:野村証券ホームページより)

 

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“幸福のヒント”

2021-03-17 05:00:00 | 投稿

 

劇作家兼演出家の 鴻上尚史氏が 幸せのヒントの題で、機関誌「JAF Mateに文章を載せていたので、その一部を紹介したい。

 

イギリスに留学していた時、なにげなくテレビを見ていたら、ガーデニングの番組が放送されていました。レポーターに紹介された人は、いかにも普通のおばさんという風貌で、それは楽しそうに自分の庭の花々を紹介していました。

(中略)

番組は、レポーターが町を歩いて、素敵な庭を見つけるとインタビューするというスタイルでした。庭先で紹介するその女性は、本当に幸せそうな笑顔で、「花を育てるのが好きなの。そして、道を歩く人達に見てもらいたいことも」と語っていました。

この女性の発言がずっと僕の心に残って、僕は「幸せのヒント」(だいわ書房)という本を書きました。それは、「幸福とは、結局、自分が、「何を幸福だと思うか?」ということを見つけることなんだ」と思ったからです。

僕たち日本人は、ともすれば、こんな庭を見せるのは恥ずかしい」とか、「周りの人は評価してくれるだろうか?」とか、自分ではなく「周りの人がどう思うか」を、自分の幸福の基準にしがちではないかと思うのです。

多くの人がスマホを持ち、SNSの評価などを気にすることが当たり前になってきた時代は、その傾向が加速されます。でも、こんな時代だからこそ他人が「いいね」を押すとかフォローワーの数が何人になったかではなくて、「自分はいったい、幸福とは何だろう」とゆっくり考え、見つけることが大切だと思うのです。』

 

私の趣味はガーデニング”なので、以上の文章を読んでそのとおりだと思いました。他人が、自分の庭をどう思うかは関係ないのです。なぜなら、脚注の写真にあるように、私の庭にはシダ、ササ、エンレイソウ、ギョウジャニンニク(別名:アイヌネギ)、ヤチボウズなど野生植物だらけです。

野生植物は自然界で生き残る仕組みを持っているので強く、栽培植物は改良されているので弱いと思います。庭には、木々と宿根草主体の花々がありましたが、栽培植物はいつの間にか死んでしまいました。植物が減る理由には、日当りや含水率などの土壌が適合しないことです。例えば、クリスマスローズやデルフィニューム、ガウラなどがいつの間にか無くなりました。

一般的に植物は、水はけが悪いところでは生育が悪く育ちません。ギョウジャニンニクは強くて育ちますが、匂いが強いのが難点です。雪解けを待っていたように青々とたくましい姿を見せるので、観賞用に大事にたくさん育てています。ある時、町内会の花見がありましたので、ジンギスカン鍋用に食べていただきました。

動物と植物とは共存していかなければならないのですが、適者生存であるのは植物の世界でも同じです。地球上には、約九百万種の動植物が生存していると言われていますが、環境汚染や地球温暖化などから減り続けています。かけがえのない地球を考えると、人間を含めて動物も植物も生存していける持続可能な環境が大切であると思っています。

「十勝の活性化を考える会」会長

注) 庭の写真

 

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