阪神競馬場で行われた第84回桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)は、中団追走から直線で突き抜けたJ.モレイラ騎手騎乗の2番人気ステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が、同じく中団から脚を伸ばした1番人気アスコリピチェーノ(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒2(良)。
◎ステレンボッシュが見事、クラシック1冠目、桜花賞制覇!予想通りの素晴らしい競馬を見せてくれました。マジックマン・モレイラ騎手の手綱さばきも素晴らしかった。阪神JFでは首差負けた○アスコリピチェーノに逆転しました。この2頭は、予想通り、この世代トップクラスの馬でその実力を遺憾なく発揮してくれました。
阪神マイルという舞台では、この2頭は互角だと思っていましたし、その通りの結果。次走、おそらくステレンボッシュは2冠を目指しオークスに向かうとは思いますが、〇アスコリピチェーノはどうでしょうか・・。血統的にはやはり、NHKマイルの方があっていると思うし、世代トップのマイラーにはなるはずですからね。
騎手も馬も素晴らしいですが、やはり、厩舎も素晴らしい。アパパネ、アーモンドアイと2頭の3冠牝馬を送り出した国枝厩舎はやはり、クラシックをいかに獲るかというノウハウを把握してますね。次走も楽しみです。
2着のアスコリピチェーノも素晴らしかったです。前述ですが、この馬はNHKマイルでの世代トップのマイラーを証明してもらいたいです。この世代の牝馬のレベルは、ソダシの世代の位のレベルにはあると思います。上2世代よりは強いと思うので秋になって古馬と対戦するようになった時、楽しみで仕方ありません。
3着にライトバック。これは、悔やまれます・・。昨日、予想では消しましたが、最後まで悩んだ1頭。△イフェイオンと迷って消したんですよね・・。データの粗探しをしていてフェアリーSとエルフィンS、どちらの馬を消そうかと調べるとエルフィンSから参戦した馬は、複勝率100%だったんですよね・・。まぁ、無理やり消したんですが、「虎の巻」でも桜花賞出走のエルフィンS勝ち馬は買えと書いてあったのですが、消して自分が情けないというしかない結果。調教も、いい動きでしたし、クイーンズウォークを買うくらいならこっちでしたか。
4着に×スウィープフィート。ここで豊マジックを炸裂してもらいたかったなぁ・・。展開は向きましたし、末脚もしっかり使ってましたが、ライトバックに美味いこと蓋をされて進路を探しながらの直線のロスが痛かったなぁ・・。この馬も阪神JFで7着。とは言え当時は長島まなみ騎手での7着だったわけでかなりの善戦でした。そして3着のライトバックとは、エルフィンSで1,2着。ここを物差しにしていればやはりライトバックをもっと評価すれば良かったと改めて反省することになりました。
この2頭は、オークスでも面白そう。引き続き、要チェックですが、スウィープフィートはオークスが3戦目ですからね・・。状態をよく見て判断が必要ですね。
▲コラソンビートは、予想した悪い方の結果が出てしまいましたね・・。阪神JFで距離が長いと言われていたのですが、桜花賞までは持つかと淡い期待としたのですが、やはり、この世代のレベルの高さでは、マイルでのパフォーマンスでは太刀打ちできないということでしょうか・・。完成度は高かったし、調教も良く見えたしパドックも良く見えたので、やはり、1400m以下でこそということでしょうか。葵Sとか、秋のスプリンターズSで見てみたい1頭です。
△イフェイオンは入れ込みがきつかったとのこと。調教もイマイチに見えたので、これならやっぱり、ライトバックだったか・・。ステレンボッシュ本命だったので、エピファネイア産駒丼を期待したこともあり、こっちを残したのですが、甘かったか・・。
☆クイーンズウォークは8着。やはり、クイーンS組は今年のようなレベルの高い年ではトライアル組、阪神JF組を上に取るべきだと思い知らしてくれるいい結果です。人気だったので、消してライトバックを残すべきでした・・。
ということで、馬連だけ的中。せめてスウィープフィートが3着まできてくれたらプラス収支になっていただけに残念な結果でした。
~総評~:今回も、予想通り◎〇のワンツー。阪神JFが速い時計でレベルの高い年だったことで、そこで走った馬券対象馬はレベルが高かった。年明けのトライアルもその組で好走した馬が馬券になったことで、JF組を超えるさらに強い馬が登場してこなかった。ただ、トライアルで馬券になった馬といい勝負をしたエルフィンSの勝ち馬はこのレースとも相性が良かったので押さえるべきであった。
オークスに向けては1,3,4着馬に期待したい。
~予想結果~ :◎は阪神JFでも位置取りの差での敗戦だったので勝負付けは済んていなく、あのレースで一番強い競馬をしたと思い本命に。予想通りの1着。〇も阪神JF勝ち馬の実力をいかんなく発揮。今後はマイルが主戦になるはずで、NHKマイルで期待。ダイワメジャー産駒はこのレースと相性がいい。▲も上位2頭と阪神JFでは勝負になったが、やはり、年明けで適正距離が短めな馬には厳しい流れになった。今後は、スプリント~1400m向きのレースでいい結果を出しそう。△は別路線から期待したが、直線の長いコースでの実績がなかったのが仇に。マイル重賞勝ちも今年のレベルではやはり、長い直線での実績を重視することを覚えておこう。×は、トライアル・チューリップ賞勝ち馬でその勝利はフロックではなかったもののあと一歩及ばず。阪神JFでも7着で実力はあった。その馬に勝ったエルフィンS勝ち馬が3着。評価するべきだった。
クラシックでは使える、追加データなど加え、「虎の巻」更新です。
・阪神1600m、1800m、東京1600mのオープン以上のレースは、◎ 1600m以下のレースしか勝ってない馬でも、阪神JFに出走して掲示板に乗ってる(馬券対象馬ならさらによし)2勝馬なら買い目に入れてもいい。
・トライアルは、チューリップ賞組が有利だが、掲示板の馬なら買い。特に1~4着馬は、好走する可能性あり。ただし、勝ち馬から0,7秒以上負けた馬はいらない(良馬場で)。
・フィリーズR組は、基本的にはいらないが、1400m以上のレースの勝ち鞍のある馬か、前述のレースで好走している馬(1400m以上のレースで勝ち鞍のない馬でもマイルの経験は必須。さらに1.34秒台より速い時計を持っていて、フィリーズRで馬券になった馬。)は買ってもいい。(ただ、過去に掲示板を外していない馬のみ)
・フィリーズR組で馬券になった馬で桜花賞で馬券になるには、阪神JFでも掲示板に乗っている馬のみ。あと重賞で連対経験がある馬じゃないと厳しい。
・フラワーCは勝ち馬のみ、チェックだが、このレースとは近年直結していないので消してもいい。
・チューリップ賞の1番人気は目をつぶっても買い(ただ、結果が2ケタ着なら消しでもいい)。しかも、1番人気で、上り最速なら直良し。
・チューリップ賞を勝った馬が桜花賞で好走するパターンは、明らかに別路線組が弱い場合で、チューリップ賞を上がり最速で勝利した馬。開幕の馬場の良い時に先行して押し切った馬よりも、2桁通過順で進んで瞬発力で馬券に絡んだタイプの方が桜花賞は信頼できる。
・チューリップ賞は、桜花賞当日の馬場とリンクした場合のみ、着順は評価できるが、馬場が異なった場合は、参考にしなくてもいい。(ただ、当時の人気はリンクする)
・フラワーCの勝ち馬は、好位から、差して勝った馬で0,2秒以上の着差で勝った馬のみ。逃げ切って勝った馬は、疑うべき。
・牡馬相手にオープン以上の1600m以上のレースで好走している馬も評価。(特にGレースは◎ マイル勝ちがあり、1400m以上の重賞で連対してる馬は買い。)
・桜花賞出走のエルフィンSの最先着馬は、買い(ただし、やや重以上の良馬場でのみ)。トライアルを挟めば、なお良し。
・3か月以上の休み明けなら、マイル以上の重賞レースの勝ち馬のみ(ノーザンF生産馬なら気にしなくてもいい)。逆にノーザンF系以外の休み明けは疑ってかかる。
・前走、フィリーズR以外の1400m以下出走の馬は×
・4枠から外が有利。7,8枠は買い。逆に内枠は割引。(馬場が有利なところを走れる枠を注視)
・阪神JF勝ち馬は買い。
・阪神JFで、1番人気になった馬で掲示板を外した馬は、桜花賞で馬券に絡まない。
・関東馬で初阪神の馬はマイルで重賞勝ちか1.34秒台のレース経験ある馬のみ。
・アネモネS組は、「消し」でOK。ただ、阪神1600mで勝ち鞍ある馬なら押さえてもいいかも。
・マイルの重賞勝ちを含む、「3勝馬」は押さえておくべき。
・前日の阪神牝馬Sが同じ阪神1600m。ここで馬券になった馬の血統は、桜花賞でも狙ってみるべき。
・ノーザンF系の馬は、外厩仕上げが確立されているので、休み明けでも十分勝ち負けできる。
・410kg台以下の馬は厳しいがマイルの重賞勝ちがある馬ならおさえてもいい。
・阪神JFで馬券に絡んだ馬がトライアルで馬券に絡んだら無条件で買い。
・直線の長いコース(東京マイル、1800m、阪神マイル、1800m、京都外1600m、1800m)で33秒台の上り、上り1位の勝っている馬はこのレースに向いている。
・馬体重は450kg以上の馬の方が有利。ただ500kg以上の馬はほぼ来れない。オークスは逆に軽い方がいいみたい。
これで、来年はバッチリか・・?
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