食

前は自分の味覚に少し自信があった。

まア、凝ったことはできなくても
それなりにあるもので料理することもできる。

でも、何とか料理と極めているわけでもないし
関東の便利なところでは魚を自分でわざわざ裁かなくても
必要ならスーパーで好みに仕上げてくれる。
出汁だって今は便利で多くの中から選べる。

そんな風に、昔通りにしなくても
忙しい生活には十分対応しながらも美味しいものは作れる。

だから、出来ないことがあっても問題ない。
でも、ちゃんと手早く手作りはできる。
レトルトなものでなく自分で食材を買って作れる。
作るのが嫌じゃないので
苦にならないのが大きいのかもしれない。



それが最近、自分の味覚や料理に自信がなくなった。

もちろん、味覚と言うのは100人いて100人ともが
全く同じ評価を出すようなものでもない。
でも、その中の8、9割方美味しいと思うものが美味しいのだろう。
6割、7割では微妙な気がする…

レストランなどではそれに見合った価格でなければ
満足度も落ちるだろうし、大変な仕事だ。


家庭では家族や食す人が美味しいと思ってくれればいい。
限られた中で、限られた人数だけれど
それでも最近自分自身で疑問を感じる。


食いしん坊なので色んな種類の料理が好きだから
限定して日本料理を習おうとかできないし甘いものも好きだし…

ただ、自分が食べたいもの作るものに対して
もう少し深い何かが必要な気もする今日この頃。