定期的に仕事で20歳前後の人たちと接しているのだけれど
自分のときはどうだったか振り返って思うことが沢山ある。
それくらいの年齢では、時間を深く考え機会が余りなく
むしろ無限にあるような気さえしてしまう。
それに将来に対しても本当にやりたい事なんて
決まっていない人が多い。
それなのに日本では、とりあえず大学
とりあえず専門学校など
やりたいわけじゃないのに
まだ教育を受けにいっている人も多くいる。
ローンを組んで通いたいほど真剣なのかと言うと
それも違っていたりする。
もちろん皆んなではないけれど
義務教育の時のように行きたくない時は休んだり
遅刻したり、出席するだけで
全く聞く気もやる気もない人たちも多くいる。
中には反抗的だったり邪魔したりもするだろう。
義務教育が終わり、お金を払ってまで行く学校でも
同じ気持ちのままで受け身であることが多い。
例え、自分でローンを組んで支払っていてもだ。
日本の大学進学率、卒業率は世界でも高い。
では、専門知識にたけた人が多いのかと言うと
また違うようだし
そこから全く違う分野で仕事をする人が多いような気もする。
全体的に日本は豊かだから進学率も高く
お金を支払って行く学校でさえ
出席するだけマシで受け身になるのかもしれない。
私もそうだったと思う。
時間を持て余し、ずっと時間はあるような気がしていた。
この、今ある時間を何て無駄に過ごしていたか…
寿命が長くなれば、
それだけ時間を無駄に過ごしてしまうこともあるだろう。
「まだまだ先」と言う思いは人生に真剣味を与えないし
年齢だけいった稚拙な人が増えるのかもしれない。
大人という言葉が示すのは
あくまで数字を指すようになってきている。
人生における「時間」を意識した時から
私たちの人生への向かい方も変わる。
よく、「今日が人生最後の日と思って過ごせ」と言うけれど、
「人生は有限である」
与えた人生の時間は限られていると意識することで、
何か真剣に取り組みたくなるのではないだろうか?
人生の時間が見えないときと
見えるときの人の反応は違う。
同じ1日なのに…
自分の意識が違ったものに見せるだけだと
いつだって分かっていれば
どんなに有意義に過ごせるだろう。