<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

FM fan ④

2008年10月11日 | ジュリーインタビュー
生のステージと芝居が自分には合っている

Y「じゃ、がらっと話題を変えて、今後のスケジュールを伺います。86年のご予定は?」

J「中心になるのはレコードづくりとコンサートです。コンサートは1月に東京と大阪で4日間づつやって、その後レコードに時間をかけて。7月ごろから9月10日ぐらいまでに、できれば40ヶ所ぐらいでツアーをやろうと。それ以前にNHKの朝のドラマがレギュラーで。」

Y「かっこいい役らしいじゃないですか。」

J「台本とかではかっこよすぎる役なんですよね。ただ本当にかっこよくなるかどうかはこれからでしょうけどね。(笑)」

Y「二枚目の役なんでしょう。」

J「そうなんです。東北地方のキリストと言われた人で、実在した人なんですけれど、キリスト教に目覚めて、仙台でミッションスクールを作ったりするんです。ところがもめごとに巻き込まれて、アメリカまで先生を訪ねて行くんですけど、その人はもうウエールズに行ったっていうんで、今度はウエールズまで追いかけていく、そういう人なんです。けれども、主人公の斉藤由貴さんがやる「りん」という子が憧れるという役なんです。」

Y「俳優さんという仕事には、どのくらい魅力を感じていらっしゃるんですか。」

J「すごく魅力を感じるけど。ただ、あとは自分の力がね、力を考えると、そうも言ってられんと思って。」

Y「お芝居をやるということには魅力を感じていらっしゃるんですね。」

J「はい、舞台というのはあまりやってないんですが、ずいぶん前に、やっぱり蜷川さんが演出して、唐十郎さんが書いた「唐版・滝の白糸」というのをやったことがあるんですけど、舞台もおもしろいなと思って。やっぱり生のものの方が何かをやったという感じがするんですよね。その場限り、今しか見れないというのが・・。コンサートもそうだし。それだけに思い切りできるし、いいにつけ、悪いにつけ今日のは今日のでいいんだと思えるから。だから、舞台の方が映画などより自分に合ってるかなと思ったりして。」

Y「映画やテレビのフレームの中に切りとられて、大写しになったりすることと、その人格や魅力とかは別物でしょう。そういう意味では舞台というのは本当に素晴らしいだろうなと思うの。」

J「ミュージカルはそう簡単にやれないと思うし。もうちょっと芝居だけの舞台になれてきたとき、本当にロックオペラというか、ロック・ミュージカルというか、そういうものが楽に出来るときが来るかもしれないと思ったりしているんですけどね。」



こうやって、未来のことを話しているジュリーを知ると、本当に目標に向かってコツコツと努力を重ねてきたんだなあ、と思う。
夢を実現し、さらに誰も踏み出したことのない、未知の魅力に磨きをかけてきた。
思ったとおりのことを実現していくというのは、一人の力では到底ムリで、そこにはいつも助けてくれる人、護ってくれる人がいたに違いない。
そういうところが、やはり、選ばれた人間、ということなんだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 巨人優勝! | トップ | 前代未聞? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ジュリーインタビュー」カテゴリの最新記事