ルート

昨日、高森まで行きました。

実は２ルートあったんですよね。
主要道路である、５７号線が土砂崩れのため通れなくなってから
他の道路もいろいろ通行止めが多く
やっと通れると聞いて決行したのですが、
選んだルートを間違った。

とにかく家を出てから５時間後に着きました。
途中買い物をして、お昼を食べたりしたので１時間近く差し引いて４時間ですね。

普段だと？
２時間半くらいかな。

一番被害のひどかった益城町を通りました。
惨状を目の当たりにすると絶句するしかありません。
災害支援の車も多く、とにかく道路も悲惨な有様なので
渋滞しています。
のろのろと倒壊した建物の間を走ります。

あー、災害支援やここに住んでる方たちの邪魔になる！
しまったー～～。と思うばかり、ここで引き返せないので。

地面が大波のように波打ったのでしょうね。
家がまるごとひっくり返っているものありました。
建物が丈夫だから大丈夫はここでは当てはまりません。


阿蘇の親戚の家は、もちろん田舎なので、つい２日前に電気が来たと言ってました。
でも、家にある発電機で多少の電気はまかなっていたそうです。
２回目の揺れのあと、停電してすべての情報がシャットダウンされたと。

携帯も、ワイファイも、パソコンもテレビもラジオも
全部だめで、何が起こってるのかわからなかったそうです。

でも、さすが阿蘇。
食べるものは豊富にありました。
だって野菜と山菜はそこらじゅうにあるんですから。
おかげでごちそうをたんまりお土産にもらうはめになりました。
何しに行ったやら。

買いものは大分県や宮崎県に＾＾；行ってるそうです。
興味のある人は地図をどうぞ見てください。
高森からはそっちが近いから～。

なので、帰りは高千穂近くの美里町、山都町を通って帰ってきました。
こっちがずっと近かった～。
早かった～。
ルートを誤った～。

熊本の納豆事情

他の県のことはよく知らないけれど
熊本は納豆をよく食べると思います。
東京の友達とかからは
「納豆あるの？！」
という妙な驚き方をされたことがあって
西日本は納豆を食べないと思ってるのかあ？って不思議でした。

関東の人は納豆イコール水戸って思ってるみたい＾＾。

熊本には「まるきん納豆」というのがあります。
圧倒的なシェアで、マルキンさんが占めています。

だから、２，３日前からスーパーから納豆が消えました＞＜。
スーパーにはなんでもあって当たり前と思っていたのに
「らくのう牛乳」（ここは再開）と「まるきん納豆」がないんです。

どちらも工場が被害にあったようで、製造されてない・・？。

納豆が食べれない？
こりゃー困る。
冷蔵庫にあるのが普通だった納豆。

今日、お昼に最後のひとつを食べました。
いつもより美味しく感じたわ・・。

揺れますね～

揺れてますが、明日は「阿蘇　高森」に行ってこようと思います。
一番被害のあった益城町を通る予定なので、
ちょっとだけ、怖いな、と思ったりしますが
今もそこで避難生活をしている人の方がずっと怖いので
そんなことは言ってられません。

高森に親戚があるので、お見舞いに行ってきます。
電気も水も来ていますが、
何かと不便があるだろうし、
元気な顔を見ておきたいので。

時間としては片道４時間弱の予定。
日曜日に菊池の泗水というところに行きましたが、
約３時間かかりました。（いつもの倍の時間）

今は高速は通れるようになったんだけど、
道路が波打っていて、５０キロ規制だとか。
下道を行ったほうがいいかな。

橋とかあるところはかなり怖いです。

揺れがひどい地域は道路のアスファルトに亀裂が入っていますが
中央から割れるんですね、あれ。
もちろん路肩もだけど、中央線のように亀裂がずーっと入っています。

日曜日に通ったところは、
電柱が斜めになっているところが随分ありましたが、
あの電柱は起こすこともできなければ、倒すこともできません。
電線はつながったままだし。

地震が納まって、電柱工事ができるまであのままなんでしょう。

めっきり

余震もめっきり落ち着いてきて
一日に数回、という感じです。それも１～２くらいの震度。

高速道路も新幹線も不眠不休で工事にあたってくれている人がいるおかげで
復旧のめどがたってきました。

日曜日に被害の大きかった地域を車で走ってきました。
今も電柱が斜めになったままで、
道路も波打っていて、怖かったです。
ビルもヒビが入っていて、土台部分がどうなっているか
またひとたび大きな揺れが来たら
ひとたまりもないな、という建物が多いと思います。

これから、その倒壊していない建物をどうするかが
課題かなー。

ふたたび起こらないとは限らない、
というのが
この熊本地震の怖さかもしれない。

報道

地震についてのツイートなどを読んでいると
TVや報道の取材が避難所で邪魔だの、
芸能人の寄付が己の宣伝のためなど、の批判が多くないですか？

被災者の立場で言えば、
応援のコメントをくれる芸能人とか、うれしいですけど。
心から言ってくれる、そして寄付という形で示してくれる人たちに
文句を言うなんて考えられません。

被災者のためを思っての報道への批判が
すごく嫌な気持ちにさせられるのは何故でしょう。
まあ、「個人の感情での批判や争いごと」が嫌いなだけですが。

マスコミ自体は嫌いですが、マスコミがある意味は決して否定しません。
報道問題はなくなりませんが、必要とされているのは昔も今も変わりません。

おさまったら

地震がおさまったと思ったら雨がふります。
本震のあともそうだった。

この気象状態はなにか関連があるのでしょうか。
晴れたら、また地震。なのか・・・。

それも暴風雨。
嵐のように風が吹きます。
地震のように建物が揺れます。

そして地形が変わっていくのかなあ。

音

こう何百回も地震を経験すると、
震央がわかるようになってきました。

みんな口をそろえて言うのが、
「音がこわい」ということ。

最初グォグォグォグォーーーーーって地鳴りがするんです。
それから「ドンッ」って大きな衝撃音がして
建物が揺れる音、ガタガタガタガターーって。
それが長く続く場合もあるし、
すぐに止む場合もある。

やっぱりガラスが揺れる音、建物がきしむ音などが怖くて
家の中にいられないケースがほとんど。

ゆうべは
夕方から今朝がたにかけて
２、３時間ごとに大きいのがきました。
小さいのはずーっと＾＾；

でも、私は寝れたー＾＾；
これは慣れたってことですね。
慣れは危ない、ですけどね、危機感が薄れて。
でも、
寝る方が先です。私の場合は。
体調を崩すのが一番怖い。
何にも耐えられなくなるから。

こういうときは本当に自分の身を一人分を守るのに精いっぱい。
ボランティアの方々、自衛隊、警察、消防の方々、公務員の方々
本当にお世話になります。

ブログ

井上晴美さんというタレントさんのブログの件
ニュースで読みましたが、
芸能人だから愚痴っちゃいけないんですかね？
よくわからないニュースでした。

被災した人たちのほとんどは知っています。
精神的な恐怖心が一番健康をむしばむことを。

家の中にいるとそのときの恐怖を思い出し寝られない。
避難所にいってもプライバシーがなく眠れない。
車の中は狭くて眠れない。

最低限の水や食料があっても
生きてるだけで精いっぱいのもの。
働く力なんて出てこない。

病気や高齢の方は動けなくなる。
透析している方は？
インシュリン打ってる方は？

ネットという媒体は、
現状を正しく知るためのものとしては最適だと思うけど
真実のものか、そうでないものかの見分けは個人でしてもらうしかありません。

そういうとき想像力が必要になります。

ただ、被災を経験された方たちは知っています。
わからない事があったら、経験された方に聞いてもらうといいと思います。

今は阿蘇地方の孤立してしまった地域のことを思うと
本当にどうしていいかわかりません。

水

水は命ですね～。
熊本は水が豊富なので、飲料水は地下水が多いです。
となると、ポンプで水をくみ上げているので停電のとき水が出ません。

生活用水と飲料水、どちらも大切です。
年配の方はとくに脱水症状を起こさないようにこまめに水分をとらないといけません。
避難所でなくなる方も増えてくるはずです。

日奈久断層の上に住む私たちは
いつ直下型の地震に見舞われるかわからない恐怖に怯え
活発に断層が動いているのを体で感じています。

余震とかもう何回、なんてどうでもよくなりました。
常に揺れてる感じがします。

パニックになりやすい人たちにとっては
この試練は過酷です。

とにかくガンガン給水車を送ってください。
食べモノを豊富に配布してください。
それしかありません。
政府のできることは。

おはようございます。

みなさん、コメントありがとうございます。
ご心配をおかけしております。
私の住んでいる地帯は、揺れは大きかったですが
ほとんど被害はありませんでした。

ただ、益城町を中心に熊本市内は大変なことになっています。
余震も続いています。
みなさん、ニュースを見てご心配でしょうが
被害にあわれた方のために祈るしかないですね。

はやく余震が止んで
みんなの不安がなくなりますように。