教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

セルフプロデュース

2012-02-19 | 音楽的アドバイス

前にも色々なところで書いたけど、自分の「売り」をよ~く考えよう。

最近の人たちは、ゆとり教育か?(笑)なんのせいかわからないけど、

自分や自分たちのバンドを客観的に見て、「ここが売りです」って、

自覚してるアーティストやバンドって少ないよね。いわゆるセルフプロデュースの

ことなんだけど、基本的な歌や演奏の技術を磨くのは当然だろうけど、

こと「芸能」なわけで、それをも上回るほど何かに秀でていれば、それはそれで

武器になるわけだ。ま、当然歌と演奏で人々を感動させたいわけだけど、

みんながみんなホイットニーヒューストンみたいに歌えるわけはないし、

マイケルジャクソンみたいに踊れるわけでもない。(ご冥福をお祈りします)

エドワードバンヘイレンみたいにギターを弾ける人も少ないだろう。

歌もそこそこ、楽曲もイマイチ、ルックスも人並み・・・話術もまあまあ・・・みたいな

場合、どうするか?いや、普通、みんなそんなもんだろう。それは仕方ないと思う。

俺だってそうだもん(笑)。さて、どうするか?そこでセルプロデュースだよ。

俺の場合はその日、まずはライブハウスで出演したバンドの中で、一番お客さんの

記憶に残ってもらうこと。一番輝いていたバンドになること。最低限これを目指したね。

だってさ、ボーカルで一番になるのは多分無理。ベースで?ベースボーカルだし、

技術的なことは対してやってないしなあ。ルックス?もっと無理。こうなりゃ、

そうだなあ、楽曲でお客さんを楽しませよう!サビで一緒に歌って盛り上がる曲を・・。

それからバンド全体でかっこよく魅力的に見えるように、派手な振り付けも考えよう!

ギターと一緒にネックを振って・・・ドラムのスティックを投げてもらってシンバルを

叩く・・とか、他ではやらないようなことを大真面目にやって、尚且つクールに

見えるように・・・etc・・・。

もう必死に色んなことを考えまくって考えまくって、セルフプロデュースしていたよ。

楽しんでもらって、覚えてもらって「また見たい」って思ってもらえるようにね。

最近ももちろん、そうやって自分たちの売りを意識してやってるバンドも

いるけど、そうだなあ10組中1組くらいかな・・・。

自分や自分たちの「売り」や「客観的にどう見えているか」も意識しないで、

「どうしたらいいですかね?」ってのもちょっと不思議に思うんだな。

ステージでの立ち振る舞いひとつから考えてみよう。

それすら最低限の部分、最初の一歩だと思うんだ。