前にも色々なところで書いたけど、自分の「売り」をよ~く考えよう。
最近の人たちは、ゆとり教育か?(笑)なんのせいかわからないけど、
自分や自分たちのバンドを客観的に見て、「ここが売りです」って、
自覚してるアーティストやバンドって少ないよね。いわゆるセルフプロデュースの
ことなんだけど、基本的な歌や演奏の技術を磨くのは当然だろうけど、
こと「芸能」なわけで、それをも上回るほど何かに秀でていれば、それはそれで
武器になるわけだ。ま、当然歌と演奏で人々を感動させたいわけだけど、
みんながみんなホイットニーヒューストンみたいに歌えるわけはないし、
マイケルジャクソンみたいに踊れるわけでもない。(ご冥福をお祈りします)
エドワードバンヘイレンみたいにギターを弾ける人も少ないだろう。
歌もそこそこ、楽曲もイマイチ、ルックスも人並み・・・話術もまあまあ・・・みたいな
場合、どうするか?いや、普通、みんなそんなもんだろう。それは仕方ないと思う。
俺だってそうだもん(笑)。さて、どうするか?そこでセルプロデュースだよ。
俺の場合はその日、まずはライブハウスで出演したバンドの中で、一番お客さんの
記憶に残ってもらうこと。一番輝いていたバンドになること。最低限これを目指したね。
だってさ、ボーカルで一番になるのは多分無理。ベースで?ベースボーカルだし、
技術的なことは対してやってないしなあ。ルックス?もっと無理。こうなりゃ、
そうだなあ、楽曲でお客さんを楽しませよう!サビで一緒に歌って盛り上がる曲を・・。
それからバンド全体でかっこよく魅力的に見えるように、派手な振り付けも考えよう!
ギターと一緒にネックを振って・・・ドラムのスティックを投げてもらってシンバルを
叩く・・とか、他ではやらないようなことを大真面目にやって、尚且つクールに
見えるように・・・etc・・・。
もう必死に色んなことを考えまくって考えまくって、セルフプロデュースしていたよ。
楽しんでもらって、覚えてもらって「また見たい」って思ってもらえるようにね。
最近ももちろん、そうやって自分たちの売りを意識してやってるバンドも
いるけど、そうだなあ10組中1組くらいかな・・・。
自分や自分たちの「売り」や「客観的にどう見えているか」も意識しないで、
「どうしたらいいですかね?」ってのもちょっと不思議に思うんだな。
ステージでの立ち振る舞いひとつから考えてみよう。
それすら最低限の部分、最初の一歩だと思うんだ。