教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

正直なのはいいことだけれど

2014-06-22 | 音楽的アドバイス

ステージで自分を出すべきか、否か。

正解はない・・・と思う。

自分で決めて、自分流にやっていけばいいと思う。

一番良くないと思うのは、特に決めていないって人かな。

いや、本当は自然体で一番いいことなのかも知れないんだけど・・・。

 

良く言うのはステージ上で「今日は風邪をひいていて調子が悪いです」って

正直に言っていいものかどうか。

自分の芸風としては言わない派である。何が何でも、「今日は絶好調で

人生で一番いいステージを見せてますよ」って体で演奏する。

効果的に使えるなら、風邪ひいて熱があることもネタにすることも

あるだろうけど、マイナス要因でしかない場合は隠す。

 

逆に、正直に、「今日はちょっと調子悪いね」って言えるステージ。

これはこれでかっこいいと思うし、自分に自信がないとなかなか

出来ない芸風であると思う。

お客さんも「苦しそうに歌ってる姿に、キュン!」となる可能性もあるし(笑)

 

また、偏った例えになってしまう気もするけど、例えばポール・マッカートニー

だったら、風邪ひいてようが、ウイルス性腸炎だろうが、マリファナ吸っていようが、

「今日は絶好調」って体で演奏するだろうね。

ジョン・レノンは平気で「ショーンの世話で忙しくてあんまり練習してなくてさ」とか

ジョークまじりに言いそう(笑)。

 

ま、結局正解はないと初めに書いたけど、確かにそうかもしれないよね。

でも出来ればそういうことを一度も考えたことがない人は、果たして

自分はどういう立ち振る舞いをするか考えてみて欲しい。

特に若い人は、自分の考えを脊髄反射的にすぐ口に出す人が多い(いつの

時代でもそうだ)ので、思考をすぐに口に出す前に一度、考えるクセもつけると

いいかも知れないよ。