「ドリームガールズ」2006年公開のミュージカル映画。
もとは計1521回も公演されたブロードウェイミュージカル。
知人にDVDを借りまして今さらですが鑑賞いたしました。
自分、割とモータウンは好きで、シュープリームスのCDをお店で
かけていたら貸してくれた。ジャクソン5、スリーディグリーズとかね。
スピナーズもいいよね。
ビヨンセがバリバリ主役の感動もの映画かななんて勝手に思って
いたらちょっと違った。
誰が主役かちょっとわかりづらい、と言うより、ビヨンセよりエフィーの
方がどうも存在感があって・・・。
そして抜群に歌がうまい。みんなうまいけど。
最後は大団円にはちょっと無理がある内容な気がするんだけど、
舞台のミュージカルだとおそらくいい感じなんだろうな。
映画にしちゃうとやはりリアリティが出ちゃうんで、あの脚本だと
スッキリ終われない気もするんだけどなあ・・・。
普通に面白いんで退屈することなく130分観れましたけどね。
で、やはり使われている”音楽自体”がつくづくいいなと思いましたね。
ディズニーほど分かりやすい曲が並んでいるわけでもシュープリームスの
曲が使われているわけでもないんだけど、やはりいわゆる典型的な
アメリカンポップス、モータウン風の楽曲をこれでもかと聞かせて
くれるんで、その辺が好きな人は嬉しいですね。
話は少しそれてしまうかもしれないんだけど、正直に言うと最近の
J-POPやアニソン、日本のバンドの音楽理論を無視した、特に学んだわけでもない
デタラメな楽曲に嫌気がさしていたんで(笑)、きちんとした楽曲を聴く
ことが出来て良かった(笑)。
そりゃ、現行の邦楽でも非常に優れたかっこいい曲があるのも認めるけど、
随分とデタラメで幼稚な曲が多いとも感じている。
何の脈略もなく半音ずつ転調していくとかなんかのエラーですか?
それにしてもエフィー役の人の歌が凄かったな。ビヨンセ食ってないかい?
あとジャクソン5もどきが(笑)出てくるのがまたサイコー。
この辺、徹底してるなあ。まあビヨンセがことさらダイアナ・ロスを踏襲
しているかと言うとそこはそうでもないような気もするけど。