と言うわけで不朽の名作「シェーン」ですが税抜き399円で売っていましてね。
子供の頃TVで見て感動したのでつい購入してしまったのですが、
大人になってみると更に感動しました!
子供目線だとやはり悪者に虐げられている人々のために現れた正義の味方
シェーンと言う見方だけになっていたと思うのですが、もっともっと深く素晴らしい
作品でした。
今更なんですが。
登場人物全員素晴らしいですね。適役の用心棒も凄い存在感。
父親のスターレッドもまるでスタートレックのカーク船長のようなやんちゃぶりで
魅力的だし、子役は素晴らしい演技するし、酒場で因縁をつけた悪役が最後に改心(?)
するところもお約束ながらグッとくるし、ジーン・アーサーも抑えめだけどシェーンに
対する心情が細やかに表現されていて素晴らしかったです。
最後に「一度人を殺してしまうと元の人生には戻れなくなる」的なセリフがあるのですが
これルパン三世っぽくないですか?
アニメでも似たようなセリフがあったし漫画の方でもルパンにあこがれる青年(だったか?)
に最後にはルパン自身も泣きながら殴りつけて「人を殺したら元には戻れないんだ」みたいに
諭すシーンがある。絶対モンキー・パンチはシェーンから拝借したな。
アラン・ラッドは適役ですね。クリントイーストウッドではこうはいかない(笑)。
いかにも悪役面だ(笑)。いやそれも面白いか・・・。
それにしてもアメリカは本当に銃を規制しなかったのが悔やまれる。
日本は刀狩をして大正解ですね。なんとかこの時期に銃を規制するべきだったと思います。
映画史に残るラストシーン
「シェーン!カンバーーーック・・・カンバーーーック・・・カンバーーーック・・・」
昨今の容赦ない(?)作品に疲れたあなたにお勧めの作品です。安心して観てください。
それでもハラハラドキドキ、エンターテイメント性もばっちりです。