気合だ、気合だ、気合だーーーー!!!!
ステージで何が一番大切かって、気合だよ、気合!
なんていうスポ根的な考えはあまりない方なのですが、
それでもやっぱりそのバンド、アーティストの気持ちは一番
ステージで出やすい。
言葉一つ一つ、行動にも出るね。
いい音楽を届けたい、いい時間を一緒に過ごしたい、
かっこいいと思われたい、凄いと思われたい・・・。
そういう強い思いは観客に伝わるものだ。
逆に、「まあ、こんなもんでいいか」って言う考えも伝わることも多い。
一言で言ってしまえば、「真剣にやっているか」ってことかな。
ミスがあろうとなかろうと、準備が不足していようがしていまいが、
お客さんには関係ない。せめて「真剣勝負です」って気持ちだけは
持っていたいね。
演奏などを間違ってもとりあえずは落ち込んでも仕方がないので、
まずはお客さんに自分たちをアピールする、訴えることをしないと、
ただの発表会になってしまう。
お客さんの心に入って行く気持ち、これを持たないとダメだ。
自分の発する言葉にも責任を持つようにしよう。
「失敗した」とか「調子が悪い」みたいなネガティブな発言は
しない方がいいに決まっているけど、例えば「前に来て」、
これも考えようによっては相当凄い言葉である。
お客さんが前に来るほどの素晴らしい歌と演奏を果たして俺は
出来るのか・・・これを思ったら俺は言えないね。少なくとも
一回も言ったことは無い。「前へ来たのはいいけど、来るほどの
歌と演奏じゃねーじゃん」って思われたら失敗だもんね(笑)。
これは相当の自信がないと言えない言葉だぞ。
それでも、お客さんが声を出しやすいように、前へ来やすいように、
手拍子をしやすいように、踊りやすいように・・・誘導することは
あるけどね。そこから先はご自由にって感じかな。
もちろん盛り上がってくれたら嬉しいので、そうなったら調子に
乗って煽るけどね(笑)。
強要はしないな。強要をするほど自信家じゃない。
だから、「手拍子お願いしまーす」とか「一歩前へ来てください」とか、
言うバンドさんいるけど、よく言えるなあって思うよ(笑)。
そんなにいい演奏をする自信があるのか・・・ってね。
あと逆に「アウエイだから・・・」なんて発言する人もいるけど、
ケンカ売ってるとしか思えないね。
せっかく静かにおしゃべりもせず、前向いて、見て、聞いてくれているのに、
「ここはアウエイだから」って言っちゃう?
言われた方は気分良いとは思えないけどなあ。
いつも何気なく発している言葉も今一度、かみしめてみるのもいいと思うよ。
「一歩前に。」とか言うアーティストさん居ますよね。
また、最近見たライブで、「皆、座ろうか。」と言うアーティストさんがおりました。
T☆ROCKSさんではアンプラグドイベントの時に、椅子無しで地べたに皆が座ることを想像して下さい。
そこまで、強要するか?ってな感じで、私は立ってましたけどね。
メタボ解消のためカロリー消費重視ですよ。(笑)
プロのライブで100%そのアーティストが好きならまだ
いいかもですが・・・。
でも私個人の美学としては、お客さんに何も強要しないって
のがありますね。
強要しないのに協力してくれた、ノってくれた・・・が、
一番うれしいし、やったぞって思いますね。
アーティストさんの本気度は、見ていると伝わってくるもので、一生懸命に頑張ってるなーと感じたら、自然とノッテくるし、応援しようと思いますね。
姿は、見てあげよう、聞いてあげよう、応援してあげようと、
なりますからね。そのうえでいいとか悪いとか、自分の
判断を下せばいい。
”うまいけどどこかお客さんをバカにしている”ような
アーティストさんはお客さんに伝わるので、知り合いは
いいですけど、新規のお客さんは敏感に感じ取ってしまいますね。
失敗したからって腐らず、真摯にお客さんに向かって、
誠実にライブをこなすのが、まずは一番の基本かなと
思っています。
本当に聞いてくれてノッてると
手拍子なくても身体が揺れてます。
特に独りだと聞いてくれてるのがヒシヒシ伝わってくるから負けない力量が欲しいです。
あきらめる(笑)のも大事なことです。
どうしても友達とおしゃべりをコソコソしてしまう人も
いても仕方ないので、そこは気にしない、スルー、で、
行くと決めておいた方がいいですね。
心が折れないように、そこもなんとかしようと躍起になっても
うまくいけばいいですが、墓穴を掘ってはもったいないですからね。