ガメラ対大魔獣ジャイガー。1970年、大映。
大阪万博の年の上映で、舞台は大阪、万博も多く映される。
対バルゴンの時も大阪が舞台だったが、出演も大村崑など大阪弁も広く出てくる。
ジャイガーはガメラの体内に卵を産み付けるなど、ガメラ史上もっとも
強敵だったように思うが、いつも危ないか、ガメラは。
ゴジラみたいに強くないと言うか、やたらケガする(笑)。ゴジラって
あまり血を流したりしないけど、ガメラは大映が残酷なのかどうか知らないけど、
ギャオスには超音波光線で皮膚を切られるし、バイラスには腹を串刺しにされるし、
ギロンにも切られてた気がするんだけど、やたら戦闘のダメージが大きい描写が
多いね。リアルっちゃあ、リアルだけど。
まあ、ガメラには皆さんあまり興味はないと思うんで割愛するけど(笑)、
1970年、大阪万博開催のテーマは「人類の進歩と調和」。
歌にも♪1970年、こんにちわ~・・・ってのがあったね。by三波春夫。
この時は自分は小学校一年生なんで、ここに出てくる少年たちよりは少し幼いんだけど、
この後のジグラだのゴジラシリーズなんかの画面に映っている少年少女なんかと
大体同じくらいなんだよねえ。今見ると懐かしいわ。ああ、あんな半ズボン履いていたなあ・・・
とかね。出てくる車とかが懐かしい。
で、その万博。
世界の国が集まって平和のためにパビリオンを開くって今考えると凄いなと思ってさ。
表向きだろうけど、とにかく幸せな未来のために世界中仲良くして発展していきましょう
って言うね、この精神、それと出てくるセリフも「平和な世界の将来を担って立つ子供たちが」
とか、なんかいちいち希望に満ち溢れているのよ。
もちろん当時も裏では冷戦だの色々あったわけだけど、今よりは”言葉の上だけ”でも、
人類皆仲良くしましょう、と言う希望的観測みたいなのがあったなあと思って。
今はもう少しきな臭いと言うか、もう綺麗ごとの言葉は並べないよと言うか、
結構言いたい放題言っちゃてるなあと思うね、世界の首脳クラスが。
小学校1年生のときにこういう希望的観測を感じていたんで、まさか今になっても
まだ地球のどこかで戦争しているとは思いもよらなんだ。本当。
自分が大人になるころには、人類はまるっきり頭が良くなっていて、そういう
物とは無縁の世界になっているんじゃなかろか・・・なんて思ったものだけど、
そうでもないどころか、ますますギスギスしている気もするよなあ・・・。
世界平和、それに自分も心穏やかに生活したいもんですよ、本当。
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