小説は古典から海外物、ミステリー・・・色々読むんですが、迷ってるときは、
直木賞受賞・・とか、大オススメ!とか・・POPにつられて買うこともあります。
んで、この「朱川湊人」さんの本。一冊試しに「かたみ歌」を買ってみて、気に入ってしまいまして、
彼の本はほとんど買ってしまいました。ちょっと不思議な話、軽いホラー系なども多いのですが、
基本は人間模様と言うか、人情と言うか、そういった心に染みる話が多いです。
短編が多く読みやすいのもいいね。下は特に気に入ってる3冊です。基本的に人を傷つけない
オチが多い(例外もありますが)のもいいと思います。でもしっかり心に残る話が多い。
ただ、近作より昔の方がよかった気もちょっとする・・・。
それにしても、全員がそうとは言わないけど、自分の歳で、例えば20代の作家の本を読むと
どうしても色々違和感を憶えることも多いんだよね。文章をやたらとかっこつけたがる人が多い。
言い回しのことね。そんな回りくどく無理やりかっこつけなくても・・とか思うことも多くてね。
ま、内容がよければいいんだけど・・。この朱川さんは文章からして多分自分と同じくらい。
(大阪万博とか、その他自分の幼少の頃と同じような体験談など出てくるあたり)
だから感覚が近いのかね・・。ま、内容が面白いのが一番の魅力なんだけど。
もし興味があったら、そんなに高い本ではないので(文庫本なので)買って読んでみてね。
この3冊は短編集なので、読みやすいです。「かたみ歌」のみ、短編だけど、一応全部の
話が繋がってる。なかなか巧妙です(笑)
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