思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

残像

2007年10月11日 | Weblog

  これは以前に気がついて、いつでも再現できるようになりました。
  ソファーにひとり寝転がって窓から青い空を見つめます。
  目がクラクラする程の光が目に入ってきます。

  そして目を瞑り手で顔を覆います。
  暫く暗黒の世界が続きます。
  窓からの光をもう一度見たいと念じます。

  そうすると窓枠の形が徐々に浮かんできます。
  映像はモノクロです。
  そして窓枠の中がだんだん白くなってきます。
  そのうちに少し前に見た窓と空がくっきりと映像として現れます。
  それは見ている感じではなくて、脳裏に刻まれた映像を呼び出しているような感覚です。
  しかし今現実に見ているような感覚です。  

  我々はこんな風にして映像を脳裏に記憶しているのでしょうか。
  過去に見たいろんな景色を繰り返し再現できます。
  嫌なことも楽しかったこともその度合いが強いほどはっきりと思い浮かべることが出来ます。  
  嫌なことだけを記憶から消し去ることは出来ません。  

冨山冤罪事件

2007年10月11日 | Weblog
今日の紙面に「冨山冤罪再審無罪」の記事が出ているし、テレビでも報じられている。

今回無罪となった40歳の男は有罪判決に従い既に刑に服して2年1ケ月の「お勤め」を終えている。
逮捕されてから5年半ぶりに無罪判決を得た。
服役するこことなった犯罪は「強姦罪」だ。
世間で普通に生きていくことは出来ない犯罪暦となる。

無罪判決の言い渡しは10分程度だったそうだ。
早い話が「無罪が証明された、済まんかったな、許せ」
と言う具合みたい。

本人の無罪を証明する証拠は無視され、状況をでっち上げて自白を迫られ、自白したあとに有罪が確定した。
裁いた裁判官達の無能振りと警察のでたらめ捜査に腹が立つ。
有能な弁護士を雇うことが出来なかった点も残念なことだが、一般庶民には弁護士に大金を払う余裕はない。
国選弁護人も無能と言うかやる気がないというか、腹が立つ。

そして何よりも腹が立つのは本人に対してだ。
やってもいない強姦罪をなんで認めるんだよ、と言いたい。
逮捕当時は35歳の男だったはずだ。
気力体力十分の年代ではないか。
脅され、罵声を浴びせられ、小突きまわされる程度のことはあったかもしれない。
そんなことで諦めて一生を棒に振るような自白をするものか。
「お前、それでも男かっ」
と言いたくなる。

取調室の机を蹴り倒してでも反抗しなかったのか。
家族に見捨てられるような文章を見せられ絶望したと言う。
信頼を裏切られ絶望したときに気力も意欲も望みも捨ててしまった様子だ。

おめおめと無実の刑に服した経緯も納得できない。

容疑者になったそもそもは「強姦した男に似ている」と言うことだったらしい。

以上は、全く私の私見だ。
読んだ人の怒りを買うかもしれない。
新聞記事と、テレビに登場した本人の映像としか知らないし、裏には私が知らない深い事情もあるのかも知れない。