(2024年7月16日)Il s'interdit même d'expliquer des dénominateurs communs à plusieurs version, en commençant par celui qu'on a choisi pour identifier le mythe tant il semblait constant et important, à savoir la transformation de la sœur incestueuse en oiseau plongeon. Mais ce qui est plus grave, ce parti pris oblige à même temps à introduire dans le mythe des présuppositions gratuites, ainsi que le salut « de la famille et de la collectivité exige qu'on réussisse à dissimuler le bel enfant ». Nous montrons que la solution du problème l’enfant caché est beaucoup plus simple, à condition qu'on aille la chercher dans la matière des mythes et non dans l'esprit du mythographe en mal d’interprétation : un garçon chéri de ses parents et dissimulé par eux dans une fosse souterraine au milieu de la cabane familiale, offre une image symétrique avec celle d'un garçon haï par son allié, et isolé par lui dans la brousse en haut d’ un arbre : l'enfant caché est donc l'inverse du dénicheur d'oiseaux.
そこ(歴史神話学)では複数の伝播神話に共通する「分母」語ることを自ら封じ込めている。一方で、一の神話を原型と特定し、近親姦の姉がアビに変身するとなど(一見して)重要かつ共通する挿話を(ただ一つの)共通項目とする。この進め方はより深刻な瑕疵を含む。なぜなら原型挿話を選ぶ過程が「自由な=勝手な=前提に」汚染されるからである。子を匿うとは「家族と集団の救済のために」と彼ら(歴史神話学)は語るが、より簡単に説明できる。但し神話記学の誤り解釈に執着せず、神話の中身に入りこまなければならない。愛でられ地下の穴蔵に匿われる少年は、父親に忌避され巨木の頂に捨てられる少年と対称を見せるのである。穴蔵の少年は(南米ボロロ族の)木に遺棄された少年の、逆転伝播といえる。
文言、語の解説(鍵語に網を入れている)4 ;
レヴィストロース主張する共通分母 « dénominateurs communs » がこの引用文にしてようやく出てきた。歴史神話学においての共通分母(らしき)と比較をしている。あちら側は重要神話を特定する際に、共通かつ重要性 « constant et important» の一点のみを見極める。アビ神話群で共通なのは「近親姦姉のアビ変身」という一の分母(引用文での « celui » は複数形のdenominateurs受けるが、単数としての関係代名詞、たった一つの分母)となる。この要素をして、神話群を取り纏める外円として客体化する(歴史神話学の同心円を思い出してください、最大円を神話群の原型とします)。外円内側に同心円として位置する小径要素を選ぶ際に « présuppositions gratuites » 勝手な前提が入り込むのを許してしまう。これは具体的に、月の嫁神話でのヤマアラシが「月に変身する」「太陽に変身する」などの挿話をして小円に閉じ込める。それら選択の基準には「理論背景」はない。自由選択、この自由は「気まま勝手」との意が籠もる―レヴィストロースはかく論難を仕掛ける。
« mythographe en mal d’interprétation » 誤り解釈の神話記学、歴史神話学をです。「愛でられる少年」「忌避される少年」を歴史神話学が説明するとすれば、それらは別々の小円に表せられ数値化の度合いで円の径がさだまる。そのような解釈を否定して、ボロロ族鳥の巣あらし(忌避される少年)の「逆転」伝播と、簡明な持論を述べる。
この逆転事情を考察するに、母と近親婚を犯した少年は忌避される、姉に迫られる少年が匿われる。既遂は忌避され未遂は匿われる。人の心情、道理が反映されている。いずれにも「少年英雄と近親姦」を結ぶ動機motivationが二の要素をつなげている。
神話伝播とは族から民へ、伝達の経路は時間も距離も長い。順列あるいは逆転の法則の元に伝播するという事情とは、送る側受ける側に思考による「動機の遵守、あるいは修正」が入り込むを意味するかと思う。先住民はヒトなれば伝播は「人の思考」に支配され、表のまま、あるいは裏に返すなりの方向性が入り込む。順行と逆転が見られるとすれば、それは分析理性と弁証法の表現です。我々(私だけ)愚衆にレヴィストロースが問いかけた「動機づけと共通分母」の作動原理はカント « entendement » 考える行為に戻れ、ここに「構造神話学」の教義が認められる。了(7月16日)

日野市の散歩カメラ、夕方の京王線、平山近辺
後記;Avant d'en arriver là et de pouvoir faire la preuve de cette équivalence, nous aurons une longue route à parcourir pour connecter entre elles les étapes de la transformation. Nous commençons par exposer l'économie de la distribution du mythe de la dame Plongeon, en nous aidant de la version syncrétique établie par Demetracopoulou.
この相似姓(2の少年の逆転対称)を証明するに変身の長い道のりを辿らなければならない。ここでDewmetra…の統合した業績、それは確立しているから、を採り入れる。
彼女への讃辞で締めくくられます。付表:言葉と意味をまとめた。
(BlogTextは原文は表、を反映しなかった。読みづらさにはご容赦)
神話は主体 レヴィストロース
Dame aussi présent
aussiやはりここにもーの意味 前の挿話との関連
motivé 動機づけ
dénominateurs communs 共通分母
神話は客体Demetracoloupou
arbitrairement 気ままな定義付け
énoncé empirique 経験からくる主張
objet réel 実体として見える客体
inverse 少年の立場が逆転するも、英雄と近親姦の関連が共通する
groupe 同心円で表される神話群
critères subjectifs 研究者の主観による基準
morcelée 神話の要素を(モノとして)細分する
caprice 語り手の気ままさ
dépourvus de propriétés 登場者には性状が無い
une不定冠詞の連続使用 不定冠詞とは実体、由来が不確か
énoncé simpliste échapper 単純すぎる主張で実質を見逃す
présupposition gratuite 自由な=勝手な=前提
en mal d'interprétation 解釈の至らなさ