(2020年12月18日、渡来部)
武漢肺炎の猛威のあおりを受け体制維持が苦しくなった永寿総合病院(東京台東区)を支援するクラウドドネーション(ネット寄付)に部族民渡来部が「貧者の一灯」をささげた記事を投稿しました(GooBlog2020年7月8日)。このほど同院から「支援プロジェクト目標達成」の御報告を書状にていただきました。この心温まる内容を皆様と共有したく投稿します。
内訳は
1寄付者総数(4639人)
2寄付金額(4,9462K円)
3使途目的(システム利用料として900、手当支給3,400、感染対策及び事務費用630、数字は概数、単位は万円)
同院に導入された感染対策の紹介(一部)
内訳
プロジェクト立ち上げでは2の目標を挙げていました。Must目標は医療従事者への未払い手当への充当でその数字は2000万円でした。開始(6月29日)早々に達成を見ました。第二のMandatory目標が控えていて、それは感染対策費の2000万円。計で4000万円。第二目標も7月には達成したと聞きます。まずはめでたし、病院殿の意欲と従事者各位の活動が正しくクラウド上に、とそれは不特定多くの人々に幅広く反映された事情を現わしているに他なく、喜ばしさを感じ入るに絶えません。
支援プロジェクトを知った経緯はさるネット投稿に接したからです。その投稿はテレビ報道を批判的に取り上げていました。その報道番組では病院従事者の「死ぬかもしれない 子ども達を頼む」(内科医師)「事態の重大さ その場に座り込んでしまった」(血液内科医師)「泣きながら防護服を着るスタッフも」などの声を紹介して後、「コメンテーター」なる肩書を持つ出演者(女性)が「病院管理者の不手際は明らか」「それをスタッフ献身の虚構にすり替えている」と医療側の真摯さを逆手にとって、不快な批判を繰り広げた(部族民はこの報道に接していないからマタ聞きです)。批判発言は相当に物議をわきたて、挙句にテレビを見ない部族民にも聞き及んだのです。
「義を見てせざるは勇無きなり」発奮してそれとばかりに寄付に及んだ。こんな経緯でした。詳しくは当Blog7月8日を開いてください。
上に「喜ばしく思うに絶えない」としたが、理由は当事者の行動が正当に評価された「正義」をそこに発見したからであります。正義とは「正しく判断して、不退転の心構えで行動する」に他なりません。それが天道であるのですが、昨今はこうした真っ当な正しさを「揶揄」する、おちゃらけで貶めるなどの風潮も漂います。オールドとされるメディア、具体的にはテレビ、新聞にそれがとくに顕著と聞く。
しかるに、サイバー上に活動する多くの方々が正しさを正しく評価する人々であると永寿総合病院のプロジェクトを通じて再認識に至り、一入もまさに喜びました。
肺炎の2次猖獗も間近、医療崩壊を防がなければ社会混乱が発生します。部族民として自助はさることながら、ささやかながら他助にも一灯を献ずるつもりは皆様に同じと感じる次第です。了