龍虎図鐔 文子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ba/6e0d48dd966e8e7bb3c58fd36d323e63.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/11/8874eba6b46e4e9fa9e6f63829cd47dd.jpg)
龍虎図鐔 文子
先の赤文の鐔と同じ図柄を片切彫のみで表現している。元来絵画には絵筆を走らせる墨絵がある。この筆描のような風合いを金工で再現したのが片切彫。高彫とは違った印象で面白い。先の作品はいずれも高彫に強弱変化に富んだ片切彫を加えたもの。特に虎の縞模様を片切彫で表す。この鐔は造形が奇抜で、虫食いを施しているところを考えると、虎の古画を鐔に再現した、と考えてよさそうだ。文子は赤文の弟子で、表の銘は赤文のそれであり、本作はいわば子弟の合作。この点も面白い。□
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龍虎図鐔 文子
先の赤文の鐔と同じ図柄を片切彫のみで表現している。元来絵画には絵筆を走らせる墨絵がある。この筆描のような風合いを金工で再現したのが片切彫。高彫とは違った印象で面白い。先の作品はいずれも高彫に強弱変化に富んだ片切彫を加えたもの。特に虎の縞模様を片切彫で表す。この鐔は造形が奇抜で、虫食いを施しているところを考えると、虎の古画を鐔に再現した、と考えてよさそうだ。文子は赤文の弟子で、表の銘は赤文のそれであり、本作はいわば子弟の合作。この点も面白い。□
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