波龍図鍔 (鍔の歴史)
波龍図鍔 藻柄子平塚十太夫精本
宗典の弟子の一人、ちょっと珍しい精本と銘する金工の作。宗典は多くの門人を抱えた工房として活躍していたことは良く知られている。だが、その門人の銘で遺された作は極めて少なく、この鍔は貴重な資料の一つ。しかも裏には「於相模國彫之」と添え銘があり、これも金工の動向を探る上で極めて興味深い。作風は先に紹介した雲龍図鍔にそっくり。師を倣ったことは明白。鉄地肉彫地透、金銀象嵌。70.2ミリ。□
波龍図鍔 藻柄子平塚十太夫精本
宗典の弟子の一人、ちょっと珍しい精本と銘する金工の作。宗典は多くの門人を抱えた工房として活躍していたことは良く知られている。だが、その門人の銘で遺された作は極めて少なく、この鍔は貴重な資料の一つ。しかも裏には「於相模國彫之」と添え銘があり、これも金工の動向を探る上で極めて興味深い。作風は先に紹介した雲龍図鍔にそっくり。師を倣ったことは明白。鉄地肉彫地透、金銀象嵌。70.2ミリ。□