鈴引獅子図鍔 南蛮
鈴引獅子図鍔 南蛮
獅子が鈴を引いている図は、頗る日本的な題材ではないだろうか。その図柄で南蛮の風合いを求めた、頗る面白い作。南蛮鐔の特徴の一つに切羽台を長方形にし、表面に文様を施す点も挙げられる。この鐔では、切羽台に青海波を彫り込んでいる。青海波文も多々みられる。
著作権のない時代だから何をしてもかまわなかったのであろう。南蛮鐔には銘もないし、「南蛮」で通っていたのだろう。
現代では、たとえ「著作権により使用を禁じる」といった文言や「コピーライト」の記号が付いていなくても、そのまま使用してはいけないのは当然。現在のWebの世界は、誰かが撮った写真を無断で用いたり、文章をそのまま用いたりと、無法の状況だ。どこかの記事から無断で使用したのでは、むしろ恥ずかしいだろう。使いたいのであれば使いたいと連絡してほしい。何も絶対禁止しているわけではないし、色々な書籍や雑誌にも協力している。このブログの写真もいろいろなサイトで見かける。改めて「このブログで使用しているすべての文章と写真は無断で使用することを禁止する」といった文言は用いないが、いけないことはいけない。