TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

奥津温泉

2007年11月07日 | 旅日記
奥津温泉の河鹿園に宿泊した。
20数年前に一度宿泊した老舗の旅館。
部屋は角部屋の川の見える部屋だった。
館内の一角のギャラリーに絵画や書、色紙などが飾ってあった。
創業者の光永大佑氏は、絵画や書・陶芸を好み、
茶の道にも通じる文化人であったそうだ。
奥津温泉小唄という歌の作詞もしておられる方だそうだ。
棟方志功がまだ芸術家として有名でない頃よく無料で泊まらせてあげてたとかで
館内には棟方志功の版画がたくさんかざってあった。
お風呂はつるつるするアルカリ泉でかけ流しの小さいお風呂だった。
大浴場の他に家族風呂があった。
源泉の温度が低いので露天風呂は少しぬるかった。
露天風呂は1つしかないので男女時間決めの交代制だった。
20数年前の露天風呂はもう少し大きかったように思う。
部屋で食事をいただいた。夕食も朝食も部屋食だった。
夕食は鯉のあらいやてんぷら、土瓶蒸しなどをいただいた。
この時期はこの付近はカメムシという虫が一杯いるそうで
1泊しただけでもその部屋の中だけで6匹もいた。
夕食のときにはどこからか飛んできて部屋の中をはちのように飛び回っていた。
ぬくいところが好きだそうなのでざぶとんや灰皿などの
とんでもないところにも潜り込んでいた。
暖房を入れずに障子を閉めて寝たのであくる朝起きると
廊下のところでひっくりかえって死んでいた。
あくる朝は観光客のための河原の露天風呂を使っての
足踏み洗濯の様子を見学した。
コメント
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