TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ミス・ポター

2007年11月18日 | 読書日記
ミス・ポター リチャード・モルトビーJr. 著 竹書房
ピーター・ラビットの著者である
ビアトリクス・ポターの30代の10年間を描いた
「ミス・ポター」の映画のノベライズ本。
映画を見に行けなかったのでノベライズ本を読んだ。
ピーターラビットの本がこの世に出るまでの作者の思い入れは真剣であり、
物事の本質を見抜ける、想像力たくましい女性であったのだと思った。
ピーターラビットの本を初めて製作するときに印刷所にまで足を運び、
使われる絵本の色合いに妥協をしない姿はある意味頑固な人柄だ。
それだけにピーターラビットの絵本は
世界中の人々に愛されることになったのではないのだろうか。
ビアトリクス・ポターの初めての絵本が書店に並んだとき、
こっそりとビアトリクス・ポターの本の編集担当者であり、後には
婚約者となるノーマン・ウォーンと一緒に
本を手に取るお客さんの様子をそっと見守る様子は
本当に絵本を愛する者の嬉しい姿が描かれていた。
後に美しい湖水地方に移り住み、自立していく姿は
ひとつの女性の行き方を考えさせてくれる。
映画化でビアトリクスポターの本がたくさん出版されているので
その関連本も読んでみたいと思う。
また、ミスポターの映画がDVDになったら見てみたい。

コメント
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