TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ちょっとフシギな旅行業界

2008年09月27日 | 読書日記
ちょっとフシギな旅行業界 別冊宝島編集部 編 宝島文庫
夢を売る仕事、旅行関係の仕事についての裏話が書かれていた本だった。
旅を夢を売る仕事と位置付ける本書では3章に分かれて夢と券を売る人びと、
夢を支える人びと、旅を仕掛ける人びとと題して、それぞれの仕事の苦労や
カラクリなどをわかりやすくおもしろく書かれていて初めて知ったこと多かった。
その中でも興味深かったのは発券端末と毎朝格闘しながら
鉄道の指定券などを発券する仕事だった。
仕事自体はとても地味な仕事だけれど、その中でもいろいろな苦労をしながら
切符を取っておられる工夫や苦労の数々が紹介されていた。
ツアコンの仕事も外国人の人々との奮闘話、格安ツアーの企画の苦労話にも
裏事情がたくさんあるものだと思った。
インターネットなどで直接利用者が申し込める現在ではこれからの
旅行業界の抱える厳しさがよく伝わってきた。
旅を終えて満足したお客さんの感謝の気持ちがこもった一言で
がんばる気持ちがよみがえる添乗員さんの話も印象的だった。
確かに者を売る仕事のようにははっきりと数字には表されないこともあるのだろうが、
旅を支える仕事はまさしく人々の夢をかなえる仕事なのだと思った。

コメント
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