TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

生きてるだけで100点満点

2010年11月18日 | 読書日記
生きてるだけで100点満点 日野原重明 著 ダイヤモンド社
99歳の医師、日野原先生がいのちについてご自身の体験を
振り返りながらいのちの尊さを次世代のこどもたちに語り継ぐ。
医者になろうとされたきっかけやお父さんやお母さんのこと、
ご兄弟のこと、10歳と20歳のときには大病になられたこと、
戦争のこと、ハイジャックされたよど号に乗り合わせたこと、
初めて医師になって患者さんの死に直面したときのこと、
サリン事件の被害者の方々が病院に運び込まれたときのことなど
自らの辛い体験でも読み手にはなぜか辛さを感じさせず
淡々と書かれていた。そのギャップはいのちの尊さを肌で感じて
来られた方だからこそ持ち合わせておられるたくましさ故なのだろう。
いのちを時間と定義して自分のためだけでなく、人のため、
社会のため、平和のために時間を使うことの生きがいを子どもたちに
レクチャーされているいのちの授業のDVDも付いている。
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