クマともりとひと 森山まり子 著 合同出版
今年は山里にクマが現れるというニュースを見ることが
多かった。この本は今から18年前に兵庫県のある中学校の
生徒たちが理科の先生といっしょに、クマのため、
人のため、全生物のため、クマと森を守ろうと立ち上がった
熊森活動の記録だった。この本を読んだらクマを駆除して
絶滅させてしまうことが何を意味するのかがよく分かった。
自然の森、自然林の奥山を再現させるために人生を賭けて
熊森活動の数々の実践が語られていた。
今日本人が吸っている酸素は日本の森から出るものだけでは
とうてい足りないということ、日本人は東南アジアやブラジルの
熱帯雨林が生み出す酸素で呼吸をしていて、その熱帯雨林を
切り倒す、自然破壊の先頭に立っているのも日本人であると
いうこと、国には世の中に公表していないデータが
いろいろあることなど、日本の未来や地球の未来が
もうすでに消滅の危機にあることを納得せざるを得ないと感じる
事実もたくさん語られていた。自然の森に住むクマなどの
動物たちと共存する本来の自然な姿に
戻すことの大切さを痛感する本だった。
今年は山里にクマが現れるというニュースを見ることが
多かった。この本は今から18年前に兵庫県のある中学校の
生徒たちが理科の先生といっしょに、クマのため、
人のため、全生物のため、クマと森を守ろうと立ち上がった
熊森活動の記録だった。この本を読んだらクマを駆除して
絶滅させてしまうことが何を意味するのかがよく分かった。
自然の森、自然林の奥山を再現させるために人生を賭けて
熊森活動の数々の実践が語られていた。
今日本人が吸っている酸素は日本の森から出るものだけでは
とうてい足りないということ、日本人は東南アジアやブラジルの
熱帯雨林が生み出す酸素で呼吸をしていて、その熱帯雨林を
切り倒す、自然破壊の先頭に立っているのも日本人であると
いうこと、国には世の中に公表していないデータが
いろいろあることなど、日本の未来や地球の未来が
もうすでに消滅の危機にあることを納得せざるを得ないと感じる
事実もたくさん語られていた。自然の森に住むクマなどの
動物たちと共存する本来の自然な姿に
戻すことの大切さを痛感する本だった。