TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

だいじょうぶ3組

2010年11月05日 | 読書日記
だいじょうぶ3組 乙武弘匡 著 講談社
小学校の先生となった手と足のない赤尾先生と
28人の小学5年生の1年間を描いた小説。
手と足のない赤尾先生と28人の子どもたちとの
温かい繋がりがとても魅力的に描かれていた。
だいじょうぶといつも包み込むように子どもたちを
見守る赤尾先生の1年間の奮闘記でもあった。
赤尾先生をいつも補佐する子どものときからの親友
の白石先生や先輩教師たちに囲まれ、子どもたちと
触れ合いながら自身も成長していく新米先生の姿が
とてもリアルに描かれていた。
著者の小学校教師としての体験による学校の実情や
現代の小学生の実像をうまく盛り込んであり、
実話と小説がうまく加味されていた。
次はどうなるのかが読んでいてある程度は想像できた。
小説というよりはルポルタージュと思って
読むほうがいいかもしれない。
コメント
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