TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

おしまいのデート

2011年03月14日 | ひとりごと
おしまいのデート 瀬尾まいこ 著 集英社
瀬尾まいこさんのいつものタッチのやさしさに包まれた短編小説でした。瀬尾さんの小説ではあっさりと人が亡くなってしまう小説がやけに多いのが気になりますが・・・。デートと言っても恋愛をしているカップルの男女のデートのお話と思ってはいけません。祖父と孫、教師と教え子、男子高校生たち、捨て犬と通りすがりの女性と大学生、保育園の女性の先生とその子どもと父親などデートという単語からは想像できない人と人が出会うこと、あるいは自然な出会いがこの本の中ではデートとして描かれていました。この本の中ではランクアップ丼が人情染みていて一番良かったように思います。
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