TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

藤城清治影絵展

2012年04月15日 | 旅日記
4月7日、午後から、近鉄奈良駅から徒歩で7分くらいのところにあった奈良県立美術館で開催されていた藤城清治影絵展を見に行ってきました。(当日券は大人1200円ですが、奈良県立美術館のWEBページから割引券を印刷したら1000円になります。)244作品が展示されていてとても見ごたえがありました。藤城清治さんの作品はあちこちで鑑賞しましたが、これほどたくさんの作品を鑑賞できたのは今回が初めてだったような気がします。同じ作品でも印刷された本や絵葉書の作品と光や水をうまく利用しての展示作品とは違った印象を受けるということがよくわかりました。絵本になっている『ぶどう酒びんとふしぎな旅』や『マボロシの鳥』も展示されていました。各地を旅されたときの作品では、三春の滝桜や原爆ドームが特に印象に残りました。『花と少女』は私が好きなチューリップが一杯の作品でした。その作品の藤城清治さんのコメントを見るとチューリップがお好きだと書かれていました。藤城清治さんの作品にはチューリップがあまりないなあと思っていたのでそれを知って一人で喜んでいました。この影絵展で展示されていた藤城清治さんの作品の多くに小人がてっぺんに乗っている作品が多かったです。やっぱり、小人は藤城清治さんの絵のシンボルになっているようですね。1時間半ほど鑑賞しました。こんな長く時間をかけて美術館で鑑賞した経験はあまりありませんでした。これだけの時間をかけて作品を鑑賞していたのに、時間が気になりませんでした。時間が気にならないほど、魅了されたのだと思います。美しい作品を鑑賞してとてもいい半日を過ごせました。


せっかく奈良までやってきたので、奈良公園まで行って本当は桜を見たかったです。歩道付近の桜がまだ、それほど咲いていなかったので、あきらめました。(この日から1週間後には満開になったそうで、現在もまだ満開らしいです。)美術館に4時半までいたので帰るのが遅くなってしまわないうちに帰宅することにしました。環状線代をけちって、鶴橋駅の近くの駐輪場に自転車を止めていました。帰りに自転車で通ったら、よく子供の頃に遊んだ覚えがある桜公園の桜がきれいに咲いていたのを見ることができました。昔、こんなに桜がなかったような気がします。公園内には一杯桜が満開になる寸前くらい咲き誇っていました。
コメント
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