TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

真夜中のディズニーで考えた働く幸せ

2015年12月11日 | 読書日記
真夜中のディズニーで考えた働く幸せ 鎌田洋 著 河出書房新社
以前、同じ作者が書かれた『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』を読んだことがありましたが、この本では、ディズニーランドで働きたいという夢を叶えた作者が、働くこと、夢を実現するために努力されて来られた過程やエピソード、実際仕事を通して学んだことなどが語られていました。新婚旅行でロサンゼルスのディズニーランドを訪れてからディズニーランドの魅力に引き付けられて、日本にディズニーランドができると知り、仕事を辞めてまで、何回もディズニーランドで働くために採用試験にトライするたくましさと努力の数々が素晴らしいなあと思いました。いざ、ディズニーランドで仕事をする夢が叶って、配属された仕事は、カーストディアルの清掃の仕事だったとわかったときに、清掃は大事だとは思うけれど、最初は複雑な心境だったという本根が語られていました。そして、だれもいない真夜中のデイズニーランドで清掃をする仕事に従事することになり、ウォルト・ディズニーが清潔で美しい遊園地を目指した理想を守り続けるべく、著者の恩師でもある、ディズニーランドの掃除の神様と呼ばれるチャックさんとの出会いを通して、カーストディアルの仕事の意義や大切さを実感されていく道のりはとても読みごたえがありました。 
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