昨日、海難1890を観てきました。以前、串本の大島のトルコ軍艦遭難慰霊碑を何回か訪れたことがありました。トルコ軍艦エルトゥール号遭難の子供向けの本も読んだことがありました。この映画を観て一番印象に残ったことは、エルトゥール号が大島の樫野崎沈没したときに村の人々が総出で救助されたときのシーンや命をすくうために必死で人工呼吸や応急処置の手助けをしたりしているときのシーンでした。樫野の付近は確か断崖のはずなので、あんなところで救助活動をするのはさぞ大変だったと想像しました。村人たちが助けたトルコの方々が故郷のトルコに帰国するために村人たちと別れるときのシーンにも涙が溢れました。報酬を求めず、目の前に困った人がいるときに人を助けるという行為の源に流れている誰もが本来持っている真心が、言葉の壁を越えて分かり合えること、時代を超えて人と人とのつながりになることをこの映画では教えてくれています。見ごたえがあるオススメ映画です。
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