樹木希林120の遺言 樹木希林 著 宝島社
2018年に亡くなられた女優樹木希林さんの名言集。『一切なりゆき』は以前読んだことがありました。『一切なりゆき』の本に記載されていたのと同じような印象を受けた本でした。樹木希林さんが、潔く、自然体で、人生を楽しんで生きて来られたということがよく伝わってきた本でした。図書館で見かけて、あっという間に読んでしまいました。一番最初の言葉、「幸せというのは常にあるものではなくて、自分で見つけるもの」という言葉は他の方が書かれていた本にも同じ内容のことが書かれていたなあと思い出しながら読み始めました。『一切なりゆき』が2019年ベストセラーの1位で、この『樹木希林120の遺言』が5位で、2冊とも昨年の年間のベストセラーの5位までに入っているというほど多くの方々に支持された本でした。多くの方々に支持されたのは、樹木さんの思いから発せられた生の真実が籠っていた言葉だったからかもしれないなあと思いました。