昨日、見たテレビ番組『ザワつく!金曜日 長嶋一茂 石原良純 高嶋ちさ子』の中で、純烈の方がとてもいいことを言われていました。どこかの会場で女性の方々に超人気の中澤卓也さんのコンサートが紹介されていて、そのコンサートに同じ事務所の先輩である純烈の方々がゲスト出演されていました。中澤さんが昨年の紅白歌合戦に出場できなかったという話の中で、多くのサイン色紙を見た先輩である純烈のメンバーの方が、一言言及されていたのが印象的でした。「サインを書く側からしたら、たくさん書くうちのひとつなんだけれど、もらわれるファンの方々に取ったらそのサイン色紙はたった1枚なわけで、なんか一言書くのがいいんだよ。」と、中澤さんが書いておられた名前だけのサイン色紙に中澤さんの代わりに一言付け足しておられました。そして、「人を大事にするということが大切なんだよ。」と言われていました。「人を大事にしたら返って来るんだよ。」とも付け足しておられました。純烈の方々はものすごく苦労した方々なので、この言葉はいろいろな意味が詰まっていて、深いなあと思いました。「人を大事にする」ということの奥深い意味までちゃんと知っておられて実行されておられることや自分よりも相手のことを思う心意気が素敵ですね。「人を大事にする」ということはわかっているつもりでもあらゆる方々にできる方々は少ないかもしれないです。あらゆり仕事においてもプライベートにおいても、利益がある関係の人々だけは大事にするけど、利益に関係ない人々を邪険にするような仕事のしかたや行動のしかたでは、帰ってくるものがほとんどないということなんだろうなあと思いました。見返りを求めて、行動していると見抜かれていることも多く、見返りを求めずに行動するということ自体が相手に真心を感じさせることに繋がって、目に見えない繋がりが後にたくさんできて行き、継続されていくのだろうと想像します。純烈の方々が多くの方々に支持されておられるのは、真心がファンの方々にもきちっと伝わっているからなんだろうということがよくわかりました。このサインの話を聞いておられた、番組のメインキャストのおひとりである、長嶋一茂さんが「一度もサインを書いたことがないよ。」と暴露されていて、番組で長嶋さんのサインを欲しい方々を募集されていたのも驚きでした。
今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊 著 アスコム
2800人を看取ったホスピス医の著者が、人生にとって大切なことが何かを説かれていた本でした。書店で偶然見つけて買って読んだ本でした。患者さんの心の叫び、最後の究極の苦しみ、患者さんを見守る家族の苦しみ、様々な苦しみを目の当たりにされた著者が、人生の最終段階で気づくもの、患者さんの支えになるもの、患者さんと家族の永遠の心の繋がりを保てることができるようにするにはどうしたらいいかなどについて、言及されていました。自分が亡くなるときに、何が心の支えになっていたかを知ることは、まだ今生きている間に、いざというときのことを考えるための手ほどきでもありました。また、身近に大切な人の最期を看取るときの心構えの手ほどきにもなった本でした。この本に記載されていたことを実感できたことを最近経験したので、気になった内容が記載されていた箇所がありました。そのうちのひとつは、「死が目前に迫り、意識がなくとも、周りの声は届いている。」ということが記載されていた箇所でした。このことは、この本を読む前からある方に聞いていたので、話ができなかったけれど、毎日、起きていたときは声掛けをしてきました。最期の日の2日前からはずっと眠っていたので、声掛けをしませんでした。意識がなくても、話ができなくても、最期の瞬間まで、ずっと声掛けをしていたらよかったと後悔しました。話ができなくても、言葉にして、心の絆をしっかりと築いていたら、残された者は、孤独を感じることがなくなり、自分自身が苦しいとき、悩んでいるときにも、そのつながりが必ず支えになるはずだということ、一方で、患者さんが穏やかな気持ちで最後のときを迎えられるから、最後まで思いやりを持つことが大事と書かれていました。亡くなる寸前に心穏やかな気持ちだったのか、もっと声掛けしていたらよかったと思いました。もう一箇所は、「人は、絶対に後悔しない道を選ぶことはできません。」と書かれていた箇所です。病院に入院させてしまったことなど、いろいろと後悔してしまったことをよく思い出しますが、大切な人を失った悲しみが、「穏やかに生きる」ことで癒されると書かれていたのを読むと、少し救われた気持ちになりました。このような本を読むのは、ちょっと心が疲れすぎていたのかもと気が付きました。もうなんかふっ切れたので、しばらくこのような感じの本を読むのは止めておこうと思ったきっけを作った本でした。