〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

『サングラハ』第160号が出ました!

2018-08-04 | サングラハ教育・心理研究所関係
 岡野守也先生のブログから転載する。
 過去記事の再録がしばらく続いたが、ぜひ下記リンクの記事をお読みいただきたい。極めて困難であろうが、現在進行している環境危機、日本と世界の持続可能性の危機に関する中長期的な対処の方策はほぼこの線で間違いないと思う。

 サングラハの会報については、入会のほかPDF版で購入できるので是非お読みいただければと思う。
 特に「唯識と論理療法」講義録は、論理療法が世界や人生への不条理感にも著効があることと、その実際の適用が語られており、先に絶望しそうな現在の情勢で「しなやかに強く」生きる知恵とできると思う。
 筆者の『徳川時代の宗教』書評もまだ連載をやっている。高名なロバート・ベラーの著作に対する書評としては一見迂遠のようだが、彼が問題とした「民族性」には明らかに最重要の要因として「母語の特性の強制」がかかわっていると思われる。そのことを踏まえて、ベラーの見た日本の伝統精神がいかなる意味を持つか、今後書いていければと思う。

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 この記録的猛暑は、いつまで続くのでしょうか。まだ当分、耐えるしかなさそうですね。

 当面そして当分は耐えてやり過ごして秋を待つしかないとしても、中長期でいえば、できること・やるべきことがあると思います。

 ここのところ、過去記事の再録をして、かなりの数の読者に読んでいただくことができました。有難うございます。

 続きを早く読みたいという方は、ぜひ記事メニューに掲載した「持続可能な社会の条件」「持続可能な国づくりとスウェーデン・モデル」「環境と心の成長」の過去記事をご覧ください。

 今後とも、新しく書くことがあれば書いていきますし、再録もしたいと思っていますが、これまでお伝えしたいと思ってきたことの大筋は、ほぼすべて上記の記事で書いたという感じもしています。

 ところで、当研究所の会報誌『サングラハ』の最新号が出来ました。目次は以下のとおりです。


  『サングラハ』第160号 目次

 ■ 近況と所感…………………………………………………………2
 ■『唯識三十頌』を学ぶ(1)………………………… 岡野守也… 6
 ■ 唯識と論理療法を融合的に学ぶ(10) ………………… 〃…… 22
 ■ 新・ゴータマ・ブッダのことば(12) …………………羽矢辰夫… 31
 ■ 渡辺京二と近代の超克(9) …………………………高世仁…… 33
 ■ 中立国スイスとスウェーデンを参考に
    将来の民主主義国の在り方を考える(3)………増田満……… 39
 ■ 書評『徳川時代の宗教』(R・N・ベラー)(8) ……三谷真介…… 47
 ■ 講座・研究所案内 ……………………………………………… 50
 ■ 私の名詩選(59) 道元、実朝の雨の歌………………………… 52


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