〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

高松講座:「よくわかる空海入門」のお知らせ

2018-03-09 | サングラハ教育・心理研究所関係
 サングラハ教育・心理研究所の岡野守也先生の新講座(高松市)について、先生のブログから転載する。 

 空海講座については以前岡野先生が空海『十住心論』に関する著作を出された際、もう10年以上前になるが東京の講座で受講した覚えがある。時間がたつのは早いものだと実感する。

 空海という人物は、最近娯楽映画にもなっていて、名前だけはよく知られているが、その思想の高みというか壮大なスケールの包括性は、当の私たち日本人にほとんど知られていない。
 うろ覚えだが当時の東アジアの全思想を統合する壮大な枠組みを提示していたことだけは記憶している。無名の若者として唐にわたり、帰国後はその時代の天皇をも仏教上の弟子とし、日本という国にその理想を実現しようとした、人物としても日本人には珍しい宗教的・政治的大人物であったようだ。

 岡野先生によれば、まさに日本精神史の一つの最高峰であるとのこと。実際にその通りだと感じる。その人物をエンタメ映画にとどめるのでは矮小化というか、日本人として残念というかもったいないのではないか。
 空海の再発見の機会として、彼の地元・四国方面の方は受講されてはいかがだろうか。


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 4月からの高松水曜講座をどうするか、なかなか決まらなかったのですが、地元香川・讃岐の偉人である弘法大師空海についてお話をすることにしました。

 下に掲載したチラシの案内文等の文字が小さくてがやや読みにくいかもしれませんので、以下載録しておきます。


 
「お大師さん」として尊敬され親しまれてきた弘法大師空海は、八十八カ所巡礼の創始者とされ、真言宗・真言密教の祖師であり、地元香川・讃岐出身の最高の偉人であることは言うまでもありません。
 しかし、お大師さん・空海のどこが偉大なのか、満濃池修築や伝説的な超能力などの話を別にすると、その教え・思想の内容は意外に知られていないようです。
 筆者は、真言宗に所属してはいませんが、縁あって、本を書くに到るまで学びをさせていただき、これまで真言宗の布教師や檀信徒のみなさんへの講義・講演をさせていただく機会も度々いただいてきました。
 これまで研究所の講座では、ブッダ、唯識、空・般若思想、最近は如来蔵経などのお話をお伝えしてきましたが、今回は半年をかけてしっかりと、地元で讃岐の偉人・空海が今私たちに何を語りかけてくるか、できるだけわかりやすく解きほぐしてお話しし、ご一緒に学びたいと思っています。(講師より)

日 時:前期 4月4日、18日 5月16日、30日 6月6日、20日

会 場:サンポートホール高松(Tel. 087-825-5000)52会議室
    高松市サンポート2-1(JR高松駅、琴電高松築港駅、徒歩3分)

参加費:一般1万5千円、年金・専業主婦・非正規雇用の方1万2千円、学生6千円

申し込み:サングラハ教育・心理研究所
    メール:okano@smgrh.gr.jp Fax:087-899-8178
    氏名、年齢、性別、連絡先(電話、メール等)を明記の上、上記へ






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